工藤、沢、MFのレアンドロドミンゲスと決定力の高さを誇る柏レイソルは現在、4点の差をつけてJ1のチーム得点王。では何故、シーズン半ばでブラジル人FWの加入なのか。JEFユナイテッドでプレーしたことのあるネット・バイアーノだ。その後成長はしているはずだが、レイソルを次のレベルに押し上げるための役者であるのか、それともまとまっているチームを乱す要素になるのか、注目してみよう。
一方、多数の負傷者、オリンピック出場選手、さらに高橋を出場停止で欠くFC東京の戦力は現在著しく低下している。長谷川と石川がエンジン全開でプレーするなら、この試合、高得点の好ゲームが期待できる。最近5試合でわずか1勝、得点も1試合当たり1点強の東京は、献身的なMFから供給されるチャンスを活かす工夫が必要だ。だがこの試合、高得点での引き分けになるような気がする!
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Jリーグ J1 プリビュ 7月7日 18:00 浦和レッズ vs. サガン鳥栖 (埼玉スタジアム)
浦和レッズ — MF山田の今季出場は絶望的。DFスピラノビッチには退団の噂があり、戦力外。FWエスクデロとポポの出場の見込みは薄い。
サガン鳥栖 — DF木谷は9月まで欠場。MF高橋は復調間近だが、この試合はまだ無理。
両チームの対戦は、今年のナビスコ杯での1戦のみで、サガン鳥栖の勝利。これがJ1での初試合となる。
浦和レッズ(点27勝7敗3分6差+5)のここ4戦は、ガンバ大阪とのラッキーな勝利の他は、FC東京、セレッソ大阪、ベガルタ仙台とすべて引き分け。成績は芳しくないが、上位チームのもたつきもあり、首位との差はわずか勝ち点5。総得点がわずか20と少ないレッズだが、強力なストライカーがいれば首位にいるはずだとの声も多い。
そのレッズを勝ち点3の差で追うサガン鳥栖(点24勝6敗4分6差+4)は、J1初参戦を大方の予想をくつがえす活躍で乗り切ってきたが、ここのところ息が切れかかっている。この試合での1勝は、自信を喪失しないためにも、チームの立ち直りに必要だ。逆に敗戦してしまうと、このままズルズルと順位を下げていってしまうことが考えられる。ここ最近の5試合は、コンサドーレとガンバに勝利している。この試合、浦和レッズの勝利!
プレビュー ガンバ大阪 vs. サガン鳥栖 5月25日 金曜日 19:00(万博記念競技場)
ガンバ大阪 — DF加地は少なくとも1ヶ月出場の見込みなし。MF佐々木の出場も危うい。DFエドゥワルドは脚の骨折。FW川西も足の骨折からの回復待ち。
サガン鳥栖 — MF水沼はU23代表としてフランス滞在中。MF高橋は1ヶ月間出場の見込みなし。
両チームは今回初顔合わせ!
次の火曜日にACLの試合があるガンバのため、今試合は金曜日の開催。ただ、決勝トーナメント進出が果たせなかったガンバにとっては、金曜日の夜の開催はさほどプラス材料にはならないかも。ガンバ大阪(点9勝2分3敗6差-9)はここ2試合を引き分けているが、降格枠から抜け出すためには勝ち点が5必要な位置にいるため、勝利が欲しい。ACL敗退はすでに決定しているため、今後はチームの立て直しと来季に向けての位置固めに集中したい。
サガン鳥栖(点17勝4分5敗2差+4)は、ここ5試合中、前節の敗戦以外は4試合すべて引き分けている。ホームではいまだ無敗を続けているが、水沼を欠く今節のアウェイ戦は厳しいだろう。一方のガンバもベテランの加地を怪我で欠くが、丹羽大輝のような若手RBが台頭するには絶好のチャンスだ。ガンバとしてはこのチャンスは是非ともモノにしたいものだ。ここで勝てないようだと、シーズンも三分の一以上を消化している今、安全圏は手の届かぬところに行ってしまうかもしれない。ガンバ大阪の勝利に期待!
5月20日 FC東京3-2サガン鳥栖 – ゲーム リポート
共に今季昇格を果たしたチーム同士の戦いは、J1にふさわしい内容だった。開始早々からサガン鳥栖のペースが続き、後半14分に大方の予想を覆す2-0のリードとなったとき、誰もがサガンの勝利を疑わなかった。が、ドラマは後半に待っていた!
ただ前半、FC東京に先制のチャンスがなかったわけではない。長谷川のお膳立てから放たれた高橋のシュートはゴールを逸れ、梶山の巧みなスナップシュートもポストの内側を叩いてゴールに嫌われる!鳥栖は、前半42分、水沼の強烈なシュートがゴールネットの天井を突き刺し、後半14分、クロスの処理を誤った相手GK権田がこぼしたボールを豊田が決める。
ドラマはその後、FW渡邊が途中出場したとき始まった。0-2で迎えた後半30分、反転しながら技ありの右足ボレーで1点目。6分後、ルーカスのクロスをDF徳永が折り返したところを押し込んで同点!大逆転は、同43分、FKのこぼれ球は顔面にあたってゴールに吸い込まれた。このハットトリックは、本人はラッキーだと思うかもしれないが、適宜に適所にいることが良いストライカーの証である!
Jリーグ プリビュ− 14:00 サガン鳥栖 vs. 大宮アルディージャ(ベストアメニティスタジアム)
サガン鳥栖 — FW豊田が出場停止。DF大谷とMF高橋は負傷のため長期離脱。
大方の予想を覆して現在5位と奮闘しているサガン鳥栖 (点16勝4分4敗2差+4) にとって、豊田の欠場は痛い。だが、開幕後まだ10試合しか消化していないこの時点で、浮いたり沈んだりと乱調の大宮アルディージャ (点14勝4分2敗4差-5) なら、勝算は濃厚といったところか。この試合、鳥栖のホームゲームというのも大きな要因だ。ホームまだ負け知らずの鳥栖が記録を伸ばし続けるか。
一方の大宮アルディージャ (点14勝4分2敗4差-5) は先週、ホームゲーム3連勝を達成したが、アウェイのヴィッセル戦では3-0と苦汁を飲まされている。大宮も、今季順位表の半ばあたりを目指すのであれば、チョ・ヨンチョルや東らがチームを引っ張り、ブラジルから来たカルリーニョスにも上田康太を控えに回してしまうくらいの働きを期待したい。豊田の欠場はあるが、私は敢えてサガン鳥栖の勝ちを予想する!
過去10年間で、大宮の6勝、鳥栖の1勝、引き分け試合が1つ。(すべてJ2) J1では、今回が初顔合わせ。
PREVIEW – セレッソ大阪 vs. ヴィッセル神戸 5/6
セレッソ大阪 — DF高橋、少なくとも2週間は出場の見込みなし。
ヴィッセル神戸—後任監督がまだ決定されていない中、安達ヘッドコーチが暫定監督を務める。FW大久保は、負傷を押してでも、古巣とのこの一戦に臨みたい。FW田代は、少なくとも2週間は出場の見込みなし。
和田監督交代後の大宮アルディージャ戦、ヴィッセル神戸 (点12勝4分0敗5差-3) は、小川、李光善、茂木の得点で完封勝ち。茂木の得点は、交代後、ファーストタッチだった。このままの勢いで乱調セレッソを倒したい。大宮戦で2-7-1の布陣を敷いたヴィッセルだが、安達暫定監督によれば心理的に相手を動揺させるためだとのこと。また、朴康造も先発に使い、メンバーをいじっている。新監督就任前の、安達監督にとっては最後の一戦。限界の戦いを期待する。
先週、ジュビロ磐田を倒したかと思えば、木曜日、コンサドーレ札幌に初白星を献上する乱調セレッソ大阪 (点13勝4分1敗4差+2)。試合が始まるまでは全く予測のつかないセレッソだが、平均の法則では良いチームだということになる。ただ、この試合に限っては、監督解任という劇薬の効果が切れない神戸に軍配が上がるか!
過去10試合中、ヴィッセル5勝、セレッソ3勝。引き分け2試合。昨季は、2試合とも3得点でヴィッセルの勝利!
PREVIEW – サガン鳥栖 vs. ベガルタ仙台 – 5月3日
チーム状況
サガン鳥栖 – 金民友は出場停止。MF高橋はあと1ヶ月は出場の見通しなし。
ベガルタ仙台 — 赤嶺は今節も不在。
ゲーム・プレビュー
8試合を消化した現時点で首位をひた走るベガルタ仙台(点22勝7分1敗0差+13)は、広島と浦和を、勝ち点では6差、得失点差でも大きく引き離している。「はたしてこのまま行けるのか」、「Jリーグ杯にまた新しい名が刻まれるのか」、よく聞く質問だが、時間が答えを出してくれるだろう。シーズンが進むにつれて、プレッシャーが強くなってくるのは確かだ。関口がこのまま調子を保ち、太田と赤嶺がチャンスをものにし続けるなら、独走するベガルタに追いつくのは困難になっていくことだろう。
サガン鳥栖(点14勝4分2敗2差+4)は今季のサプライズ・チームだ。J1初デビューの今季、2位チームに勝ち点で2差の5位は、大方が降格争いを見越していた当初の予想を大きく覆すものだ。前節は、2011年度チャンピオン柏とアウェイで引き分けている。首位ベガルタの勢いも止めてしまうのか!低得点の引き分けと見る!
直接対決
両チームの直接対決は、J1ではこれが初の組み合わせになるが、過去23試合で引き分けはわずか1試合!仙台の13勝、サガンの9勝。
Match Preview – サガン鳥栖 vs アルビレックス新潟 – 4月21日
サガン鳥栖–MF高橋が3ヶ月の離脱を見込まれている。
アルビレックス新潟–MF中村の復帰は少なくとも1ヶ月先になる見通し。
今季6戦3勝とJリーグ・ファンを驚かせているサガン鳥栖(勝点6勝3分1敗2得失点-2)は、同じ昇格組のコンサドーレ札幌のような問題もなく、好調だ。3勝の内容は、不調に喘ぐマリノス、坂を転げ落ちる神戸を倒し、サンフレッチェ戦は金星に等しいものだった。このサガンに対し、前節ついに初勝利をものにしたアルビレックス(勝点6勝1分2敗3得失点-2)がいかに挑むのか?
アルビレックスはこの後、ベガルタ、サンフレッチェ、FC東京、レッズとの試合を控えており、勝ちはあまり期待できそうもない。巷で囁かれているJ2降格への流れを止めるためにも、この試合には勝利したいところだ。鳥栖とのアウェイゲームを戦う新潟には、少なくとも勝ち点1を持ち帰れるような健闘を期待したい。
一方、ベガルタ、レイソル戦を控えている鳥栖も今後の日程は厳しい。J1選手にふさわしい仕事をしている豊田をはじめ、チームはJ1定着に向けた努力をしているが、自力だけでは無理な部分があるのも事実だ!低迷を続けるコンサドーレ、アルビレックス、マリノス、アルディージャに加え、さらに1、2チームが降格争いを演じてようになるのだろう(だが、ガンバとアントラーズは上位に上がってくる)。そこに加わらないためにも、取れるときに勝ち点をしっかり取っておく必要がある。ではあるが、今日の試合は引き分けだろう!
両チームのJ1での対決は今回が初めてなる。2003年のJ2では4試合をすべてアルビレックスが勝利している。ただ、サガンが自力を増し加え、新潟が苦戦を強いられている今、賽の目はどう出るか?