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Jリーグ J1 プリビュ 7月7日 19:00 横浜Fマリノス vs. セレッソ大阪 (三ツ沢競技場)

横浜Fマリノス — MF中村はもう2週間の欠場。DF天野は今季離脱。MF小倉はあと2週間で出場の見込み。
セレッソ大阪 — MF清武はニュルンベルクFCに移籍。MFキム・ボギョンはすでに各国代表に帯同中。

泥沼のスタートから復活の兆しを見せていた横浜Fマリノス(点23勝5敗3分8差+3)、5戦無敗は無視できない成績だが、得点力が決定的に不足している。救いは、わずか13の失点という、サガン鳥栖に並ぶリーグ一のディフェンス力にある。ただ、降格ゾーンから安全圏に逃れるには、得点力アップが絶対条件となる。

一方、調子の浮き沈みの大きさではリーグ・トップのセレッソ大阪(点18勝5敗8分3差-4)は現在、負けや引き分けという面で「安定」してしまっている。清武の移籍、キム・ボギョンの韓国代表帯同(その後のヨーロッパへの移籍の可能性大)、加えて来週に迫った扇原、山口のオンピック出場による離脱を考えると、セレッソには今日の1勝が必要になる。どう贔屓目に見ても、今後は苦しい戦いが予想されるからである。この試合を落とすようなら、降格争いに巻き込まれるだろう。勝負は引き分けか!

Jリーグ J1 プリビュ 7月7日 19:00 柏レイソル vs. 名古屋グランパス – 国立競技場

柏レイソル — DF酒井は西ドイツに移籍。負傷者は控えのGK二人だけ。
名古屋グランパス — FW玉田は手術後2ヶ月間の欠場。MF磯村、中村の二人は少なくとも2ヶ月間の欠場。ひざの手術を受けたGK楢崎はこの試合には出場の見込み。

過去10年間の両チームの対戦成績は、グランパスの6勝4敗4分け。ただ、グランパスは2009年のアウェイ戦以降、勝利なし。

乱調の名古屋グランパスを迎え撃つ柏レイソル(点27勝8敗5分3差+7)は、鹿島アントラーズとの引き分け試合をはさんで現在連勝中、4位に浮上している。出だしこそ躓いたが、順調に勝ち点を積み上げての首位3差は、他のチームにとっては要注意だ。先週末はガンバを相手に10本のシュートで6点を叩きだしており、まさに効率的だ。
ここ2試合を引き分け、セレッソには敗北を喫している名古屋グランパス(点25勝7敗5分4差+1)は、勝ち点こそレイソルに2点差しかないが、今ひとつ調子が上がらない。今節を最後に、先月多くの得点を叩きだしたFW永井が、ロンドン・オリンピック出場のためチームを離れる。大きな穴があくことになるが、この試合の勝利で勝ち癖を取り戻したいところだ。
試合は、引き分けか!

Jリーグ J1 プリビュ 7月7日 14:00 札幌 vs. 新潟 (札幌厚別公園競技場)

コンサドーレ札幌 — DFジェイド・ノースが出場停止。MF高木は2ヶ月の欠場。FM前田は少なくとも8月末まで出場の見込みなし。
アルビレックス新潟 — DF金珍洙はひざの故障で2ヶ月間の離脱。MF中村は足の骨折のため3ヶ月の欠場。MF内田、今季の出場は絶望的。

7試合でアルビレックスの4勝、コンサドーレの2勝、1引き分け。内4試合は2003年J2でのもの。ここ3試合は、今年のナビスコ杯、2008年のJ1での2試合で、すべてアルビレックスの勝利。

今季まだわずか1勝のコンサドーレ札幌(点4勝1敗14分1差-27)にとって、もう1勝するための最大のチャンス。すぐ頭上のチームとの勝利をきっかけに浮上できるか?だが、得点10、失点37の最下位チームには引き分けがせいぜいか。
対するは、柳下采配の初戦となったエスパルス戦の勝利に、ヴィッセル神戸戦の敗北を挟み、前節は引き分けたアルビレックス新潟(点13勝3敗9分4差-12)。勝ち点3を積み上げ、ガンバ大阪にプレッシャーをかける絶好のチャンス。だが、札幌も必死の戦いを挑むだろう。勝負は引き分け!

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 18:00 横浜Fマリノス vs. 名古屋グランパス (日産スタジアム)

マリノス — MF中村が捻挫のため欠場。DF天野の今季出場はなし。
グランパス — FW玉田は少なくともあと1ヶ月は欠場の見込み。MF磯村、中村は少なくとも9月までは欠場。
最近10年間の対戦成績は、グランパスの7勝4敗7引き分け。
ここ4試合でわずか1得点の横浜Fマリノス(点22勝5敗3分7差+3)だが、戦績は1勝3分け。このチームにゴールを期待するのは酷だともいえるが、J1最少の12失点のディフェンス力をもってすれば、ホームでの勝ち点1は確実にキープできる。
一方、中断開けの2試合に連勝した勢いをガンバに止められた名古屋グランパス(点24勝7敗5分3差+1)も、ここまで得点がわずか22点と、得点力不足に悩む。2-2で引き分けたガンバ戦での2得点は、玉田の欠場を補う永井の活躍によるもの。グランパスに一つの明るい材料を提供している。この試合はまた、スコアレスのドローとなりそうだ!

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 18:30 鹿島アントラーズ vs. 名古屋グランパス

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 18:30 鹿島アントラーズ vs. 名古屋グランパス (鹿島スタジアム)
名古屋グランパス — MF磯村の今季出場はほとんど見込めない状態だが、DF新井の負傷からの近い復帰は期待できそうだ。MFダニルソンの出場も見込めない状況。MF中村の復帰も1ヶ月は見込めそうもない。
過去10シーズンの対戦成績は、鹿島アントラーズの14勝7敗2引き分け。
開幕から不調に苦しんでいた鹿島アントラーズ(点17勝5敗6分2差+3)もようやく調子を取り戻し、ここ2試合は、ヴィッセル神戸を相手にシュート数では14対7と撃ち負けていた試合に勝利し、どん底コンサドーレには7-0の圧勝と、連勝中だ。開幕当初は無得点試合が続いたアントラーズだったが、興梠と大迫のコンビで9得点を稼ぎ出すなど、得点力も上がっている。ここ5試合でわずか1勝、ACLチャンピオンズリーグにも敗退し、下り坂を滑り落ちている名古屋グランパス(点17勝5敗5分2差-2)には勝っておきたいところだ。チームのこの悪い流れを変えるべく、ストイコビッチ監督が様々な策を練るグランパスには、安泰なポジションはない。ただ、この試合に関しては、鹿島アントラーズの勝利が妥当!

5月19日 横浜Fマリノス0-0ガンバ大阪 – ゲーム リポート

両チームともに見せ場の少ないゲームだった。前半18分、ガンバは、左サイドから遠藤が右足を振り抜くと、マリノスGK飯倉が辛うじてバーの上に掻き出す。マリノスも、前半終了寸前に得たFKを中村が蹴るが、ボールはゴールの上を外れていく。
後半開始早々、マリノスはマルキーニョスのお膳立てから小野が力強いシュートを放つが、惜しくもGK木村の好セーブに防がれる。今季まだ無失点試合のないガンバにとっては異例の展開だ。後半41分、ゴールラインぎりぎりからの倉田のパスに藤春が反応するが、シュートはGKに阻まれてしまう。こうして試合は0-0のスコアレスのまま終了した。マリノスが5連勝を逃したこのゲームは、ガンバ久々の無失点試合となった!

横浜Fマリノス2-1コンサドーレ札幌 – 5月6日

すでに2回のチャンスを逸した大黒の3回目、ミスに齋藤が粘ってからみ、こぼれ球を中村が豪快にけり込む。古田の同点ゴールで振り出しに戻った後半33分、今度は谷口が高さのあるヘディングで突き放す。マリノスの3連勝。


PREVIEW – 川崎フロンターレ vs. ジュビロ磐田 – 5月3日

こう着状態の両チーム?

チーム状況
川崎フロンターレ — DFジェシ、あと2ヶ月は出場の見込みなし。
ジュビロ磐田 — DF千代反田もまだ出場の見込み立たず。GK川口は長期離脱

ゲーム・プレビュー
前節、ホーム開催のサンフレッチェ広島戦では、ゴールゲッター佐藤寿人の活躍を許し、川崎フロンターレ(点10勝3分1敗3差0)は、風間新監督に勝利を贈ることができなかった。稲本を初めてセンターバックとして起用した新監督だったが、DFジェシを欠いていたこともあり、うまく機能しなかったので、バックラインの立て直しが必要になる。この不振状態からの脱却には、やはり中村憲剛に期待がかかるが、問題は、中村一人の力でそれが可能かということだ。今季、苦しい戦いを余儀なくされるチームのひとつとして、私はフロンターレを挙げていたが、現在の選手層を見ると苦戦はしばらく続きそうだ。

ジュビロ磐田(点14勝4分2敗2差+2)も、今季の不振を予測できたもう一つのチームだ。現在の順位が決して実力に裏付けられたものでないことは、じきにわかるだろう。前節のセレッソ大阪戦では、ディフェンス陣の脆さを露呈したジュビロだったが、今節のフロンターレの前線もそれなりの選手を揃えている。ベテラン川口の不在もさらなる不安材料だ。この試合は低得点の引き分けゲームになるか?
レナトらを擁するフロンターレにはセットプレーという強みがあるが、狡猾さと運動力を欠くためJ1の長丁場を乗り切る力はない。引き分けの公算大!

直接対決
共に7勝ずつ、引き分けが2試合と、五分五分だ

川崎フロンターレ1-4サンフレッチェ広島 – 4月28日

今週のレポートは、相馬監督に代えて風間監督の新体制となった川崎フロンターレのゲームから。風間監督の初采配は、GKに西部、センターバックに森下と稲本を据える布陣を敷く。本来はボランチの位置から球をさばいていた稲本だが、はたしてこの采配はどう出るか?

前半15分、先制点は広島。中盤の細かいパス回しから、左を駆け上がる山岸に佐藤からボールが出る。山岸がそのままボールを持ち込み、左足を振り抜くと、ボールはゴールの右隅へ。一方、川崎は前半33分に同点に追いつく。中村からの絶妙のスルーパスにDF伊藤が反応、ゴール前の密集を抜け出して右足外側で決めたゴールだった。

そのわずか5分後、サンフレッチェが追加点。走力で稲本に勝った石原が、倒れ込みながらGK西部の出際を狙ったゴールを決める。試合は2-1でハーフタイムへ。後半は開始早々の2分、千葉のロングフィードが右サイドのミキッチに出る。そのまま持ち上がったミキッチが低いクロスを入れると、ゴールエリア内に走り込んだ佐藤が確実に決めた。その後、後半33分、再びミキッチからのピンポイントのクロスを佐藤がヘディングで合わせて、試合を決定づける。風間フロンターレにとっては厳しいスタートとなった。

Match Preview – サガン鳥栖 vs アルビレックス新潟 – 4月21日

サガン鳥栖–MF高橋が3ヶ月の離脱を見込まれている。
アルビレックス新潟–MF中村の復帰は少なくとも1ヶ月先になる見通し。

今季6戦3勝とJリーグ・ファンを驚かせているサガン鳥栖(勝点6勝3分1敗2得失点-2)は、同じ昇格組のコンサドーレ札幌のような問題もなく、好調だ。3勝の内容は、不調に喘ぐマリノス、坂を転げ落ちる神戸を倒し、サンフレッチェ戦は金星に等しいものだった。このサガンに対し、前節ついに初勝利をものにしたアルビレックス(勝点6勝1分2敗3得失点-2)がいかに挑むのか?
アルビレックスはこの後、ベガルタ、サンフレッチェ、FC東京、レッズとの試合を控えており、勝ちはあまり期待できそうもない。巷で囁かれているJ2降格への流れを止めるためにも、この試合には勝利したいところだ。鳥栖とのアウェイゲームを戦う新潟には、少なくとも勝ち点1を持ち帰れるような健闘を期待したい。
一方、ベガルタ、レイソル戦を控えている鳥栖も今後の日程は厳しい。J1選手にふさわしい仕事をしている豊田をはじめ、チームはJ1定着に向けた努力をしているが、自力だけでは無理な部分があるのも事実だ!低迷を続けるコンサドーレ、アルビレックス、マリノス、アルディージャに加え、さらに1、2チームが降格争いを演じてようになるのだろう(だが、ガンバとアントラーズは上位に上がってくる)。そこに加わらないためにも、取れるときに勝ち点をしっかり取っておく必要がある。ではあるが、今日の試合は引き分けだろう!

両チームのJ1での対決は今回が初めてなる。2003年のJ2では4試合をすべてアルビレックスが勝利している。ただ、サガンが自力を増し加え、新潟が苦戦を強いられている今、賽の目はどう出るか?