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PREVIEW – 川崎フロンターレ vs. ジュビロ磐田 – 5月3日

こう着状態の両チーム?

チーム状況
川崎フロンターレ — DFジェシ、あと2ヶ月は出場の見込みなし。
ジュビロ磐田 — DF千代反田もまだ出場の見込み立たず。GK川口は長期離脱

ゲーム・プレビュー
前節、ホーム開催のサンフレッチェ広島戦では、ゴールゲッター佐藤寿人の活躍を許し、川崎フロンターレ(点10勝3分1敗3差0)は、風間新監督に勝利を贈ることができなかった。稲本を初めてセンターバックとして起用した新監督だったが、DFジェシを欠いていたこともあり、うまく機能しなかったので、バックラインの立て直しが必要になる。この不振状態からの脱却には、やはり中村憲剛に期待がかかるが、問題は、中村一人の力でそれが可能かということだ。今季、苦しい戦いを余儀なくされるチームのひとつとして、私はフロンターレを挙げていたが、現在の選手層を見ると苦戦はしばらく続きそうだ。

ジュビロ磐田(点14勝4分2敗2差+2)も、今季の不振を予測できたもう一つのチームだ。現在の順位が決して実力に裏付けられたものでないことは、じきにわかるだろう。前節のセレッソ大阪戦では、ディフェンス陣の脆さを露呈したジュビロだったが、今節のフロンターレの前線もそれなりの選手を揃えている。ベテラン川口の不在もさらなる不安材料だ。この試合は低得点の引き分けゲームになるか?
レナトらを擁するフロンターレにはセットプレーという強みがあるが、狡猾さと運動力を欠くためJ1の長丁場を乗り切る力はない。引き分けの公算大!

直接対決
共に7勝ずつ、引き分けが2試合と、五分五分だ

PREVIEW – サンフレッチェ広島 vs. アルビレックス新潟 – 5月3日

チーム状況
サンフレッチェ広島 — 森崎和幸が出場停止
アルビレックス新潟 — ブルーノ・ロペスが出場停止

ゲーム・プレビュー
前節、アウェイゲームでフロンターレを一蹴したサンフレッチェ広島(点16勝5分1敗2差+8)は、首位を走るベガルタ仙台に更なるプレッシャーをかけるべく、この一戦に臨む。17位と低迷するチーム相手に得点の荒稼ぎを狙っているに違いない!体調万全の佐藤寿人は、右に構えるミキッチからの供給を受けて得点を重ねている。今日も高得点ゲームが期待できる。
これまでの8試合、アルビレックス新潟(点5勝1分2敗5差-4)は、乱調のセレッソ大阪に唯一勝利したのみで、引き分けは2つ、後は黒星を重ねている。全8試合で挙げた得点はわずか4点と悲惨なチーム状況だ。シーズン前、私はアルビレックスの降格を予想したが、今季これまでの経過からも、その予想を覆すようなものは何一つない。「放蕩息子」矢野貴省の海外移籍からのチーム復帰は、サポーターにとっての吉報だった。ただ、出場の機会に恵まれず、ベンチにすら入れなかった内容の乏しい移籍ではあった。チームが低迷しているのも不思議ではない!この試合、サンフレッチェ広島の勝利!

直接対決
戦績は通算、サンフレッチェの10勝、アルビレックスの4勝、引き分けが7試合。2009年以来、アルビレックスは勝利していない。

PREVIEW – サガン鳥栖 vs. ベガルタ仙台 – 5月3日

チーム状況
サガン鳥栖 – 金民友は出場停止。MF高橋はあと1ヶ月は出場の見通しなし。
ベガルタ仙台 — 赤嶺は今節も不在。

ゲーム・プレビュー
8試合を消化した現時点で首位をひた走るベガルタ仙台(点22勝7分1敗0差+13)は、広島と浦和を、勝ち点では6差、得失点差でも大きく引き離している。「はたしてこのまま行けるのか」、「Jリーグ杯にまた新しい名が刻まれるのか」、よく聞く質問だが、時間が答えを出してくれるだろう。シーズンが進むにつれて、プレッシャーが強くなってくるのは確かだ。関口がこのまま調子を保ち、太田と赤嶺がチャンスをものにし続けるなら、独走するベガルタに追いつくのは困難になっていくことだろう。
サガン鳥栖(点14勝4分2敗2差+4)は今季のサプライズ・チームだ。J1初デビューの今季、2位チームに勝ち点で2差の5位は、大方が降格争いを見越していた当初の予想を大きく覆すものだ。前節は、2011年度チャンピオン柏とアウェイで引き分けている。首位ベガルタの勢いも止めてしまうのか!低得点の引き分けと見る!

直接対決
両チームの直接対決は、J1ではこれが初の組み合わせになるが、過去23試合で引き分けはわずか1試合!仙台の13勝、サガンの9勝。

PREVIEW – 浦和レッズ vs. 横浜Fマリノス – 5月3日

マリノスにとってレッズは強すぎる!

チーム状況
浦和レッズ — 山田直輝が負傷のため長期離脱
横浜Fマリノス – 冨澤が出場停止。DF天野が負傷のため長期離脱。トレーニング中のマルキーニョスは、出場可能だとしても体調はいまだ万全ではない

ゲーム・レビュー
前節、共に勝利をおさめた両チームは、勝ちを続けて弾みをつけたいところ。現在、得失点差で広島に劣るが勝ち点では2位に並ぶ浦和レッズ(点16勝5分1敗2差+4)。過去2シーズン、ふがいない成績で終わっているので、ここできちんの勝ち星を重ね、首位ベガルタを追走したい。ペドロヴィッチ監督の3バック・システムはいち早く選手に浸透している。センターバックを試していたキー・プレーヤーの阿部勇樹も、坪井の復帰により、ディフェンシブなMFに定着している。
一方の横浜Fマリノス(点7勝1分4敗3差-2)は、前節のヴィッセル神戸戦で、7分間に3得点というゴールラッシュで、待望の今季初勝利をものにした。チームにとって貴重な1勝ではあるが、まだまだ内容が伴っていない。この勝利により監督交代が保留状態にあることで、不満を抱いているサポーターも少なくないはずだ。この試合でも苦戦は避けられないだろう。監督解雇は時間の問題だろう。
浦和レッズの勝利試合!

直接対決
J1とナビスコ杯で通算24試合。レッズ10勝、マリノス9勝、引き分けが5試合。2011年度は、双方ともアウェイ戦を勝利している

PREVIEW – 清水エスパルス vs. 鹿島アントラーズ 5月3日

アントラーズの復調を止めるか、エスパルス!

清水エスパルス – アレックス・ブロスケとジミー・フランサは二人とも出場停止

FC東京を相手に、イエロー8枚、レッド2枚が飛び交う荒れた戦いを制した清水エスパルス(点15勝5分0敗3差+1)だが、今節はフランサとアレックス・ブロスケの二人を出場停止で欠く。フランサの穴はさほどでもないが、アレックス・ブロスケの欠場は痛い。東京戦を9人で戦った試合でサブとして起用された高原と高木が今日は先発起用される可能性もある。開幕当初の低迷から立ち直り、3連勝中の鹿島アントラーズ(点10勝3分1敗4差+1)を向こうに、エスパルスは好調を維持していきたい。
古傷を抱える小野伸二はまだ90分を戦えるコンディションではないが、清水は、若手とベテランがうまく溶け合ってきている。
鹿島は前節のガンバ大阪戦で5ゴールを決めている。無論、相手DFとGKのふがいなさも見方してくれたが、シーズン当初のチーム状態からすると、興梠や大迫らは自信を深めている。MF遠藤も、ガンバの遠藤を上回る仕事をこなし、ポテンシャルの高さを見せつけている。本山や小笠原が徐々に姿を消していくことになるチームの今後に、新たな希望の星となっていくはずだ。
負傷者、出場停止者続出だが、勝利するのは、やはりエスパルス!

過去通算、鹿島10勝、清水4勝。引き分け8試合。前回は鹿島の勝利だったが、その前の4試合で、引き分け試合全8試合の3試合を記録している。

Sagan Tosu v. Vegalta Sendai – preview May 3rd

Tosu to Hold the Top Club?

Sagan Tosu – Kim Min Woo is suspended. MF Takahashi out for at least another month.
Vegalta Sendai – Akamine still missing.

Vegalta Sendai (P8 W7 D1 L0 GD +13) are runaway leaders after eight games, SIX points clear of Sanfrecce and Reds and with a much better goal difference. The question everyone is asking is can they keep it up? Will there be another new name on the trophy at the end of the season? Time will tell, but the pressure will begin to grow for the top team as the season progresses. If Sekiguchi remains in form and Ota and Akamine keep putting away chances, it will be progressively harder for teams to catch Vegalta as they run away at the top.
Sagan Tosu are this year’s surprise team so far. In their first season in J1, they have confounded the critics and sit in 5th place, just two points off 2nd and do not look like the relegation contenders that many took them for this campaign. Last time out they held 2011 champions Reysol away from home and I think they can also hold the top team! EXPECT A LOW SCORING DRAW!

23 meetings between these teams, all in J2 so far, have produced only one draw! 13 wins for Sendai, nine for Sagan. This will be their first meeting in J1.

Sanfrecce Hiroshima v. Albirex Niigata – preview May 3rd

Sanfrecce too Strong for Struggling Niigata!

Sanfrecce Hiroshima – Kazuyuki Morisaki is suspended.
Albirex Niigata – Bruno Lopes is suspended.

Sanfrecce Hiroshima (P8 W5 D1 L2 GD +8) walked all over Kawasaki Frontale at the weekend, away from home to boot, and will be looking to increase the pressure on runaway leaders Vegalta Sendai in this game. Against a team second from bottom after eight games they must fancy themselves to score a few goals! Hisashi Sato is in fine form and his supply from Mikic, in particular, on the right wing is paying huge dividends. Expect more goals for Sanfrecce today.

Albirex Niigata are just dire … EXPECT a WIN for SANFRECCE HIROSHIMA!

Kawasaki Frontale v. Jubilo Iwata – PREVIEW – May 3rd

Kawasaki Frontale v. Jubilo Iwata – Stalemate for Frontale and Jubilo?

Kawasaki Frontale – DF Jeci is missing for at least two more months.
Jubilo Iwata – DF Chiyotanda still expected to be missing. GK Kawaguchi out long term.

Kawasaki Frontale (P8 W3 D1 L4 GD -3) failed to win under new coach Kazama at home last time out, capitulating 4-1 to in-form Sanfrecce Hiroshima and their captain, and leading goalscorer Hisashi Sato. The new coach decided to put Inamoto at centre back for the first time but that obviously did not work, but he will still be missing DF Jeci so needs to find something to cover the back line better than last time. Kengo Nakamura will have to lead this team out of the doldrums but will he be able to do it all alone? The team that was one of my tips to struggle this season WILL continue to struggle with this set of players.

Jubilo Iwata (P8 W4 D2 L2 GD +2) were another team I did not expect to do well this season and I still feel they are in a false position and will be found out soon, but probably not against Kawasaki Frontale. Cerezo Osaka opened them up like a plastic can last time out and a decent forward line will not have a problem against this defence, especially without veteran goalkeeper Kawaguchi. Perhaps we are in for a low-scoring draw?

For Frontale the likes of Renato might have a set play in them but do not have the guile and effort to be a force in J1 all season long. Expect a DRAW!

Seven wins each, and two draws over the years, very even.

REPORT – 清水エスパルス1-0FC東京 – 4月28日

自分で自分の首を絞めるようなところがあったが、私の予想した通り、この試合はエスパルスの勝利となった。決勝点が生まれたのは、清水がフランサとアレックスの二人を退場で失い、高木と高原を交代投入してからだった。ペナルティエリア内からの高木のシュートに、キーパーは反応することもできなかった。その時点まで、主審の西村さんはルールブックに則り厳格なジャッジをしていた。プロの審判なので、ルール通りに試合を裁いて当然なのだが、臨機応変で柔軟な対応もまた同時に求められる。笛が鳴った後でボールを蹴ってしまったフランサから、ハーフウェイライン上での「チームのために身を犠牲にした」小野伸二によるシニカルなファウルまで、オレンジ色のユニホームによるありとあらゆる反則が主審の手帳に書き込まれる。アレックス・ブロスケの2枚目のイエローも、主審の目の前で、故意にフリーキックを遅らせようしたもので、自らの墓穴を掘ったことになってしまった。
フランサの2枚目のイエローには論議の余地がある。主審をはじめ、相手チームの反応、観客、審判団次第でどちらにも判定できる類いだ。浮き球をヘディングに行こうとしたフランサの腕が相手の顔面に入った場面だが、その倒れ方はいかにも大げさだった。審判団は、協議の末、カードを出した。どちらにも転びかねないこういったケースが、今日はエスパルスにとって不利に転じたわけだ。決勝点(そしてレッドカード)までは、フランサのつかんだチャンスが最大のチャンスだった。行く手を遮るDFもなく、ゴールへと走ったフランサだったが、プレーに時間がかかり過ぎ、シュートを放ったときにはDFに囲まれてしまっていた。またシュートも弱かった。
9人となったエスパルスに、FC東京は勝利を実感したが、ホームチームのDF陣は固く、カウンターで相手の背後を狙う高原らのイメージ通りの攻撃がとうとう実を結ぶ。ゴドビ監督をはじめ、ベンチ中が乱舞したこの決勝点で、エスパルスは勝ち点3を積み上げた!

REPORT – セレッソ大阪3-2ジュビロ磐田 4月28日

3点目をキム・ボギョンが叩き込んだ後半38分の時点で、セレッソの勝利を疑う者はいなかっただろう!清武の先制点、後半2分の扇原の追加点と、セレッソの航海は順風満帆・・・だったが、タイタニックと同様、行く手には災害が待ち受けていた!セレッソ沈没までには至らなかったが、試合終了間際、ジュビロの反撃は突然に襲ってきた!後半42分には山田大記、ロスタイムにはチョ・ビングクのゴールと、ジュビロ反撃ののろしも時がすでに遅過ぎた。好不調の波が激しいセレッソの試合は、ファンにとってはハラハラドキドキの連続だ。だが、勝ち点3をきちんと結果として積み上げるあたりは、さすがセレッソ!