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JSoccer Magazine Jリーグ J1 プリビュ− 9月29日

清水エスパルス vs. ベガルタ仙台 (日本平) — エスパルス、ベガルタを苦しめる!

清水エスパルスは、ベンチスタートにはなるだろうが、高木がハムストリング筋の負傷から復帰する。アレックス・ブロスケはUAEのアル・アインFCに、小野伸二はオーストラリアのウエストシドニー・ワンダラーズに移籍のため、エスパルス・ファンに別れを告げる。育成プログラムから上に上がって来ている石毛ら若手、大前や高木らが活躍している今、エスパルスの未来は明るいが金賢聖に得点がもっと欲しい。
経験の無さを露呈するのも時間の問題と、批判の声も多い中、ベガルタ仙台は未だに謎の存在だ。ちょうど昨年の今頃も勢いが止まり、低迷した時期があったが、それを経験としている今季はどうだろうか。2節前、サンフレッチェ戦を落としたのは確かに痛かったが、先週のヴィッセル戦では先制された試合をひっくり返して勝利を収めている。チーム内の雰囲気は決して悪くはない。ベガルタには必勝の試合だが、清水エスパルスが勝つような気がする。



Alex Brosque at Al-Ain

 

サンフレッチェ広島 vs. サガン鳥栖 (広島ビッグアーチ) — そして、鳥栖も広島を苦しめる!

前々節は頂上決戦でベガルタを倒し、前節は終了間際の森脇の決勝点で名古屋を下したサンフレッチェには、確かに勝者独特の強さがある。ただ首位を走るプレッシャーに経験の浅さがどう出るか。広島は、我慢強く、泥臭く前を向き続け、ゴールを奪い続けているが、今節の鳥栖のディフェンスは固い。サガン鳥栖は得点こそ33と少ないが、堅固な守りで広島の攻撃を凌げれば、お得意の低得点試合に持ち込めるし、豊田ら攻撃陣の調子次第では得点シーンすらあるかもしれない。大方の予想に反して、私はこの試合、引き分けと見る。


 

FC東京 vs. ジュビロ磐田 (味の素ス) — 東京、ジュビロの覇権制覇の夢を断ち切るか?

春先のACLで躓きを皮切りに、負傷者の続出、勝ったり負けたりの乱調FC東京を象徴するかのように、今月上旬、サンフレッチェに土をつけたかと思えば、大宮アルディージャに敗れ、不調のどん底にいる川崎にも星を落とす。だが、勝ち点では今節の対戦相手ジュビロとはわずか5点差しかない。この試合の1勝は、チームにも、我慢に我慢を重ねているサポーターにも大きい。
一方、上位3チームに食い込むチャンスをことごとく逃してきたジュビロ磐田。前節は弱小チーム新潟に今季初(?)の零敗を喫している。順当勝ちしていたなら、3位レッズに勝ち点1差まで迫れたのだから悔やまれる。そのレッズもガンバに大敗。上位3チームに名を連ねる代価、それがこのプレッシャーなのか。この試合、引き分け!


 

アルビレックス新潟 vs. 名古屋グランパス (東北電ス) — グランパス、アルビレックスをさらなる奈落の底に!

ここ2試合、必死の引き分け劇を演じたアルビレックスだが、大宮、ガンバ、セレッソも勝ち点3を取っているので、降格圏から逃れるためにはもう勝利しかない。勝つには得点が絶対に必要だが、今季の新潟にはその得点力がない。26試合で17得点は貧相だ。ディフェンス力はあるので、攻撃陣に奮起を促したい。
グランパスは、前節のサンフレッチェ戦を土壇場の逆転で落としたが、勝っていれば首位まであと3ポイント差まで迫っていられただけに悔やまれる。残り8試合で現在首位とは勝ち点9差。上位チームが僅差で混戦状態にあるため、今季はどんなことでも起こり得る。厳しい道ではあるが、名古屋、まずは目の前の試合に勝つことだ。名古屋グランパスの勝利!


 

ヴィッセル神戸 vs. セレッソ大阪 (ホームズ) — ヴィッセル、勝てば実質勝ち点6!


ここ4試合で勝ち点わずか1のヴィッセル。このままでは降格争いに巻き込まれてしまう可能性もでてきた。回避するには、今後数試合で1、2勝は絶対に必要だ。セットプレーのスペシャリストの野沢、セットプレーを卒なく決める好フォワードの田代と都倉、そして小川、森岡らの若手陣、未来に向けて好材料が揃う。
対するセレッソは乱調の極み。試合ごとに内容が全く変わる。清武とキム・ボギョンを海外移籍で失い、(扇原と柿谷が続くか!)扇原と山口をロンドン五輪で欠いていたチーム事情も一貫性を欠く要因ではある。最近、監督の交代があり、クルビが復帰。天皇杯は全く眼中になく、ひたすらJ1残留を目指す。ここ5試合で3勝は、とりあえずチームを降格圏外に出してはいるが、ガンバとアルディージャの好調さは不気味だ。この試合、ヴィッセルにもセレッソにも大きな意味を持つ。ヴィッセルの僅差勝利!

 

大宮アルディージャ vs. 横浜Fマリノス (NACK5) — マリノス、大宮の行く手を阻む。
ここ5試合で3勝、現在2連勝中の大宮、今季も例年のように辛うじて降格を免れるのだろうか。ただ、セレッソもガンバも調子は上向き。最下位札幌を相手に大量5得点。ノバコビッチのハットトリックは、大宮にとってもJ1初の記録。この煽りを受けるのはヴィッセルか、それともアントラーズか。上位も下位も混戦のJ1だ。今節の相手マリノスは、無敗記録の後、連敗が続き、先週ようやくアントラーズに勝利。
一方のマリノスは、このところミスの多い中沢が負傷で欠場。斎藤、小野、大黒らが存在感を示す絶好のチャンスだ。シーズン当初の低迷状態から見れば、ファンにとってはJ1中位でも満足だろうが、一時はACL出場権すら狙える位置にいたことを考えれば、残り8試合、何かをしてくれるだろうか。好調アルディージャとがっぷり四つで、この試合は引き分けか!


 

ガンバ大阪 vs. 鹿島アントラーズ (万博記念競技場) — ガンバ、アントラーズを降格争いに引きずり込む!

レアンドロ擁するガンバは強い!前節のレッズ戦5-0の大勝は、強いガンバの復活の兆しか。名古屋とのアウェイ戦を5-0、コンサドーレ戦を大量7点で勝利したガンバは現在J1得点王!ただ、失点もコンサドーレに次ぐJ1ワースト2の汚名を消すべく今節も零封を狙う。レアンドロが勿論その鍵を握る。
一方のアントラーズも人材は豊富だ。若手も順調に伸びてはいるが、まだチームとしてまとまっていない。大迫や遠藤らはベテラン勢に取って代わることができるが、外人勢のもう少し良い人材を獲得したい。ガンバは、この試合に勝てば、鹿島に勝ち点2差まで迫る。安全圏はつい目の前だ。ガンバ大阪の勝利!


 

柏レイソル vs. 浦和レッズ (国立競技場) — レッズ、前節の5-0の屈辱から立ち直れるか!

前節、ホームで強いサガン鳥栖にアウェイで敗れ、順位を入れ替えられてしまったレイソル、残すは8試合、どう立て直していくか。勝てばゲーム差1に迫る今節のレッズ戦は、実質勝ち点6の試合。ネットバイアーノの加入は、工藤、沢、田中らがそつなくゴールを決めていたチームには、やはり不必要な贅沢だった。このブラジル人選手の加入でチームはむしろ陰りが出始めている。レイソルは、はたしてその点に気づき、日本人選手を起用して戦いに勝てるか。
レッズは、前節の大敗を忘れ、リーグ制覇に向けて今後の試合に集中していく必要がある。サンフレッチェやベガルタにないシーズン制覇の経験をレッズは持っている。シーズン終盤の戦略を知るレッズには、すぐ上にいる上位2チームにないアドバンテージがある。ただ、原口にはゴールにこだわってもらいたい。最近のレッズの得点は、MFやDF(槙野!)からで、FWに結果が望まれる。今節の試合は、浦和レッズの勝利!


 

川崎フロンターレ vs. コンサドーレ札幌 (等々力) — 札幌、不調フロンターレから勝ち点1?

前節ラッキーな勝利で、降格圏からはやや距離を置いた位置にいるフロンターレ。今節は最下位コンサドーレ、勝ち点を積み上げる絶好のチャンスだ。
一方のコンサドーレには、最下位独走、ワースト得点数、最高失点数、J1史上最弱と、前向きな言葉が出てこない。新加入のテレ、ラモンもチームの改善になっていない。エージェントの売値で安易に買い取ってしまったのか。可哀想なのは、今季FC東京から移籍したオーストラリア人選手ノースだ。何がサッカーの神を怒らせてしまったのか、首をかしげているに違いない。この試合、川崎フロンターレの勝利しかない!

Jリーグ J1 ゲーム リポート 9月15日

ガンバ大阪1-1アルビレックス新潟
ガンバはレアンドロが先取点を挙げて主導権を握ったが、前半に追加点を決め切れなかったのが痛かった。後半は一転、アルビレックスのペースとなり、耐え切れずPKを献上。ブルーノロペスが決め、降格争いのこの「大一番」は引き分けとなった。

ヴィッセル神戸1-2ジュビロ磐田
ヴィッセルは前半、田代の頭での折り返しを小川が押し込んで先制。残りあと30分の奥井の退場で流れは一転、ジュビロは、山崎、山田の得点で勝利をもぎ取る。尚、ジュビロの2点目は、茂木に対するあからさまな反則だった。

柏レイソル3-1コンサドーレ札幌
前半は流れるような攻撃から、大谷、工藤がゴールを連取。大量点を予感させるも、大谷のシュートがポストを叩き、レアンドロドミンゲスががら空きのゴールを外すなど、再三の決定機を生かせない。コンサドーレは榊が1点を返すも、レイソルは、後半途中出場の田中がダメ押し点を決めて、久々の勝利を手にした。

セレッソ大阪0-2名古屋グランパス
前半38分に田口がFKを直接入れると、後半23分には、パスが細かく行き交い、闘莉王の肘が相手ディフェンダーの頭に入るなど、混戦の中、低いクロスに反応したケネディが頭脳的なゴールを決めた。雷雨により、試合開始が1時間以上遅れた。

清水エスパルス1-1FC東京
前半21分、FC東京、石川のシュートがバーを叩くと、32分、エスパルスも金賢聖がゴールに迫る。先制は前半終了直前の大前のゴールだった。米本からボールを奪うと、そのまま突進、ドライブのかかった長距離弾を叩き込む。FC東京はショートコーナーからチャンスをつかみ、ゴール前の混戦の中、ブチチェビッチが脚の間を鮮やかに通して同点に追い付いた。

川崎フロンターレ2-2鹿島アントラーズ
アウェイの鹿島、興梠が前半6分、17分のPKと、11試合ぶりの得点で2点を連取。試合の流れは鹿島に大きく傾いたように思われたが、その直後、川崎は実藤が1点を返し、後半32分には大島のミドルシュートがGK曽ヶ端の手をはじき、同点に追いつき、引き分けた。後半途中出場のジュニーニョが古巣を相手に決定的なチャンスを作ったが、決め切れず、鹿島にとっては勝ち点3を逃す試合となった。

大宮アルディージャ1-0サガン鳥栖
貴重な決勝点は菊池のヘディング。菊池は終了間際にもポスト直撃弾を放つなど活躍。アルディージャは、この勝利で降格圏から取り敢えずは脱出した。

サンフレッチェ広島2-1ベガルタ仙台
広島が仙台との首位攻防戦に競り勝ち、首位に返り咲いた。サンフレッチェの先制点は、後半3分の森崎和のゴール。思い切りよく蹴ったボールは、相手ディフェンダーに当たって大きくコースが変わりゴールイン。ベガルタは、後半25分に赤嶺のダイビングヘッドで同点に追いつくが、その8分後、左サイドの清水からの折り返しを右サイドの石川が落ち着いてさばき、クロス。GKに当たったが、駆け込んだ高萩がたたきつけ、勝ち越しのゴールネットを揺らした。グランドを強く叩いたシュートは、そのままゴール上を超えてしまうような勢いだった。この決勝点で、広島は仙台を首位の座から引きずりおろし、三度目の首位奪還となる。

横浜Fマリノス1-2浦和レッズ
横浜マは前半5分、小野裕二のクロスからマルキーニョスのゴールで先制するも、その後はレッズがうまく中盤を使う。槙野のお膳立てから柏木が繊細なタッチでGKの頭上を越すループシュートで同点にすると、後半19分には、槙野自らが決勝点を入れる。原口の強烈なシュートをGK飯倉が辛うじて手で落とした跳ね返りを決めた。

JSoccer Magazine Jリーグ J1 プリビュ− 9月15日

19:00 川崎フロンターレ vs. 鹿島アントラーズ (等々力ス)
勝ち点が欲しい両チーム、相譲らず。
川崎フロンターレにとっては、降格争いに巻き込まれないためには必勝のゲームとなる。前節、ヴィッセル神戸に辛勝の苦い教訓が鹿島戦に活かせるかどうか、勝ち点3が欲しい川崎。計算上はまだ安心できないだけに、プレッシャーをどう跳ね除けるか。ただ、今季調子が上がらない鹿島が相手なので、この試合、引き分け!

19:00 ガンバ大阪 vs. アルビレックス新潟 (万博記念競技場)
実質勝ち点6のこの試合、ガンバ、必勝
降格圏をやっとの思いで脱け出したガンバも、その見事な連勝はレアンドロに負うとろこが大きく、負傷欠場の前節はやはり鳥栖に敗れてしまった。実質勝ち点6のこの試合をものに出来るかどうかは、レアンドロの肩にかかってくる。
対するは、これまでの24試合でわずか16点とJ1最少得点チームのアルビレックス。ここ4戦で3敗と調子は一向に上がらず、このままJ2の道をたどるのか?
ガンバ大阪の勝利!


18:00 セレッソ大阪 vs. 名古屋グランパス (長居競技場)
好調セレッソ、復調グランパス!
ここ5試合でわずか1敗、ここ2試合は連勝中のセレッソが好調だ。負傷者が復帰し、五輪からも主力が戻った今、残された10試合をこのまま乗り切ってJ1の好位置を確保したい。
一方のグランパスも、五輪から永井が、負傷からケネディと玉田が復帰。連敗から立ち直り、現在2連勝中。
この試合、引き分け!


18:30 大宮アルディージャ vs. サガン鳥栖 (熊谷)
サガン、大宮を突き放す!
今日の試合はどうしても落とせない、大宮!前節、10人の戦いとなった埼玉ダービーでレッズを制したその勢いも、鳥栖の堅固なディフェンス陣を崩せるか。先週、天皇杯でカマタマーレ讃岐に苦杯をなめたショックから立ち直り、サガンも連勝街道に戻りたい。
サガン鳥栖の勝利!


19:00 柏レイソル vs. コンサドーレ札幌 (柏ス)
レイソル、得失点差をさらに伸ばすチャンス?!
数字的には降格決定、負傷者も増え、新加入のテレとラモンもジンクスに苦しむ札幌!24試合61失点のディフェンス力で柏レイソルの攻撃力を阻めるかどうか。シーズンも後半に差し掛かったこの時期に、ネット・バイアーノを獲得したレイソルにとっては、この加入がチームのリズムを壊していないことが好材料。
ただこの試合、柏レイソルの勝利の他に可能性は見えない。


19:00 清水エスパルス vs. FC東京 (日本平)
エスパルス、「シリーズ」2戦目を制する!
ナビスコ杯準決勝第1戦目に続き、リーグ戦での連勝を狙うエスパルス。ファンとしては、あの見事なダイビングでペナルティを得た丸山にブーイングを集中させて、ナビス杯準決勝2戦目を戦う前に、対戦相手FC東京を心理的に痛めつけておきたい。
一方、ようやく不調から脱したFC東京は、懸念していた降格圏への後退もどうやら抜け出し、ナビスコ杯決勝進出に向けて、この試合で弾みをつけたい。今季続出していた負傷者もようやく復帰し、一貫性が戻った今、チームには方向性が感じられる。ただ、ナビスコ杯に目を向けながらのこの試合、そう上手く事は運ばないかもしれない。
清水エスパルスの勝利!


19:00 サンフレッチェ広島 vs. ベガルタ仙台 (広島ビッグアーチ)
上位2チーム、勝ち点を分け合うか?
頂上決戦は文字通り勝ち点6をめぐる戦いとなる。ここ数節、目まぐるしく順位を入れ替えあっている両チームだが、得点・失点数、得失点差も極めて似通っている。この試合の1勝は実に大きな意味を持つ。前節の天皇杯ではお隣りのソニー仙台に辛勝したベガルタだが、幸い、負傷者はいない。前期は後半に力尽きて、ACLの出場権も逃がしたその経験が、今季どのように活かせるか?ベガルタがこのまま進撃を続けるかどうか、いささか疑問視しているが、はたしてどうだろうか?ただ、サンフレッチェには負けられないこの試合、引き分け!

19:00 ヴィッセル神戸 vs. ジュビロ磐田 (神戸ユニバーシアード)
復調ヴィッセルも勝ち点1止まりか?
先週、天皇杯で下位チームに苦杯を喫したヴィッセル、熱心なサポーターのためにも、ここでの敗戦は是非とも避けたい。順位表では、3位まで「わずか」9点差だが、降格圏にも勝ち点9差と、微妙ではある。
一方、前節のサンフレッチェ戦を引き分け、その前のレイソル、セレッソ戦に連勝しているジュビロ磐田は、上位チームに必死に追いすがっている。J1トップの得点力も、こと守備力に関しては不安だ。そこで予想できるのは、高得点の引き分け!


19:00 横浜Fマリノス vs. 浦和レッズ (日産ス)
レッズ、マリノスの連敗を継続!
久しく無敗を続けていたマリノスも、アウェイのセレッソ戦を落とし、FC東京に敗れて、勢いが失くなってしまった。マリノス・バブルの破裂だ。そのマリノスにとって、今節のレッズ戦は厳しい試合となる。上位2チームが凌ぎ合う今節、現在3位につけるレッズのこの試合の勝利は必須だ。このチャンスを逃しはしないだろう。
浦和レッズの勝利!

Jリーグ J1 プリビュ− 8月25日 18:00 清水エスパルス vs. 浦和レッズ (エコパス)

清水エスパルスは、LB李記帝とCBヨンアピンが出場停止。DF吉田は体力テストを受けている。
復活を始めたエスパルスにとって、この試合が試金石となる。エスパルスが勝利すれば、レッズに勝ち点1差まで肉薄できるが、敗れれば積み上げた自信がへこみ、勝ち点差も7に開いてしまう。得点力不足に悩む両チームだが、アレックス・ブロスケのサポートを大前と高木が得点するなど、ここ数試合、エスパルスの得点感覚は戻ってきている。オンピック後移籍の金賢聖もエスパルスでの初ゴールを狙う。
エスパルスが、高得点試合を制する!

Jリーグ J1 プリビュ−8月18日19:00 サガン鳥栖 vs. 清水エスパルス (ベストアメニティスタジアム)

エスパルスが戻って来た!2節前に首位サンフレッチェを倒し、続くナビスコ杯では高木の土壇場の決勝弾により4-3の接戦で名古屋を制し、前節はリーグ戦でも名古屋を倒したエスパルスは、ブロスケ、大前、高木が得点者の中に名を連ねて、ようやく峠を越した感がある。アレックス・ブロスケと、ちびっこコンビの大前・高木が完全復調を果たすなら、エスパルスの前進は今後も止まりそうもない。
東京ヴェルディへの期限付き移籍でジミー・フランサが抜けた外国人枠を早々に埋めるべく、エスパルスはキム・ヒョンソンを期限付き移籍で獲得している。高原らの力をうまく引出し、大前や高木らをサポートする能力は脅威だ。
前半戦は、まずはJ1での位置を確保することに着実に努めたサガン鳥栖は、現在、首位まで2試合差の6位。今日の試合を落とすと、エスパルスに並ばれてしまう。非常な混戦状態のJ1だが、このままホームストレッチに向かうのか。ホームゲームにはもっぱら強いサガンだが、目下快調のエスパルスとのこの試合、清水エスパルスの勝利だろう。

Jリーグ J1 プリビュ 8月11日 18:00 清水エスパルス vs. 名古屋グランパス (日本平)

グランパスは、オリンピックに出場中の永井と、攻撃の中心選手の玉田とケネディを負傷で欠く。ストイコビッチ監督の苦心の策は、闘莉王をトップに置く布陣。闘莉王も監督の期待に応え、前節のヴィッセル戦では4得点の大車輪の活躍!闘莉王がこの試合でもトップを張ることになれば、カルフィン・ヨン・ア・ピンらエスパルス・ディフェンス陣は手を焼くことになる。
一方のエスパルスは、20試合中21得点と決定力不足のため内容に結果が伴わない試合が続く。だが、失点も23と少なく(内5失点は、レイソル戦で9人での試合を強いられた時)、この試合も低得点の引き分けが予想できる。だがエスパルスは不調状態を脱したように思えるので、この試合、清水エスパルスの勝利!

Jリーグ J1 プリビュ 7月14日

18:00 清水エスパルス vs. 柏レイソル (アウトソーシングスタジアム)

エスパルス、J1通算1000ゴール達成なるか!?

チーム状況

清水エスパルス — 負傷者報告なし。

柏レイソル — MF大谷が出場停止。負傷者はDF藤田と控えGKの二人。

直接対決

過去10年間の両チームの対戦成績は、レイソルの8勝7敗3分け。エスパルスは、2008年8月以降勝利なし。

ゲーム・プレビュー

J1通算1000ゴールにあと1点と迫って久しい清水エスパルス(点25勝7敗6分4差+2)だが、ここ5試合の成績も、スコアレスドローが3試合、得点わずかに1とくすぶっている。絶望的にストライカーを必要としているチームは、新外人獲得資金の調達のため、アレックスの放出を考慮している。またフランサのJ2への期限付き移籍の話も持ち上がっている。J1最強のディフェンス力を誇る清水がトップを狙うには、得点力アップが不可欠だ。

7戦連続無敗記録を名古屋グランパスに止められた柏レイソル(点27勝8敗6分3差+6)。RB酒井の抜けた穴は確かに大きいが、選手層の厚さで何とか凌げるはずだ。しかし今夜の試合は、清水エスパルスの勝利!

 

 

19:00 大宮アルディージャ vs. ヴィッセル神戸 (NACK5スタジアム大宮)

アウェイ戦大勝で、ヴィッセル、完全復調を遂げるか?

チーム状況

大宮アルディージャ — MF橋本、内耳炎のため、1ヶ月ほど欠場。

ヴィッセル神戸 — 先週欠場のMF/FW森岡、今夜は出場の見込み。DF岩波はU19代表チームに帯同中。負傷中のFW田代は復帰可能だが、まだ体調不完全。

直接対決

過去7年間J1およびナビスコ杯での対戦成績は、アルディージャの6勝5敗5分け。

ゲーム・プレビュー

降格争いに関わらないシーズンを期待したサポーターの願いとは裏腹に、大宮アルディージャ(点19勝5敗8分4差-13)は、節を重ねるごとに順位を下げている。この試合後、東がオリンピックチームに帯同してしまうのも痛い。だが、ベルデニック監督のもと、チームは後半戦での巻き返しを図る。

一方のヴィッセル神戸(点24勝8敗9分0差-2)は、西野新監督采配に着実に順応している。前節のベガルタ戦も、結果こそ伴わなかったが、内容は確かに良くなってきている。チームとしてまとまりがあるヴィッセルが、先週のようなゲームを展開できれば、アルディージャの苦戦は必至だ。ヴィッセル神戸の勝利!

 

 

19:00 アルビレックス新潟 vs. 浦和レッズ (東北電力ビッグスワンスタジアム)

レッズ、さらに上へ進撃!

チーム状況

アルビレックス新潟 — DF金珍洙はひざの故障で2ヶ月間の離脱。DF村上は出場停止。DF中村は足の骨折のため3ヶ月の欠場。MF内田、今季の出場は絶望的。

浦和レッズ — MF山田の今季出場は絶望的。FWエスクデロとポポの出場は見込み薄。

直接対決

過去10年間の対戦成績は、レッズの15勝2敗3分け。新潟の2勝は2005年と2006年。

ゲーム・プレビュー

アルビレックス新潟(点16勝4敗9分4差-11)は、前節、最下位チームに1-0で辛勝したが、負傷者が多く、降格ゾーンの深みから抜けられない。対する浦和レッズ(点30勝8敗3分6差+6)は目下連勝中。ベガルタ、サンフレッチェの隙を窺っている。得点力不足に悩み、ストライカーを切望しているレッズだが、オリンピック代表から外れた鬱憤を晴らすべく、原口元気が前節同様ゴールを決めて存在感を見せつけるか。浦和レッズの勝利!

 

 

19:00 ジュビロ磐田 vs. コンサドーレ札幌 (ヤマハスタジアム)

ジュビロ、この試合に勝たずして。

チーム状況

ジュビロ磐田 — MFベク・ソンドンは韓国オリンピックチームに帯同中。MF松岡は膝靭帯の損傷で6ヶ月の離脱。GK川口の今季出場はなし。FW金園も9月まで欠場。

コンサドーレ札幌 — MF河井は1ヶ月の欠場。MF高木は2ヶ月の欠場。FM前田は少なくとも8月末まで出場の見込みなし。

直接対決

これまで3試合。2008年は1勝ずつを分け合い、今季は開幕戦でスコアレスドロー。

ゲーム・プレビュー

前節のサンフレッチェ戦を含め、ここ5試合で3敗のジュビロ磐田(点27勝8敗6分3差+9)は6位に後退。得点こそ34と強力だが、失点も多いジュビロが上位に留まるためには得失点差を大きくしたいところ。今夜の試合は、大量得点の完封勝ちを狙いたい。

一方のコンサドーレ札幌(点4勝1敗15分1差-28)は、1勝1分けの勝ち点4と、J1歴代チーム中最悪の成績。得点力のあるジュビロを相手に、今夜も失点献上は必至。シュビロ磐田の勝利!

 

 

19:00 名古屋グランパス vs. ベガルタ仙台 (豊田スタジアム)

名古屋、仙台に立ちはだかるか!

チーム状況

名古屋グランパス — DF/DMダニルソンは出場停止。FW玉田は手術後2ヶ月間の欠場。MF磯村、中村の二人は少なくとも2ヶ月間の欠場。

ベガルタ仙台 — DF鎌田は出場停止。DF上本は出場まであと1、2週間か。

直接対決

両チームの対戦成績は、2003年以降グランパスの4勝2敗2分け。

ゲーム・プレビュー

前節レイソルの無敗記録を阻止した名古屋グランパス(点28勝8敗5分4差+2)は無敗中、5位に浮上している。オリンピック代表に選出された永井が好調で、ゴールを量産(また、ケネディのゴールなどをアシスト)している。玉田が欠場中の今、オリンピック前の永井最後の出場試合を、グランパスはものにしたい。

今季まだ2敗のベガルタ仙台(点35勝10敗2分5差+19)は現在、優勝した昨年度の同時期とほぼ同じような成績。もっとも前節のヴィッセル戦が示すように、ひと頃の首位チームにふさわしい支配率や内容は影を潜めている。ただ、結果が付いてきているのは、ベガルタが勝ち組だからなのか、今後後退し始めるのか、私は後者と見るが。名古屋グランパスの勝利!

 

 

19:00 ガンバ大阪 vs. 横浜Fマリノス (万博記念競技場)

ガンバ、待ち望まれる復活へ!

チーム状況

ガンバ大阪 — FWレアンドロは出場資格会得。MF佐々木は練習に復帰。FW川西も足の骨折から回復、練習に復帰。DF加地、エドゥワルドはともに欠場。DF中沢は練習中に骨折、2ヶ月の欠場。FWパウリーニョは大腿部の損傷。

横浜Fマリノス — MF中村はもう2週間の欠場か?DFドゥトラ、FWマルキーニョスは現在治療中。DF天野は今季離脱。MF小倉の復帰はあと間近。

直接対決

過去10年間の両チームの対戦成績は、マリノスの10勝8敗7分け。

ゲーム・プレビュー

苦境に喘ぐガンバ大阪(点13勝3敗10分4差-12)。内容は決して悪くはないが、結果が伴わない現状は、自信喪失と決定力不足が原因だ。何処かで、しかもすぐに歯止めをかけなければ、来季のJ2行きは避けられない。レアンドロの加入は前線を活性化するだろうか。負傷者の多いディフェンス陣には、更なる追い討ちをかけるように、前節、GK木村とCB中沢二人が足を骨折した。攻撃陣にも防御陣にも早急な改革が必要だ。

一方の横浜Fマリノス(点24勝5敗3分9差+3)は、得点力こそ絶不調ガンバにも9点差をつけられてはいるが、開幕当初しばらく続いた不調状態からは脱している。この試合も最近の試合で続けているような内容で戦えば、ガンバを寄せ付けないだろうが、もう後がないガンバは死にもの狂いの戦いを挑んでくるはずだ。ガンバ大阪の勝利と見る!

 

 

19:00 セレッソ大阪 vs. 鹿島アントラーズ (長居スタジアム)

セレッソ、さらなる混迷状態へ?

チーム状況

セレッソ大阪 — MFキム・ボギョンはすでに韓国代表に帯同中。

鹿島アントラーズ — 負傷者の報告なし。

直接対決

過去10年間の両チームの対戦成績は、セレッソの7勝5敗3分け。

ゲーム・プレビュー

香川、乾、家長を次々に失い、今、清武抜きの戦いに順応する必要のあるセレッソ大阪(点19勝5敗8分4差-4)は、キム・ボギョン、扇原、柿谷をも近く失うことになりそうだ。オリンピック期間中、扇原と山口を欠くセレッソは、この試合の勝利で、ほころびを繋ぎ留めておきたい。

前節、大宮に辛勝した鹿島アントラーズ(点22勝6敗7分4差+3)もなかなか連勝できないチームの一つだ。オリンピック代表から外され落胆の大迫は、プレーヤーとしての誇りを賭け、その怒りを試合にぶつけて自己を証明したい。セレッソには要注意人物だ。試合は引き分けか!

 

 

19:00 サンフレッチェ広島 vs. 川崎フロンターレ (広島ビッグアーチ)

サンフレッチェ、首位浮上!

チーム状況

サンフレッチェ広島 — 前節負傷のミキッチについてはまだ詳細不明。DFファン・ソッコはすでに韓国オリンピックチームに帯同中。

川崎フロンターレ — DFジェシと小宮山の二人は練習には復帰しているが、この試合の出場はない。DF伊藤の欠場は2週間ほど。MF登里は8月まで出場の見込みなし。

直接対決

フロンターレの12勝2敗8分け。今季はサンフレッチェがアウェイ戦を制している。

ゲーム・プレビュー

ジュビロを、2、3位直接対決で退けたサンフレッチェ広島(点33勝14敗4分3差+16)は、ヴィッセル相手にもたついていた首位ベガルタに肉薄。このまま勢いに乗って一気に頂上までせり上がりたいところだ。後半戦を迎えるにあたり、サンフレッチェを首位チームに推す声は多い。現在得点王の佐藤寿人は言うまでもなく、どこからでも得点できるのが広島の強みだ。ゴールに期待。

一方の川崎フロンターレ(点27勝8敗6分3差0)は、浮き沈みはあったが、風間監督のもとチームは改善されつつある。失点の多さはディフェンス陣の負傷者の多さと無関係ではないだろうが、失点を減らせれば、上位に留まる力はある。ただこの試合は、サンフレッチェ広島の勝利だろう!

 

 

19:00 サガン鳥栖 vs. FC東京 (ベストアメニティスタジアム)

引き分け試合?!

チーム状況

サガン鳥栖 — DF木谷は9月まで欠場。MF高橋は復調間近だが、この試合はまだ無理。

FC東京 – DFチャン・ヒョンスはすでに韓国オリンピックチームに帯同中。MF羽生は少なくとも1ヶ月の欠場。MF大竹は今季絶望。DF太田は復帰まで1ヶ月、DF平松はアキレス腱の損傷で長期離脱。MF梶山は8月初旬まで欠場。MF石川の出場の見込みは薄い。

直接対決

これまでにJ2で2試合、J1では今季前半の1試合でFC東京の勝利。通算は東京の2勝1分け。

ゲーム・プレビュー

ホームで好成績のサガン鳥栖(点24勝6敗5分6差+3)は、その実績を後ろ盾にFC東京を迎え撃つ。もっとも前節の雨中でのレッズ戦では、ものの30分も経たない間に4失点を喫してしまったが、そこから4-3まで盛り返した粘りは見事だった。その勢いでこの試合に臨みたい。

一方、ガンバ大阪との打ち合いを制したFC東京(点28勝9敗7分1差+1)は5位に浮上。負傷者多発の中、不調にもかかわらず勝ち取ったこの1勝は大きいが、この試合を最後にオリンピック代表が抜けるFC東京の今後に期待する者は多くはない。無論、勝ちを狙ってくるだろうが、試合は引き分けか!

 

Jリーグ J1 総括 7月7日

コンサドーレ札幌0-1 アルビレックス新潟  7,673人
清水エスパルス 0-0 川崎フロンターレ  14,133人
浦和レッズ 4-3 サガン鳥栖  30,047人
鹿島アントラーズ 1-0 大宮アルディージャ  12,787人
FC東京 3-2 ガンバ大阪  24,633人
横浜Fマリノス 1-1 セレッソ大阪  9,751人
サンフレッチェ広島 2-0 ジュビロ磐田  12,769人
ヴィッセル神戸 0-1 ベガルタ仙台  15,062人
柏レイソル 1-2 名古屋グランパス  25,459人

ホームの神戸が圧倒的な支配率と倍以上のシュートを放ったこの試合、アウェイのベガルタに勝利をもたらしたのは赤嶺の決定打だった。首位ベガルタにとっては、大きな意味を持つ勝ち点3となった。チームの立て直しに取り組む西野監督も、結果はともかく内容には満足のいく試合だったと言える。シュート数19、コーナーキック数7は、ヴィッセルのポテンシャルを窺わせる。ただ、上位進出を狙うのであれば、チーム全体がもっとアグレッシブになる必要がある。一方、アウェイでの洗礼を受けながらも勝ち点3をもぎ取ってしまう支配運びはさすがだが、ベガルタ、はたして後どれだけ首位を堅持できるのか?

最下位コンサドーレ札幌は、これまた降格圏内で喘ぐアルビレックス新潟の田中の1得点に沈んだ。勝ち点3の新潟はこの結果、味の素スタジアムでのFC東京との熱戦を落としたガンバ大阪と順位を入れ替えた。ガンバ大阪は、例のごとく試合を支配し、後半にも怒涛の攻撃を仕掛けたが、チャンスを決め切れず、折り返しの17試合終了時点で、17位に後退した。

Jリーグ通算1000得点まであと1点の清水エスパルスはまたしてもスコアレスドロー。対する川崎フロンターレも決定力不足に悩む。しかし、埼玉スタジアムでは逆にゴールラッシュ。激しい雨の中、圧倒的な攻撃を仕掛けたのはホームのレッズ。前半を1-0で折り返した後半早々、5分間で3点を連取、勝利は確実と思われた。しかし、後半22分からの5分間はサガン鳥栖がお返しに3得点。スリリングな試合は後20分を残して4-3の打ち合いとなったが、結局、サガンは同点弾を決め切れず、浦和レッズが前半戦を勝ち点30で終えることになる。

アントラーズとアルディージャの対戦は、鹿島23本のシュートを放つも、後半あと15分を残すところまで決め切れず、西の得点で辛うじて鹿島が勝利した。鹿島は降格圏からやや距離のある位置まで浮上した。

横浜Fマリノスは、CKのこぼれ球を富沢がゴールの天井に蹴り上げて先制するが、セレッソ大阪も後半35分、柿谷のボレーシュートで同点に追い付く。セレッソ大阪の回転扉からは、すでに香川、乾、家長、清武が通り抜けているが、柿谷、そして扇原のチーム残留期間はあとどれくらいあるのだろうか?

2、3位の直接対決は、サンフレッチェが巧者ジュビロを下した。サンフレッチェは、中島(後31分)とロスタイムの森崎造のゴールで、首位仙台に勝ち点2差の2位で前半を折り返した。

名古屋グランパスは、永井の好走にケネディの巧妙なシュートを絡めて先制点を奪うと、後半18分にはゴールに向かうCKから相手のオウンゴールを誘い、レイソルを制した。柏の連続無敗記録は7試合で止まり、前節の4位から順位を三つ落とした。

今日で前半戦を終了したJ1は、首位ベガルタを勝ち点2の僅差でサンフレッチェが追い、3位レッズから12位のヴィッセルまでが2勝の勝ち点差の間にひしめく展開で折り返した。最下位はコンサドーレの独走状態。ガンバの泥沼化が進む一方で、アルビレックスは若干浮かび上がっている。

Jリーグ J1 プリビュ 7月7日 18:00 清水エスパルス vs. 川崎フロンターレ (アウトソーシングスタジアム)

清水エスパルス — DF岩下とMF小林は怪我のため短期間の欠場だが、練習には復帰している。
川崎フロンターレ — DFジェシと小宮山の二人は練習には復帰しているが、この試合の出場はない。MF登里は8月まで出場の見込みなし。

両チームの対戦はすべてJ1で、エスパルスの7勝3敗4分け。

1ヶ月前は首位を狙う位地にいた清水エスパルス(点24勝7敗6分3差+2)も最近は不調で10位。ただ3位とは勝ち点3差。失点わずか14のディフェンスは見事だが、得点16の攻撃力は精彩を欠く。ここ5試合でわずか1得点は早急の修正を要する。エスパルスはあと1点で、チーム創設20周年での通算1000ゴールとなる。
前節、ホームでのヴィッセル戦を落とし、その前のマリノス戦にも引き分けている川崎フロンターレ(点26勝8敗6分2差0)も、エスパルス同様ややスランプ気味だ。得点・失点ともに22という数字は、攻守に改善が必要であることを示している。清水エスパルスの20周年記念勝利(プラス、J1通算1000ゴール)に期待!


Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 19:00 大宮アルディージャ vs. 清水エスパルス(NACK5スタジアム)

アルディージャ — DF坪内は復帰間近。MF橋本は内耳炎のため1ヶ月ほど欠場の予定。
エスパルス — DF岩下の出場は危うい。
過去10年間のJ1での対決は、エスパルスの9勝3敗5分け。
3連敗後、新監督の就任により活気がよみがえり、戦術面でも改善が見られる大宮アルディージャ(点16勝4敗7分4差-13)は、先週、サンフレッチェ戦を引き分けに抑え込む。ラファエルの放出が話題になっており、チョ・ヨンチョルが新布陣のトップでストライカーを務めている。
3分2敗と、ここ5試合勝利のない清水エスパルス(点24勝7敗5分3差+3)は、首位を狙える力を持ちながら、上位チームの不調に足並みを合わせてしまったチームの一つだ。ここ5試合でわずか2得点、今季16得点という数字が、今のエスパルスを物語っている。ストライカー、ゴールゲッターを獲得し、上位を狙ってほしい。今日の試合は、引き分けか!