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Jリーグ J1 プリビュ−8月18日19:00 サガン鳥栖 vs. 清水エスパルス (ベストアメニティスタジアム)

エスパルスが戻って来た!2節前に首位サンフレッチェを倒し、続くナビスコ杯では高木の土壇場の決勝弾により4-3の接戦で名古屋を制し、前節はリーグ戦でも名古屋を倒したエスパルスは、ブロスケ、大前、高木が得点者の中に名を連ねて、ようやく峠を越した感がある。アレックス・ブロスケと、ちびっこコンビの大前・高木が完全復調を果たすなら、エスパルスの前進は今後も止まりそうもない。
東京ヴェルディへの期限付き移籍でジミー・フランサが抜けた外国人枠を早々に埋めるべく、エスパルスはキム・ヒョンソンを期限付き移籍で獲得している。高原らの力をうまく引出し、大前や高木らをサポートする能力は脅威だ。
前半戦は、まずはJ1での位置を確保することに着実に努めたサガン鳥栖は、現在、首位まで2試合差の6位。今日の試合を落とすと、エスパルスに並ばれてしまう。非常な混戦状態のJ1だが、このままホームストレッチに向かうのか。ホームゲームにはもっぱら強いサガンだが、目下快調のエスパルスとのこの試合、清水エスパルスの勝利だろう。

Jリーグ J1 プレビュー 5月19日15:30 浦和レッズ vs. 清水エスパルス(埼玉スタジアム)

浦和レッズ — MF山田直輝がひざの故障のため長期離脱。
清水エスパルス — DF岩下が出場停止

過去10年間の対戦成績は、エスパルスの10勝、レッズの9勝、引き分けが4試合と、ほぼ互角の戦績。

今節、私が最も注目しているゲーム。二シーズンにわたり苦戦を続けていた浦和レッズ(点18勝5分3敗3差+3)の浮上を確かに予想してはいたが、このチームに必要なのは、MFからの素晴らしい配球をゴールに入れる決定力だ。ペドロビッチ監督は、槙野、阿部、柏木、鈴木らを上手に起用し最大限の力を発揮させているが、ゴールゲッター発掘が絶対条件だ。原田元気をCFに起用したら?

清水エスパルス(点22勝7分1敗3差+5)は今私が最も注目しているチームだ。GK林、FWの大前、高木など、素晴らしい若手が揃っている。この若手陣に、小野や高原らのベテランと、アレックスやヨンアピンの外人選手をブレンドすれば、11月のJリーグ覇者が見えてくる!週半ばのナビスコ杯では中心選手を何人か休ませているので、今日は激しい精力的なゲームをしてくれるはずだ。前節、先制したセレッソに追い付き、勝ち点1を得たエスパルスが本来の力を発揮するなら、レッズはまたしてもホーム戦を失うことになる。私は、清水エスパルスの勝利と見る!

5月12日 清水エスパルス1-1セレッソ大阪

清水は、出場停止のカルフィン・ヨンアピンに代わって平岡をCBに、大前と高木の真ん中に伊藤翔を起用。セレッソはブランキーニョを控えに据えて柿谷を起用。先制点はアウェイのセレッソ。黒木からの深いクロスが目測を誤ったGKの頭を超える。しかし、がら空きのゴールをケンペスが決め切れない。ポストに当たった跳ね返りを柿谷が近距離から決めてゴール。前半15分だった。ケンペスには、今度は酒本から絶好のクロスが配球されるが、これまたフリーのへディングが枠を外す。エスパルスにチャンスらしいチャンスが訪れたのは前半終了間際、アレックス・ブロスケのFKはキーパーの好セーブに阻まれる。直後、キム・ボギョンが追加点のチャンスをつかむが、GK林が1点目のミスを見事にカバーする。
後半は、敵陣でプレーする時間が増えた清水が、ブロスケ、高原、高木とチャンスを作るが決め切れず、フランサもセレッソの同国人ケンペスの向こうを張ってヘディングを外す。
セレッソの勝利かと思われた後半のロスタイム、ゴール前の混戦からブロスケがこぼれ球を押し込み、エスパルスがようやく同点に追いつく。ブロスケは試合後のコメントで、「あの得点はラッキーだった。目の前にこぼれてきたからね。でも、同点するだけの内容だったよ」と話した。エスパルスのゴトビ監督は、自分のホームページでこうコメントしている:「前半終了の段階で9人は選手を代えることができたが、まあ,選手交代は3人に限られているからね。ただ、その交代も出来るだけ後まで我慢したんだ。」その我慢強さが功を奏した!


PREVIEW – 清水エスパルス vs. 鹿島アントラーズ 5月3日

アントラーズの復調を止めるか、エスパルス!

清水エスパルス – アレックス・ブロスケとジミー・フランサは二人とも出場停止

FC東京を相手に、イエロー8枚、レッド2枚が飛び交う荒れた戦いを制した清水エスパルス(点15勝5分0敗3差+1)だが、今節はフランサとアレックス・ブロスケの二人を出場停止で欠く。フランサの穴はさほどでもないが、アレックス・ブロスケの欠場は痛い。東京戦を9人で戦った試合でサブとして起用された高原と高木が今日は先発起用される可能性もある。開幕当初の低迷から立ち直り、3連勝中の鹿島アントラーズ(点10勝3分1敗4差+1)を向こうに、エスパルスは好調を維持していきたい。
古傷を抱える小野伸二はまだ90分を戦えるコンディションではないが、清水は、若手とベテランがうまく溶け合ってきている。
鹿島は前節のガンバ大阪戦で5ゴールを決めている。無論、相手DFとGKのふがいなさも見方してくれたが、シーズン当初のチーム状態からすると、興梠や大迫らは自信を深めている。MF遠藤も、ガンバの遠藤を上回る仕事をこなし、ポテンシャルの高さを見せつけている。本山や小笠原が徐々に姿を消していくことになるチームの今後に、新たな希望の星となっていくはずだ。
負傷者、出場停止者続出だが、勝利するのは、やはりエスパルス!

過去通算、鹿島10勝、清水4勝。引き分け8試合。前回は鹿島の勝利だったが、その前の4試合で、引き分け試合全8試合の3試合を記録している。

REPORT – 清水エスパルス1-0FC東京 – 4月28日

自分で自分の首を絞めるようなところがあったが、私の予想した通り、この試合はエスパルスの勝利となった。決勝点が生まれたのは、清水がフランサとアレックスの二人を退場で失い、高木と高原を交代投入してからだった。ペナルティエリア内からの高木のシュートに、キーパーは反応することもできなかった。その時点まで、主審の西村さんはルールブックに則り厳格なジャッジをしていた。プロの審判なので、ルール通りに試合を裁いて当然なのだが、臨機応変で柔軟な対応もまた同時に求められる。笛が鳴った後でボールを蹴ってしまったフランサから、ハーフウェイライン上での「チームのために身を犠牲にした」小野伸二によるシニカルなファウルまで、オレンジ色のユニホームによるありとあらゆる反則が主審の手帳に書き込まれる。アレックス・ブロスケの2枚目のイエローも、主審の目の前で、故意にフリーキックを遅らせようしたもので、自らの墓穴を掘ったことになってしまった。
フランサの2枚目のイエローには論議の余地がある。主審をはじめ、相手チームの反応、観客、審判団次第でどちらにも判定できる類いだ。浮き球をヘディングに行こうとしたフランサの腕が相手の顔面に入った場面だが、その倒れ方はいかにも大げさだった。審判団は、協議の末、カードを出した。どちらにも転びかねないこういったケースが、今日はエスパルスにとって不利に転じたわけだ。決勝点(そしてレッドカード)までは、フランサのつかんだチャンスが最大のチャンスだった。行く手を遮るDFもなく、ゴールへと走ったフランサだったが、プレーに時間がかかり過ぎ、シュートを放ったときにはDFに囲まれてしまっていた。またシュートも弱かった。
9人となったエスパルスに、FC東京は勝利を実感したが、ホームチームのDF陣は固く、カウンターで相手の背後を狙う高原らのイメージ通りの攻撃がとうとう実を結ぶ。ゴドビ監督をはじめ、ベンチ中が乱舞したこの決勝点で、エスパルスは勝ち点3を積み上げた!

Match Preview – ガンバ大阪 vs 清水エスパルス – 4月22日

ガンバは、川西が負傷による長期離脱、明神はまだコンディションが万全ではないが控えには入るだろう。まだ出場の機会のないエドゥワルドと、2週間出場停止だったパウリーニョは体調も十分。
清水エスパルス–主戦力に負傷者、出場停止者なし。

前節の川崎フロンターレ戦、ガンバ大阪(勝点4勝1分1敗4得失点-5)は前半の2-0を跳ね返し待望の勝利をつかんだ。やっともぎ取った得点3と勝ち点3はチームの状態に大きなカンフル剤となるはずだ。倉田、寺田、阿部、藤春、今野らの新戦力が、遠藤、二川、加地、明神ら筋金入りのベテラン陣とうまく溶け合い、チームに調和が生まれ始めている。移行期のガンバに忍耐を強いられてきたサポーターだが、前節の勝利がきっかけとなって、今後は上位への浮上が期待できる。
一方、若手とベテランが混じる清水エスパルス(勝点12勝4分0敗2得失点+2)も、アフシン・ゴトビ監督の指導のもとチームの再編成に取り組んでいる。小野、高原らベテランが、大前、岩下、高木など若手陣を引っ張り、カルフィン・ヨン・アビンとアレックス・ブロスクの外人戦力とうまくかみ合って、なんとかチームとしての結果を出そうとしている。互角の戦いが予想されるが、不調チーム復活の兆しを見た今、ガンバ大阪の勝利を期待しよう!

J1およびナビスコ杯での両チームのこれまでの対決は、全20試合中ガンバ10勝、エスパルス4勝、そして引き分けが6試合という戦績。ただ、エスパルスは2009年7月以降勝利がない。

Match Report – 清水エスパルス3-2ジュビロ磐田 – 4月14日

先制点はアウェイのジュビロ。前半12分、駒野のコーナーキックに合わせてファーポストに走り込んだチョが強烈なヘディングを叩き込んだ。ジュビロにとってチャンスらしいチャンスは前半これだけだったが、決めてしまうのが今シーズンのジュビロ!ところが前半終了間際、交代出場の河井が右から入れたクロスに高木が見事に頭で合わせ、同点で後半を迎える。後半3分、今度はその高木が左サイドから正確なクロスを供給、大前元紀のダイビングヘッドにキーパーは反応するのがやっとだった!その大前が残り時間わずかの時間帯に再び見せる。高原からのパスを受けるとドリブルでDFをかわし、最後は倒れながらつつくようにしてボールをゴールに流し込んだ。ジュビロも山本康が後半49分に1点を返すが、時すでに遅し。静岡ダービー、エスパルスはこれでホームゲーム9年間負けなし!