サガン鳥栖 — FW豊田が出場停止。DF大谷とMF高橋は負傷のため長期離脱。
大方の予想を覆して現在5位と奮闘しているサガン鳥栖 (点16勝4分4敗2差+4) にとって、豊田の欠場は痛い。だが、開幕後まだ10試合しか消化していないこの時点で、浮いたり沈んだりと乱調の大宮アルディージャ (点14勝4分2敗4差-5) なら、勝算は濃厚といったところか。この試合、鳥栖のホームゲームというのも大きな要因だ。ホームまだ負け知らずの鳥栖が記録を伸ばし続けるか。
一方の大宮アルディージャ (点14勝4分2敗4差-5) は先週、ホームゲーム3連勝を達成したが、アウェイのヴィッセル戦では3-0と苦汁を飲まされている。大宮も、今季順位表の半ばあたりを目指すのであれば、チョ・ヨンチョルや東らがチームを引っ張り、ブラジルから来たカルリーニョスにも上田康太を控えに回してしまうくらいの働きを期待したい。豊田の欠場はあるが、私は敢えてサガン鳥栖の勝ちを予想する!
過去10年間で、大宮の6勝、鳥栖の1勝、引き分け試合が1つ。(すべてJ2) J1では、今回が初顔合わせ。
ガンバは前半、倉田の近距離シュートがバーにはじかれ、阿部のロングシュートがキーパーに掻き出される。後半も、難しいバウンドを遠藤が頭で合わせるがゴールを逸れる。好機に決めきれないガンバに対し、アルディージャは、カルリーニョスのシュートがこれまたゴールを叩くが、東と一緒にそのこぼれ球にからんだチョが、木村の股を抜くようにガンバゴールに流し込んだ。一方のガンバも、佐々木がオーバーヘッド気味にスペースをうまく利用して右に切れ込みクロスを入れるが、惜しくも佐藤に合わない。ツキにも見放されたガンバだった!
ガンバ大阪 — FW川西、足の骨折のため、復帰にあと1ヶ月。
大宮アルディージャ (点11勝3分2敗4差-6) は、前節、アウェイのヴィッセル神戸戦でチーム全体が連休モードに入ってしまったような内容だった。枠内に飛んだゴールはほとんどなく、3得点しかできなかったヴィッセルが不運だったというべきか。ラファエルには高給に見合う働きが、チョ・ヨンチョルには次の韓国代表戦に召集されるような活躍が、また中盤の東にはロンドンオリンピック・メンバー選出が確実になるような内容のプレーが要求される。このように大宮は、選手は揃っているがチームとして機能していない。
一方のガンバ大阪 (点7勝2分1敗5差-8) は、攻撃力はJ1で6位だが、守備力が最悪。昨季と大差はないとの見方もあるが、結果にはそれが表れていない。松波監督の今最大の課題はチームを一つにまとめ、ディフェンスを強化することだ。ベテランGK藤ヶ谷はACLで代役を務めた若手GK木村に正GKの座を譲るだろうか。今季は、シーズン前もシーズンに入ってからも、コーチ陣の交代を含め、様々な入れ替え・変更をしてきたガンバだが、ガンバの名を地に落とすことなく今季を終了するためには、今節のような試合を確実にものにしていくことが必要だ。ガンバ大阪の勝利に期待しよう!
過去14試合中、ガンバの勝利は9試合。引き分け試合は過去になし。
大宮は、カルリーニョスのヘッドで早々に先取点を奪うが、札幌も、前半終了直前に高木純平のゴールで同点に追いつく。その後、ジェイド・ノースのヘッドでコンサドーレが勝ち越し点を奪ったかに思われたが、残念なことに、日本ではまだゴールライン・テクノロジーが採用されていない。ゴールライン上のホールの位置をめぐる判定は、審判の裁定に委ねられている。この場面も、スローのリプレイを見ようものなら、判定ミスが露見してしまうこともあり得るのだ!!!大宮の決勝点を決めたのは青木だった。坪内からの折り返しに右足を豪快に振り抜き、ボールはゴール左隅へ。これで大宮は実力通り(?)、勝ち点を11に積み上げた。
雨にぬかるむ非常に悪いコンディションで行われたこの試合は、両チームの低迷ぶりを反映するかのような内容に終始した。前半唯一の見せ場は、中村のフリーキックがバーを叩くシーン。後半になると見せ場は増え、同8分、ペナルティエリアの外でボールを受けた小野が、エリア角から見事なカーブのスーパーシュートを決めた。大宮の同点弾は後半37分、交代出場の長谷川。両チームともに、降格枠に入り兼ねない内容のゲームだった!ガンバ大阪や川崎フロンターレに続き、マリノスの監督交代も確実か!?
Just another WordPress site