ガンバ大阪 — DF加地は少なくとも1ヶ月出場の見込みなし。MF佐々木の出場も危うい。DFエドゥワルドは脚の骨折。FW川西も足の骨折からの回復待ち。
サガン鳥栖 — MF水沼はU23代表としてフランス滞在中。MF高橋は1ヶ月間出場の見込みなし。
両チームは今回初顔合わせ!
次の火曜日にACLの試合があるガンバのため、今試合は金曜日の開催。ただ、決勝トーナメント進出が果たせなかったガンバにとっては、金曜日の夜の開催はさほどプラス材料にはならないかも。ガンバ大阪(点9勝2分3敗6差-9)はここ2試合を引き分けているが、降格枠から抜け出すためには勝ち点が5必要な位置にいるため、勝利が欲しい。ACL敗退はすでに決定しているため、今後はチームの立て直しと来季に向けての位置固めに集中したい。
サガン鳥栖(点17勝4分5敗2差+4)は、ここ5試合中、前節の敗戦以外は4試合すべて引き分けている。ホームではいまだ無敗を続けているが、水沼を欠く今節のアウェイ戦は厳しいだろう。一方のガンバもベテランの加地を怪我で欠くが、丹羽大輝のような若手RBが台頭するには絶好のチャンスだ。ガンバとしてはこのチャンスは是非ともモノにしたいものだ。ここで勝てないようだと、シーズンも三分の一以上を消化している今、安全圏は手の届かぬところに行ってしまうかもしれない。ガンバ大阪の勝利に期待!
共に今季昇格を果たしたチーム同士の戦いは、J1にふさわしい内容だった。開始早々からサガン鳥栖のペースが続き、後半14分に大方の予想を覆す2-0のリードとなったとき、誰もがサガンの勝利を疑わなかった。が、ドラマは後半に待っていた!
ただ前半、FC東京に先制のチャンスがなかったわけではない。長谷川のお膳立てから放たれた高橋のシュートはゴールを逸れ、梶山の巧みなスナップシュートもポストの内側を叩いてゴールに嫌われる!鳥栖は、前半42分、水沼の強烈なシュートがゴールネットの天井を突き刺し、後半14分、クロスの処理を誤った相手GK権田がこぼしたボールを豊田が決める。
ドラマはその後、FW渡邊が途中出場したとき始まった。0-2で迎えた後半30分、反転しながら技ありの右足ボレーで1点目。6分後、ルーカスのクロスをDF徳永が折り返したところを押し込んで同点!大逆転は、同43分、FKのこぼれ球は顔面にあたってゴールに吸い込まれた。このハットトリックは、本人はラッキーだと思うかもしれないが、適宜に適所にいることが良いストライカーの証である!
アルビレックス・ファンには申し訳ないが、この高得点ゲームは、観客にはスリル溢れるものだったが、これにより新潟の黒崎監督は退任が決定した。新潟の唯一の得点はオウンゴールだったので、実質的にはジュビロが全得点に絡んだことになる。この得点の直後、ブルーノロペスのシュートがバーを叩くなど、若干盛り返した時間帯はあったが、オレンジ色のユニフォームにとっては防戦一方の試合だった。ジュビロの得点者は、前田(2得点)、チョ・ビョングク、小林、松浦、山田。
コンサドーレのJ2降格は、試合を重ねるごとに現実味が増し加えている。まだ本調子とはいえない鹿島アントラーズに一蹴されたこの試合はその裏付けだといえる!7得点の内容は、まず岩政から始まり、大迫のPK、山村(プロ入り初得点)、興梠、本山(7点中のベストゴール: 興梠のバックヒールでDF陣が裏をつかれたところを、本山が無人のゴールへ流し込む)、ジュニーニョ、そして遠藤で締めた。しかしながら、札幌にもチャンスが全くなかったわけではない。前半29分の札幌のシュートは、スタジアムを埋めた観衆の誰の目にもゴールラインを越えたように見えた。が、アントラーズGKが掻き出したボールは、ノーゴールと判定される。入っていたら、試合の流れはどう変わっていたか。これがゴールだった可能性を示唆したTVハイライトは、言うまでもなく一つもなかったし、リプレーさえ流されなかった!繰り返しになるが、ゴールライン・テクノロジーの導入を早急にお願いしたい!!
大宮のホーム3連勝は記憶にないほどに久し振りで、サポーターもようやく勝利の味わい方が身についてきたようだ。一方のフロンターレもアウェイで2連敗中なので勝利が欲しい。
チョ・ヨンチョルのアクロバティックなオーバーヘッドがゴールを襲った他は、立ち上がりは、両チームともにしっかりと守りを固めたゲーム展開。前半21分の東のシュートも枠を大きく外れ、このままハーフタイムへ。先制点は、後半22分。楠神のシュートが大宮DFにブロックされた後のこぼれ球に大島が反応。2点目も、中村憲剛のクロスを一度大宮DFがヘディングで跳ね返したボールがこぼれてくるところを、楠神が至近距離から蹴り込んだ!
両チームともに見せ場の少ないゲームだった。前半18分、ガンバは、左サイドから遠藤が右足を振り抜くと、マリノスGK飯倉が辛うじてバーの上に掻き出す。マリノスも、前半終了寸前に得たFKを中村が蹴るが、ボールはゴールの上を外れていく。
後半開始早々、マリノスはマルキーニョスのお膳立てから小野が力強いシュートを放つが、惜しくもGK木村の好セーブに防がれる。今季まだ無失点試合のないガンバにとっては異例の展開だ。後半41分、ゴールラインぎりぎりからの倉田のパスに藤春が反応するが、シュートはGKに阻まれてしまう。こうして試合は0-0のスコアレスのまま終了した。マリノスが5連勝を逃したこのゲームは、ガンバ久々の無失点試合となった!
西野朗氏の就任決定で、暫定監督として最後の指揮となる安達ヘッドコーチへの思い入れをもって臨んだこの一戦。開始早々、吉田からのクロスに青山が完全に外されるところを野沢がフリーでシュートを放つが惜しくもGK正面。しかし前半12分、ホームの広島は、水本がCKを直接ハーフボレーで決めて先制した。
千葉も同様にCKをヘッディングするが、これはバーを叩く。試合はこのまま後半に入り、ヴィッセルの反撃が始まる。後半31分、野沢がクロスで入れたFKが直接ゴール右端に入ると、続く36分、今度は田代、田中のパス交換でできたスペースに森岡がうまく入り込んで逆にリードを奪う。
ところがサンフレッチェもその3分後、パスのこぼれを拾った石原がGK徳重を上手くかわしてゴールに流し込み、同点に追い付いた。広島の決勝点は後半ロスタイム。こぼれ球を拾った森脇が、右足で劇的な決勝ゴールをあげた!
ベガルタを抜き首位に躍り出るチャンスのあった前節のセレッソ戦は、試合終了寸前にやっと同点に追い付いた清水だったが、今節の絶対落とすことのできないレッズ戦、ゲームは思惑通りに進まない。チャンスはむしろ、柏木など、レッズに多かった。そしてこの日唯一の得点は、前半42分、左CKからのボールを阿部が右足で押し込んだゴールだった。
後半に入ると、アレックス・ブロスケがマルシオリシャルデスを足で引っかけ、この日2枚目のイエローを受け退場。その後、後半途中出場の原口が活躍する。22分には、素早いターンでDF3人をかわし、抜きざまのシュートを放つが惜しくもゴールを外れる。また今度は、右サイドを抜け出して柏木にクロスを入れる。柏木のシュートはGK林が好セーブで防いだ。
阿部のヘディングがバーを叩いたり、入ったかに思われたゴールがオフサイドと判定されたり、この日はレッズの巧い試合運びに、清水が力を半減された形に終わった。リーグ制覇を狙うエスパルスとしては勝っておきたい一戦だった。
今季初黒星を含めて最近3試合で勝てなかった仙台。背後にはエスパルスら強豪が迫っている!対する一昨年のJリーグ覇者名古屋グランパスは、仙台にとっては手ごわい相手かと思われたが、いざ蓋を開けてみれば、仙台の圧勝だった!
18分の関口へのクロスなど、梁勇基がゴールにからむ仕事をする。前半38分、その梁勇基が相手DFのクリアしようとした球を奪って先制。その後も立て続けにチャンスを作るがグランパスも必死のディフェンスで守り抜く。しかし、追加点は前半のロスタイム。ファーサイドへのCKを赤嶺がヘディングで折り返すと、ボールは増川に当たってO・G。
試合はこのまま後半42分へ。現在、名古屋最強のFW力を持つ闘莉王の放ったシュートのクリアボールが太田に渡る。太田がそのまま攻め上がり、ボールはウィルソンに。このブラジル人FWは寄せの甘い田中より一瞬早くボールを蹴り、安全圏の3点目を入れた。さらに後半45分、角田のシュートを楢崎が好セーブするも、こぼれ球の処理にもたつく田中を尻目に菅井が難なく決めてダメ押しの4点目。仙台の楽勝ゲームだった!
FC東京 — MF大竹は長期欠場。FM平山はあと2週間出場の見込みなし。
直接対決
両チームの対決は、J2時代、FC東京の1勝1分け。
サガン鳥栖(点17勝4分5敗2差+4)は未だホームで負けなし。アウェイでは2つの負けを記録している。一方のFC東京は、ACLの過密日程をこなし、同じ昇格組の鳥栖に差をつけようと狙っている。ここ5試合は負けてはいないものの4試合を引き分け、得点も4点しかない鳥栖は、ゴールゲッターの豊田が出場停止から戻ってくる。この試合には豊田の活躍と、清武からの好配球が期待される。清武にとっては、もちろん、ゴールも望ましいのだが。
今季のFC東京(点18勝6分0敗4差+1)にはまだ引き分け試合がない。サガンの4試合連続引き分けがこれにどう影響するか。滑り出しの良かった東京は、その後3連敗と調子を落とした後、ここ2試合(札幌と新潟戦なので、騒ぎ立てるほどではないのだが)は勝利している。負傷でプレーから遠ざかっている平山はともかく、石川やベテランのルーカスらの活躍に期待し、3連勝で本来の自信を取り戻したいところだ。FC東京の勝利だろう!
Just another WordPress site