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Jリーグ J1 総括 7月7日

コンサドーレ札幌0-1 アルビレックス新潟  7,673人
清水エスパルス 0-0 川崎フロンターレ  14,133人
浦和レッズ 4-3 サガン鳥栖  30,047人
鹿島アントラーズ 1-0 大宮アルディージャ  12,787人
FC東京 3-2 ガンバ大阪  24,633人
横浜Fマリノス 1-1 セレッソ大阪  9,751人
サンフレッチェ広島 2-0 ジュビロ磐田  12,769人
ヴィッセル神戸 0-1 ベガルタ仙台  15,062人
柏レイソル 1-2 名古屋グランパス  25,459人

ホームの神戸が圧倒的な支配率と倍以上のシュートを放ったこの試合、アウェイのベガルタに勝利をもたらしたのは赤嶺の決定打だった。首位ベガルタにとっては、大きな意味を持つ勝ち点3となった。チームの立て直しに取り組む西野監督も、結果はともかく内容には満足のいく試合だったと言える。シュート数19、コーナーキック数7は、ヴィッセルのポテンシャルを窺わせる。ただ、上位進出を狙うのであれば、チーム全体がもっとアグレッシブになる必要がある。一方、アウェイでの洗礼を受けながらも勝ち点3をもぎ取ってしまう支配運びはさすがだが、ベガルタ、はたして後どれだけ首位を堅持できるのか?

最下位コンサドーレ札幌は、これまた降格圏内で喘ぐアルビレックス新潟の田中の1得点に沈んだ。勝ち点3の新潟はこの結果、味の素スタジアムでのFC東京との熱戦を落としたガンバ大阪と順位を入れ替えた。ガンバ大阪は、例のごとく試合を支配し、後半にも怒涛の攻撃を仕掛けたが、チャンスを決め切れず、折り返しの17試合終了時点で、17位に後退した。

Jリーグ通算1000得点まであと1点の清水エスパルスはまたしてもスコアレスドロー。対する川崎フロンターレも決定力不足に悩む。しかし、埼玉スタジアムでは逆にゴールラッシュ。激しい雨の中、圧倒的な攻撃を仕掛けたのはホームのレッズ。前半を1-0で折り返した後半早々、5分間で3点を連取、勝利は確実と思われた。しかし、後半22分からの5分間はサガン鳥栖がお返しに3得点。スリリングな試合は後20分を残して4-3の打ち合いとなったが、結局、サガンは同点弾を決め切れず、浦和レッズが前半戦を勝ち点30で終えることになる。

アントラーズとアルディージャの対戦は、鹿島23本のシュートを放つも、後半あと15分を残すところまで決め切れず、西の得点で辛うじて鹿島が勝利した。鹿島は降格圏からやや距離のある位置まで浮上した。

横浜Fマリノスは、CKのこぼれ球を富沢がゴールの天井に蹴り上げて先制するが、セレッソ大阪も後半35分、柿谷のボレーシュートで同点に追い付く。セレッソ大阪の回転扉からは、すでに香川、乾、家長、清武が通り抜けているが、柿谷、そして扇原のチーム残留期間はあとどれくらいあるのだろうか?

2、3位の直接対決は、サンフレッチェが巧者ジュビロを下した。サンフレッチェは、中島(後31分)とロスタイムの森崎造のゴールで、首位仙台に勝ち点2差の2位で前半を折り返した。

名古屋グランパスは、永井の好走にケネディの巧妙なシュートを絡めて先制点を奪うと、後半18分にはゴールに向かうCKから相手のオウンゴールを誘い、レイソルを制した。柏の連続無敗記録は7試合で止まり、前節の4位から順位を三つ落とした。

今日で前半戦を終了したJ1は、首位ベガルタを勝ち点2の僅差でサンフレッチェが追い、3位レッズから12位のヴィッセルまでが2勝の勝ち点差の間にひしめく展開で折り返した。最下位はコンサドーレの独走状態。ガンバの泥沼化が進む一方で、アルビレックスは若干浮かび上がっている。

Jリーグ J1 プリビュ 7月7日 19:00 横浜Fマリノス vs. セレッソ大阪 (三ツ沢競技場)

横浜Fマリノス — MF中村はもう2週間の欠場。DF天野は今季離脱。MF小倉はあと2週間で出場の見込み。
セレッソ大阪 — MF清武はニュルンベルクFCに移籍。MFキム・ボギョンはすでに各国代表に帯同中。

泥沼のスタートから復活の兆しを見せていた横浜Fマリノス(点23勝5敗3分8差+3)、5戦無敗は無視できない成績だが、得点力が決定的に不足している。救いは、わずか13の失点という、サガン鳥栖に並ぶリーグ一のディフェンス力にある。ただ、降格ゾーンから安全圏に逃れるには、得点力アップが絶対条件となる。

一方、調子の浮き沈みの大きさではリーグ・トップのセレッソ大阪(点18勝5敗8分3差-4)は現在、負けや引き分けという面で「安定」してしまっている。清武の移籍、キム・ボギョンの韓国代表帯同(その後のヨーロッパへの移籍の可能性大)、加えて来週に迫った扇原、山口のオンピック出場による離脱を考えると、セレッソには今日の1勝が必要になる。どう贔屓目に見ても、今後は苦しい戦いが予想されるからである。この試合を落とすようなら、降格争いに巻き込まれるだろう。勝負は引き分けか!

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 18:00 横浜Fマリノス vs. 名古屋グランパス (日産スタジアム)

マリノス — MF中村が捻挫のため欠場。DF天野の今季出場はなし。
グランパス — FW玉田は少なくともあと1ヶ月は欠場の見込み。MF磯村、中村は少なくとも9月までは欠場。
最近10年間の対戦成績は、グランパスの7勝4敗7引き分け。
ここ4試合でわずか1得点の横浜Fマリノス(点22勝5敗3分7差+3)だが、戦績は1勝3分け。このチームにゴールを期待するのは酷だともいえるが、J1最少の12失点のディフェンス力をもってすれば、ホームでの勝ち点1は確実にキープできる。
一方、中断開けの2試合に連勝した勢いをガンバに止められた名古屋グランパス(点24勝7敗5分3差+1)も、ここまで得点がわずか22点と、得点力不足に悩む。2-2で引き分けたガンバ戦での2得点は、玉田の欠場を補う永井の活躍によるもの。グランパスに一つの明るい材料を提供している。この試合はまた、スコアレスのドローとなりそうだ!

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 横浜Fマリノス vs. FC東京

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 横浜Fマリノス vs. FC東京 (日産スタジアム)
横浜Fマリノス — MF小倉は少なくとも7月半ばまでは欠場の見込み。DF天野の今季出場は絶望的。
FC東京 — MF大竹は今季出場の見込みなし。FW平山は復帰間近。
過去10年間、両チームの対戦成績は互いに8勝ずつ、引き分けは4試合。ただし、マリノスの勝利は2008年の1勝以降なし!
ここ2試合連続の引き分けを含め、5試合無敗を続ける横浜Fマリノス(点18勝4敗3分6差+2)は、開幕直後の低迷状態から抜け出し、13試合を終えたこの段階でちょうど中間の順位に位置している。エスパルス戦、ガンバ戦と続いた0-0の引き分け試合で失速中のマリノスにサポーターが期待するのは得点シーンと勝ち点だろう。チャンスをものにしたいマリノスは、大黒に代えて小野を起用してはどうか?
一方、好調で開幕を迎えたFC東京(点22勝7敗4分1差+2)は、AFC敗退を含め、このところ低迷状態が続いている。前節は浦和レッズと引き分けた東京だが、その前の3試合は連勝と、今シーズンの乱調を象徴するかのようだ。AFCによる未消化試合が1つある東京だが、両チームには勝ち点4の差しかない現在、直近のライバル・マリノスを倒しておきたいところだ。この試合は引き分けか。

プレビュー5月26日 14:00 清水エスパルス vs. 横浜Fマリノス(アウトソーシング・スタジアム)

清水エスパルス — MFアレックス・ブロスケはレッドカードで出場停止。DF吉田とMF村松は、U23代表試合のため、欠場。
横浜Fマリノス — FW小野裕二が出場停止。MF/FW齋藤学は、U23代表試合のため、欠場(かかとの負傷は回復した模様)。

過去10年間の対戦成績は、22試合で、マリノスの7勝5敗10引き分け。マリノスの7勝の内の4勝は、2005年以前の対戦から。

アレックス・ブロスケと村松の不在でMF陣が薄い清水エスパルス(点22勝7分1敗4差+4)、齋藤と小野のいない横浜Fマリノス(点17勝4分5敗3差+2)と、両チームともに主力を欠いてこの試合に臨む。前節でガンバと0-0で引き分けるまでは4連勝と快調だったマリノスに対し、エスパルスは、首位に浮上すると思われたその矢先に失速してしまった。セレッソ戦を引き分け、レッズ戦に敗れたことで、勝ち点5を失ってしまったのは、首位を狙っていたチームにとっては痛かった。ゴトビ監督は、選手のーに心機一転を呼びかけ、つい最近まで持っていた自信を取り戻させる必要がある。この試合に勝つには、高木と大前の大活躍が絶対条件となるが、予想としては、清水エスパルスの勝利、としておこう!

5月19日 横浜Fマリノス0-0ガンバ大阪 – ゲーム リポート

両チームともに見せ場の少ないゲームだった。前半18分、ガンバは、左サイドから遠藤が右足を振り抜くと、マリノスGK飯倉が辛うじてバーの上に掻き出す。マリノスも、前半終了寸前に得たFKを中村が蹴るが、ボールはゴールの上を外れていく。
後半開始早々、マリノスはマルキーニョスのお膳立てから小野が力強いシュートを放つが、惜しくもGK木村の好セーブに防がれる。今季まだ無失点試合のないガンバにとっては異例の展開だ。後半41分、ゴールラインぎりぎりからの倉田のパスに藤春が反応するが、シュートはGKに阻まれてしまう。こうして試合は0-0のスコアレスのまま終了した。マリノスが5連勝を逃したこのゲームは、ガンバ久々の無失点試合となった!

Jリーグ J1 プレビュー 5月19日14:00 横浜Fマリノス vs. ガンバ大阪 (日産スタジアム)

横浜Fマリノス — DF天野は負傷のため長期離脱
ガンバ大阪 – いまだ未出場のDFは足骨折のため数ヶ月間の離脱。RB加地も6週間の離脱。FW川西は足の骨折からの回復が見込まれている。

過去10年間の成績は、マリノスの10勝、ガンバの8勝。引き分けは6試合。

開幕時の低迷状態の後、樋口監督に交代して以来、目下4連勝中の横浜Fマリノス(点16勝4分4敗3差+2)は、さらに連勝を続けたいところ。何がチームを変貌させたのか、理由は誰にもわからないが、負傷で出場の遅れていたマルキーニョスの復帰が原因だという人もいれば、大黒が控えに回ったからだという人もいる。マリノスの4連勝には、アウェイでのレッズ戦、サンフレッチェ戦が含まれている。今節も、不調に喘ぐガンバをカモにしてやろうと闘志を燃やしているに違いない。
一方、ガンバ大阪(点8勝2分2敗6差-9)の滑り出しはマリノス以上に悪い。監督・コーチ陣の交代やツキなどもあり、調子を取り戻したかのように見えたこともあったが、現在は第17位と下から2番目の位置に低迷している。加地を含め、多くの負傷者を抱えているガンバだが、遠藤、明神、二川らのベテラン勢に伸び盛りの若手をうまく噛み合わせるなら、松波監督の采配次第で、ガンバは今季の立て直しだけではなく、2003年度に向けてチームの再構築が出来るはずだ。今季のガンバには、これ以上のことは期待できない。前節は、首位ベガルタにもう少しのところで勝ちきれなかったが、この勝ち点1は、チームにとってのカンフル剤になったはずだ。ひょっとして、横浜の連勝はガンバが止めてしまうかも。ガンバ大阪の勝利に期待しよう!

5月12日 サンフレッチェ広島1-3横浜Fマリノス

サンフレッチェは3-2-4-1の布陣で臨む。先制点は、相手GK飯倉の位置を見た青山の60メートル超のロングシュート!自陣のセンターサークルにも達していない深い位置からの強烈なキックだった。その後、石原に追加点のチャンスがあったが決め切れない。前半38分、小野裕二からのパスを受けたマルキーニョスがヘディングシュートを叩き込み、これで同点。大黒の見本になるような見事なゴールだった!
後半22分、サンフレッチェ佐藤寿人がCF中沢をワンタッチでかわしてシュートするも、わずかにゴールを外れる。決勝点は後半32分、広島GK西川が(ガンバの藤ヶ谷同様の!)まずい守備で大黒のヘディングをこぼし、齋藤にプレゼントボールを提供してしまう。横浜は38分にも、中村俊介のピンポイントCKに冨沢がピタリと合わせ、3-1で勝利を決定づける。横浜Fマリノスはこれで4連勝!


Jリーグ プリビュ− 15:00 サンフレッチェ広島 vs. 横浜Fマリノス(広島ビッグアーチ)

横浜Fマリノス — DF天野の今季出場は絶望的か。

サンフレッチェ広島 (点19勝6分1敗3差+10) は、前節、柏レイソルとのアウェイゲームで5得点を量産した!2点を先取し、レイソルに同点とされた後、立て続けに3点を奪って、首位仙台に勝ち点4差の3位につけている。しかし、その前の新潟戦ではホームで逆に勝ち点3を献上しまった広島は、GWのファンの失望の埋め合わせを狙っているはずだ。佐藤寿人は代表復帰も可能な好調を維持している。ミキッチらからの良い供給を受ければ、佐藤は点を取り続けるだろう!

不調のどん底で最下位争いを演じていた今季の横浜Fマリノス (点13勝3分4敗3差0) は、3連勝でようやく調子を取り戻してきた。その3勝にはアウェイの浦和レッズ戦も含まれている。自信を取り戻した今、ツキも見方してくれるなら、この戦いも勝利できないことはない。FW大黒はなかなかチャンスをものに出来ないし、マルキーニョスの調子もまだ万全ではないので、小野裕二に期待がかかってくる!DF天野が欠場のため、現在J1の最多得点者を相手に、CBの中沢と栗原は大忙しだろう。マリノス・サポーターとしては、監督続行か否かが気になるところだが、交代劇を観たいなら、何試合か落とす必要がある。試合は、サンフレッチェ広島の勝ち、と見る!

この10年間の両者の対戦は15回。マリノスの7勝、サンフレッチェの5勝、引き分けが3試合。

横浜Fマリノス2-1コンサドーレ札幌 – 5月6日

すでに2回のチャンスを逸した大黒の3回目、ミスに齋藤が粘ってからみ、こぼれ球を中村が豪快にけり込む。古田の同点ゴールで振り出しに戻った後半33分、今度は谷口が高さのあるヘディングで突き放す。マリノスの3連勝。