横浜Fマリノス — DF天野の今季出場は絶望的か。
サンフレッチェ広島 (点19勝6分1敗3差+10) は、前節、柏レイソルとのアウェイゲームで5得点を量産した!2点を先取し、レイソルに同点とされた後、立て続けに3点を奪って、首位仙台に勝ち点4差の3位につけている。しかし、その前の新潟戦ではホームで逆に勝ち点3を献上しまった広島は、GWのファンの失望の埋め合わせを狙っているはずだ。佐藤寿人は代表復帰も可能な好調を維持している。ミキッチらからの良い供給を受ければ、佐藤は点を取り続けるだろう!
不調のどん底で最下位争いを演じていた今季の横浜Fマリノス (点13勝3分4敗3差0) は、3連勝でようやく調子を取り戻してきた。その3勝にはアウェイの浦和レッズ戦も含まれている。自信を取り戻した今、ツキも見方してくれるなら、この戦いも勝利できないことはない。FW大黒はなかなかチャンスをものに出来ないし、マルキーニョスの調子もまだ万全ではないので、小野裕二に期待がかかってくる!DF天野が欠場のため、現在J1の最多得点者を相手に、CBの中沢と栗原は大忙しだろう。マリノス・サポーターとしては、監督続行か否かが気になるところだが、交代劇を観たいなら、何試合か落とす必要がある。試合は、サンフレッチェ広島の勝ち、と見る!
この10年間の両者の対戦は15回。マリノスの7勝、サンフレッチェの5勝、引き分けが3試合。
エスパルスに僅差で続くサンフレッチェは、首位にも肉薄せんとこの柏戦に臨む。今日の試合でも佐藤寿人が好調。前後半に1点ずつと、これで今季9得点。試合は、このまま広島ペースで続くと思われたが、後半一気に流れが変わる。交代出場直後、ディディエ・ドログバやロビン・ファンペルシー並みの見事なゴールを田中順也が決め、ジョルジ・ワグネルが続いて同点弾を決める。しかし、最後の5分の時間帯に広島は集中力を見せる。ミキッチのクロスに高木が合わせて再びリードを奪うと、終了直前には石原が立て続けに2得点。終わってみれば、サンフレッチェ5-2の圧勝だった。
ACLを戦い、今節の試合がなかった柏レイソル (点8勝2分2敗4差-2) は、先週末、サガン鳥栖に敗れ、15位(暫定)と低迷している。ACLを戦うチームは日程面での調整が難しく、どのチームもリーグ戦での苦戦を強いられるが、レイソルもリーグ戦での結果が思わしくない。過激なサポーターを喜ばすためにも、このホームゲームには勝利したい!
一方、サンフレッチェ広島 (点16勝5分1敗3差+7) は、2位の座にくつろいでいたわけではないだろうが、アルビレックス新潟に意外な星を落としている。若手監督森保率いる好調サンフレッチェの油断した一戦だった。佐藤寿人は代表復帰を目指してチームを引っ張っている。この一戦は、意外な黒星を取り戻したいサンフレッチェが勝ち点1を確保すべく手を打ってくるはずだ。引き分けか!
両チームの通算成績は、10試合中、レイソルの3勝、サンフレッチェの2勝、引き分けが5試合と多い。サンフレッチェの2勝は、2009年と2004年。
チーム状況
サンフレッチェ広島 — 森崎和幸が出場停止
アルビレックス新潟 — ブルーノ・ロペスが出場停止
ゲーム・プレビュー
前節、アウェイゲームでフロンターレを一蹴したサンフレッチェ広島(点16勝5分1敗2差+8)は、首位を走るベガルタ仙台に更なるプレッシャーをかけるべく、この一戦に臨む。17位と低迷するチーム相手に得点の荒稼ぎを狙っているに違いない!体調万全の佐藤寿人は、右に構えるミキッチからの供給を受けて得点を重ねている。今日も高得点ゲームが期待できる。
これまでの8試合、アルビレックス新潟(点5勝1分2敗5差-4)は、乱調のセレッソ大阪に唯一勝利したのみで、引き分けは2つ、後は黒星を重ねている。全8試合で挙げた得点はわずか4点と悲惨なチーム状況だ。シーズン前、私はアルビレックスの降格を予想したが、今季これまでの経過からも、その予想を覆すようなものは何一つない。「放蕩息子」矢野貴省の海外移籍からのチーム復帰は、サポーターにとっての吉報だった。ただ、出場の機会に恵まれず、ベンチにすら入れなかった内容の乏しい移籍ではあった。チームが低迷しているのも不思議ではない!この試合、サンフレッチェ広島の勝利!
直接対決
戦績は通算、サンフレッチェの10勝、アルビレックスの4勝、引き分けが7試合。2009年以来、アルビレックスは勝利していない。
今週のレポートは、相馬監督に代えて風間監督の新体制となった川崎フロンターレのゲームから。風間監督の初采配は、GKに西部、センターバックに森下と稲本を据える布陣を敷く。本来はボランチの位置から球をさばいていた稲本だが、はたしてこの采配はどう出るか?
前半15分、先制点は広島。中盤の細かいパス回しから、左を駆け上がる山岸に佐藤からボールが出る。山岸がそのままボールを持ち込み、左足を振り抜くと、ボールはゴールの右隅へ。一方、川崎は前半33分に同点に追いつく。中村からの絶妙のスルーパスにDF伊藤が反応、ゴール前の密集を抜け出して右足外側で決めたゴールだった。
そのわずか5分後、サンフレッチェが追加点。走力で稲本に勝った石原が、倒れ込みながらGK西部の出際を狙ったゴールを決める。試合は2-1でハーフタイムへ。後半は開始早々の2分、千葉のロングフィードが右サイドのミキッチに出る。そのまま持ち上がったミキッチが低いクロスを入れると、ゴールエリア内に走り込んだ佐藤が確実に決めた。その後、後半33分、再びミキッチからのピンポイントのクロスを佐藤がヘディングで合わせて、試合を決定づける。風間フロンターレにとっては厳しいスタートとなった。
サンフレッチェ広島–DFヨコタケは五分五分、山口はまだ負傷から完全に回復していないため出場はおそらくないだろう。
名古屋グランパス–ケネディと磯村良太の出場もおそらくないに違いない。
腹立たしいほどに調子の波が激しい今季の名古屋グランパス(勝点6勝4分1敗1得失点+6)だが、リーグ制覇を狙うチームの一つとして、結果は出している。ホームで迎えた前節のコンサドーレ札幌戦も確かに3-1以上のスコアで勝てた試合だった。だが、今節の広島サンフレッチェ(勝点6勝4分0敗2得失点+5)は一筋縄ではいかない相手だ。前監督ペドロビッチを引き継ぐ守安監督のもと、流動的なフォーメーションと統制のとれたチームカラーは健在で、固い守りと素早い攻撃にはさらに磨きがかかっている。
得点に絡む活躍をしている主将佐藤寿人に対する闘利王らグランパス・ディフェンスの対決も見ものだ。
前線の玉田と永井の速さと俊敏性は広島ディフェンス陣を悩ませることだろう。ケネディの存在を欠いても、グランパスの攻撃はあなどれない。点の取り合いでの引き分けというところか!
両チームの戦いはこれまで14試合で、サンフレッチェはわずかに3勝、引き分けが5試合ある。ここ4試合では名古屋が3勝しており、アウェイでのこのゲームでも分がありそうだ。
J1デビューの今シーズン、サガンは意外な好スタートをこのまま維持していきたいところ。相手は好調サンフレッチェ、楽な勝利は期待できない。しかし先制したのはホームのサガンだった。前半39分、水沼が弾丸のようなミドルシュートを炸裂させる。
後半、広島の佐藤寿人の振り返りざまのボレーは赤星の好セーブに阻まれ、同点のチャンスを逸する。その後、森崎のフリーキックもわずかにゴールを逸れるなど、鳥栖がまさかの勝利でもう一つ勝ち星を重ねた。
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