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Jリーグ J1 プレビュー 5月19日17:00 鹿島アントラーズ vs. コンサドーレ札幌(鹿島スタジアム)

両者の対戦は、2008年度の2戦と今年のナビスコ杯での1戦で、3戦ともアントラーズが勝っている。

シーズン当初の無得点・無勝ち点試合が続いた低迷状態から、3連勝と一気に立ち直った鹿島アントラーズ(点11勝3分2敗6差-5)だが、再び失速し、2つの引き分け試合からの勝ち点を得ただけに留まっている。今節の最下位チームとの対戦で調子を取り戻したいところだ。鹿島はここ3試合で、サガン鳥栖との0-0の引き分け試合を除けば、ジュビロ磐田と清水エスパルスに敗北を喫している。とにかく得点が欲しいアントラーズとしては、今節に賭けるところが大きい。

一方、コンサドーレ札幌(点4勝1分1敗9差-10)は、あのセレッソ戦での1勝だけで、得点も11試合で8点と極端に少ない。このままだと、J1最少得点チームの記録だけを記念にJ2に舞い戻ってしまう!アントラーズも様々な問題を抱えているが、この試合に関しては、鹿島アントラーズの勝ち、で妥当だろう!

Jリーグ J1 プレビュー 5月19日16:00 大宮アルディージャ vs. 川崎フロンターレ(NACK5スタジアム)

大宮アルディージャ — DF坪内が太ももの故障で2、3週間出場危うし。DF村上も1ヶ月は出場の見込みなし。
川崎フロンターレ — DFの小宮山とジェシの二人ともあと数週間は出場の見込みなし。

過去10年間の対戦成績は、フロンターレ9勝、アルディージャ9勝、引き分けが5試合と、全く互角。

乱調状態が続く大宮アルディージャ(点15勝4分3敗4差-5)にも、下平やチョ・ヨンチョルなど珠玉がいるが、十分に使われていない。また、上田康太を控えに回し、起用され続けているカルリーニョスにも、それに応えるような活躍を期待したい。浦和とガンバを倒しはしたが、神戸には敗れるなど、どちらのアルディージャが出てくるのか、蓋を開けるまでは誰にもわからない。この予測できない乱調さは、セレッソといい勝負だ。

一方の川崎フロンターレ(点16勝5分1敗5差-3)は、前節、柏に完封負けを喫してはいるが、ジュビロとの好ゲームを含め、ここ4試合で2勝している。風間監督就任以来、見違えるようなチームになっている。FW矢島が5得点と、最近になってゴールに目覚めており、今節もゴールを狙ってくるだろう。フロンターレ・サポーターは、ブラジル人選手を使わない方が点がもっと入ることに気づいているかもしれない。フロンターレの豪華MF陣が本来の働きをするなら、たとえアウェイ戦であれ、勝利をもぎ取ってしまうことだろう!

Jリーグ J1 プレビュー 5月19日15:30 浦和レッズ vs. 清水エスパルス(埼玉スタジアム)

浦和レッズ — MF山田直輝がひざの故障のため長期離脱。
清水エスパルス — DF岩下が出場停止

過去10年間の対戦成績は、エスパルスの10勝、レッズの9勝、引き分けが4試合と、ほぼ互角の戦績。

今節、私が最も注目しているゲーム。二シーズンにわたり苦戦を続けていた浦和レッズ(点18勝5分3敗3差+3)の浮上を確かに予想してはいたが、このチームに必要なのは、MFからの素晴らしい配球をゴールに入れる決定力だ。ペドロビッチ監督は、槙野、阿部、柏木、鈴木らを上手に起用し最大限の力を発揮させているが、ゴールゲッター発掘が絶対条件だ。原田元気をCFに起用したら?

清水エスパルス(点22勝7分1敗3差+5)は今私が最も注目しているチームだ。GK林、FWの大前、高木など、素晴らしい若手が揃っている。この若手陣に、小野や高原らのベテランと、アレックスやヨンアピンの外人選手をブレンドすれば、11月のJリーグ覇者が見えてくる!週半ばのナビスコ杯では中心選手を何人か休ませているので、今日は激しい精力的なゲームをしてくれるはずだ。前節、先制したセレッソに追い付き、勝ち点1を得たエスパルスが本来の力を発揮するなら、レッズはまたしてもホーム戦を失うことになる。私は、清水エスパルスの勝利と見る!

Jリーグ J1 プレビュー 5月19日15:00 アルビレックス新潟 vs. ジュビロ磐田(東北電力ビッグスワンスタジアム)

ジュビロ磐田 — GK川口、アキレス腱の負傷で長期離脱。

最近7試合中5試合を引き分けている両チームだが、過去10年間では、ジュビロの7勝4敗6引き分け。

大方(私も含めて)の予想通り、今季のアルビレックス新潟(点9勝2分3敗6差-5)は苦戦を強いられているが、それは今後も続くだろう。チョ・ヨンチョルとマルシオリシャルデスの二人が抜けたのは、チームにとってもサポーターにとっても痛い。ヨーロッパから戻った矢野貴章とガンバからのレンタル選手の平井将生はまだチームに貢献していない。アルビレックスの苦戦は続く。

滑り出しは好調のジュビロ磐田(点18勝5分3敗3差+4)だが、このチームは中位に留まるだろうとの見解を私は変えない。だが、今節は勝ち点3を確実に取るだろうし、ACL出場権獲得圏内に留まるだろうが、今日の1勝は錯覚のようなものでしかない。FW前田は得点にもっと絡まなければならない。ただ、イ・スンヨルをガンバに放出して以来ポッカリ開いていた穴を、韓国人FWペク・スンヨルが埋めているのは好材料といえる。試合はジュビロ磐田の勝利か!

Jリーグ J1 プレビュー 5月19日14:00 サンフレッチェ広島 vs. ヴィッセル神戸 (広島ビッグアーチ)

ヴィッセル神戸 — CB河本、ひざの負傷による長期離脱から復帰の見込み。MF橋本も出場の見込みあり。FW田代の出場は危うい。FW大久保はまだ完全に復調していないが、出場を期待されている!

過去10年間の戦績は、サンフレッチェの8勝2敗、4引き分け。昨季2011年は、両チームともにホームゲームを制している。

前節、青山の60超mシュートで驚きの先制点を挙げたサンフレッチェ広島(点19勝6分1敗4差+8)だったが、結局このマリノス戦は3-1で落としてしまう。今節は、サポーターの目の前で勝ち癖を取り戻したいところだ。絶好調の佐藤寿人をはじめ、チームは森安監督のシステム(前監督時代と大差はないが)を取りいれることに成功している。今季の広島は、右サイドと佐藤を結ぶパイプラインの供給源ミキッチがキーマンだ。この二人の連携を止めるのにヴィッセルは相当苦労するはずだ。攻撃的LB相馬は、今週は守備に集中した方がいいかもしれない!ここ5試合で2勝しかしていない広島だが、常に首位の背中が見える位置を確保したい。

一方、今季上位4チームに入ることを目標に挙げているヴィッセル神戸(点15勝5分0敗6差-3)は、その目標達成のために勝ち点を少しでも積み上げて、新監督につなげたいところだ。安達暫定監督がバトンを手渡す相手は、元ガンバ大阪監督の西野朗氏となることはほぼ確定的だ!ヴィッセル神戸を常勝軍団に作り替える使命を授かる西野監督の手中には、小川、森岡、三原、奥井らの若手の駒が揃う。サポーターも強いヴィッセルを期待しているはずだ。CBに好調のイ・グァンソン、RBにチームリーダーの北本を擁するディフェンスラインには、河本が復帰する場所がないが、控えにも河本のよなう有能選手がいることはヴィッセルには心強い!安達監督のために全力を尽くすヴィッセルの勝利を期待しよう!

Jリーグ J1 プレビュー 5月19日14:00 横浜Fマリノス vs. ガンバ大阪 (日産スタジアム)

横浜Fマリノス — DF天野は負傷のため長期離脱
ガンバ大阪 – いまだ未出場のDFは足骨折のため数ヶ月間の離脱。RB加地も6週間の離脱。FW川西は足の骨折からの回復が見込まれている。

過去10年間の成績は、マリノスの10勝、ガンバの8勝。引き分けは6試合。

開幕時の低迷状態の後、樋口監督に交代して以来、目下4連勝中の横浜Fマリノス(点16勝4分4敗3差+2)は、さらに連勝を続けたいところ。何がチームを変貌させたのか、理由は誰にもわからないが、負傷で出場の遅れていたマルキーニョスの復帰が原因だという人もいれば、大黒が控えに回ったからだという人もいる。マリノスの4連勝には、アウェイでのレッズ戦、サンフレッチェ戦が含まれている。今節も、不調に喘ぐガンバをカモにしてやろうと闘志を燃やしているに違いない。
一方、ガンバ大阪(点8勝2分2敗6差-9)の滑り出しはマリノス以上に悪い。監督・コーチ陣の交代やツキなどもあり、調子を取り戻したかのように見えたこともあったが、現在は第17位と下から2番目の位置に低迷している。加地を含め、多くの負傷者を抱えているガンバだが、遠藤、明神、二川らのベテラン勢に伸び盛りの若手をうまく噛み合わせるなら、松波監督の采配次第で、ガンバは今季の立て直しだけではなく、2003年度に向けてチームの再構築が出来るはずだ。今季のガンバには、これ以上のことは期待できない。前節は、首位ベガルタにもう少しのところで勝ちきれなかったが、この勝ち点1は、チームにとってのカンフル剤になったはずだ。ひょっとして、横浜の連勝はガンバが止めてしまうかも。ガンバ大阪の勝利に期待しよう!

PREVIEW May 19th Game 12 – 14:00 Sanfrecce Hiroshima v. Vissel Kobe at Hiroshima Big Arch

Vissel Kobe – CB Komoto is considered fit again after long term knee injury. MF Hashimoto is also expected to be available. FW Tashiro should still be considered doubtful. FW Okubo is not fully fit but expected to be asking to play!

Over the last decade Sanfrecce have won eight times to Vissel’s two wins, with four draws. Each team won their home fixture by a 1-0 scoreline in 2011.

Sanfrecce Hiroshima (P11 W6 D1 L4 GD +8) went ahead with Aoyama’s wonder goal from over 60 yards last weekend but eventually went down 3-1 to Yokohama F.Marinos and will be looking to get back to winning ways in front of their own fans. Hisato Sato is in sparkling form and the team have taken well to new, and young coach Moriyasu’s systems – although not too distant from his predecessor’s ideas! Mikic has been a key man this season, feeding Sato from the right wing and Vissel’s left wide will have to be on their tows to stop this pipeline. Attacking left back Soma may have to concentrate on defending this weekend! Sanfreece lie in 3rd place, despite winning only two of their last five and will be hoping to stay in touch with the top spot.

Vissel Kobe (P11 W5 D0 L6 GD -5) have publicly targeted a top 4 spot this season and interim coach Adachi will want to add to the points total so that the new coach – almost certainly to be ex-Gamba boss Akira Nishino, according to reports – will be able to come in and keep up the approach for that big season! Youngsters like Ogawa, Morioka, Mihara and Okui will be perfect base players for Nishino to build a new team to last a decade at the top. Vissel fans will be hoping that is the case. With Lee in fine form at centre back, and Kitomoto leading the team from his side, there may be no room for the ready to return Komoto, but having players on the bench with that ability will be fine for Vissel! Expect Vissel to give their all for coach Adachi and EXPECT a WIN for VISSEL KOBE!

5月12日 ガンバ大阪1-1ベガルタ仙台

先週、清水エスパルスに連勝を止められ、勢いの止まっているベガルタを相手に、ガンバ大阪は必勝メンバーで臨む。もし清水がセレッソ大阪に勝ち、ガンバがこの試合で勝ち点3を取れるなら、1位・2位は逆転していたはずだった。試合内容はまさにガンバがその勝ち点3を取るかのようだった。先制したのはガンバ大阪。後半17分、見事なパスの交換から倉田が右隅にゴールを決める。しかしベガルタも、負傷から復帰した赤嶺が見事なヘディングを叩き込んで、同点に追い付く。ガンバは勝てた試合を落として降格圏に留まり、首位ベガルタは、2位のエスパルスと共にこの試合を引き分け、2位に2ポイント差のまま今節を終了した。

5月12日 ヴィッセル神戸0-1名古屋グランパス

この試合、良い入り方をしたヴィッセルは、名古屋DFに強いプレッシャーかけ相手のミスを誘おうとした。特に吉田が左で闘莉王に勝る働きをしかけ、闘莉王がペナルティエリアに入る直前で吉田を倒してしまう。主審は、2週間前、清水エスパルスに8枚のイエロー、2枚のレッドを出した西村さんだったが、レッドでもおかしくないこのプレーに、なんとイエローも出さない。一方、前半8分、野沢が簡単にクリアできたはずのボールをミスキック。フリーの藤本がすかさずゴールの上隅にシュートするも、GK徳重が好セーブ。徳重はまたケネディーのシュートも阻み、追加点を防いだ。
16分には、永井のファーポスト上隅へのシュートをこれまた徳重が片手で凌ぐ。28分、今度はヴィッセル小川のシュートをグラスパスGK楢崎がファインセーブ。また朴の20メートルを超える中距離弾がポストをはじくと、そのリバウンドが小川、野沢と渡り、そこからのクロスを吉田がヘディングで叩くがゴールをかすめる。そしてハーフタイム直前、ねばったケネディーからゴールライン際から低いクロスをゴール前に出すと、玉田が巧みに合わせて徳重とCB北本の間を抜くラッキーな先取点を決めた。
同点に追い付きたいヴィッセルは大久保を投入。相手DF陣の判断の甘さをついてGK楢崎に迫るも、そのシュートはゴールを逸れ、安達ヘッドコーチ体制での3連勝はストップした。


5月12日 浦和レッズ1-1アルビレックス新潟

レッズは、3-2-4-1の布陣の1トップに今季9試合目ではじめて原口元気を起用する。だが、前半11分に先制点を決めたのは、左タッチライン際からの槙野のパスを難なく決めたマルシオリシャルデスだった。ところがアルビレックスも前半終了間際にブルーノロペスのボレーシュートで同点に追いつく。後半は、両チームともに勝ち越し点を狙うが、DF陣の必死の守りと決定力のなさでチャンスをものにできず、試合は引き分けに終わった。