ベガルタ仙台3-2浦和レッズ
横浜Fマリノス4-0ジュビロ磐田
大宮アルディージャ1-1アルビレックス新潟
川崎フロンターレ2-3ガンバ大阪
清水エスパルス1-1ヴィッセル神戸
サガン鳥栖1-3名古屋グランパス
コンサドーレ札幌0-0鹿島アントラーズ
セレッソ大阪1-1FC東京
サンフレッチェ広島1-2柏レイソル
前々節まで2位に勝点5の差をつけていたサンフレッチェ広島がホームで柏に敗れ、3位浦和を下した2位仙台(3-2)に勝点で並ばれた。順位は、得失点差でわずかに勝る広島が依然として首位を維持している。この結果、J1の覇権争いはどうやらこの2チームに絞られたようだが、何が起こるかわからないのがJリーグだ。今日勝って、浦和レッズとの差を一気に縮めたかった清水エスパルスにとっては、ヴィッセル戦の引き分けは痛い。これでリーグ制覇の夢はほぼ消え去り、残るはレッズとの3位争いとなる。だが、首位広島を倒した勢いに乗る柏レイソルもいつの間にか4位につけ、レッズとの逆転を狙っている。
順位表のもう少し下に目をやると、ホームで圧倒的な強さを誇っていたサガン守備陣が名古屋の攻めに崩され(1-3)、9位に後退。ジュビロ磐田も、実際には8-0くらいの内容で横浜Fマリノスに完敗(4-0)した。これでマリノスは7位、ジュビロは8位と順位が入れ替わった。
さらに下を見ていくと、セレッソ大阪とFC東京の対戦は、1-1で相譲らず。これで東京が10位、セレッソが11位となり、降格圏からは少しの距離を置いている。セレッソのすぐ下には今日、ガンバ大阪にホーム戦を3-2で落とした川崎フロンターレがいる。現在16位のガンバは、ゴール数では首位広島を4点も上回る58得点の破壊的攻撃陣だが、得失点差わずか+1が示しているように守備陣に脆さをかかえる。降格争いの直接対決となった大宮‐新潟が1-1の引き分けに終わったため、大宮が勝点1の差でガンバの上に立っている。ただ、ガンバとの得失点差の15という数字が土壇場で大きな意味を持つようになるかもしれない。
それ以外の試合では、鹿島アントラーズがコンサドーレ札幌との「勝ち試合」を引き分け、まだ安全圏とは呼べない位置に勝点38でもたついている。鹿島の下には、今日エスパルスと引き分けたヴィッセル神戸が勝点35で控え、アルディージャ、ガンバ、アルビレックスと続いている。J1はどうやら、上位チームも下位チームも、最終日まで混戦が続くようだ。