コンサドーレ札幌0-5大宮アルディージャ
当然ともいえるアルディージャの勝利。大量5得点も意外ではなかった。コンサドーレは計算上は、あと2試合の結果次第でJ2降格が確定する。勿論、何が起こるか分からないのがサッカーだが。セレッソやガンバも勝利したため、大宮の勝利は降格争いチームの順位に違いを生じさせるものとはならなかった。大宮の得点者は、ノバコビッチ(3)、カルリーニョス、長谷川。
鹿島アントラーズ1-2横浜Fマリノス
マリノスは、熊谷、中村俊介のゴールで宿敵(今季は不調だが)アントラーズにアウェイで勝利。低迷状態に歯止めをかけた。後半50分、鹿島の気休めともいえるゴールは、ジュニーニョの完璧なオフサイド。
ベガルタ仙台2-1ヴィッセル神戸
田代のピンポイントのヘディングでのゴールなど、前半はヴィッセルが試合を試合していたが、焦らずに試合を進めるベガルタは、これまた見事な赤嶺のヘディングで同点に追いつく。決勝点となった後半終了間際の鎌田のオーバーヘッドは確かに見事だったが、「危険なプレー」としてフリーキックになってもおかしくない微妙なプレーだった。jsoccer.comでリプレーを見て、ディフェンダーとしてそこに自分の頭を出したいと思うかどうか意見をお聞かせ願いたい。伊野波はあえてその危険を回避した。
浦和レッズ0-5ガンバ大阪
レアンドロが戻り、得点力が上がり、勝ち癖が戻ったガンバが、強敵レッズ相手に大量5得点を奪い、堂々の勝利。チーム総得点もJ1トップに浮上。この日埼玉スタジアムに押し掛けた4万6千人の95%は優勝を願うレッズ・サポータ‐。まず阿部が、その期待を萎ませる先制点。1発目は頭で、2発目は巧みなヒールでレアンドロが追い打ちをかけると、レアンドロとの交代出場のパウリーニョがダメ押しの2得点。ゴール前の精度が高まればもっと取れた試合だった。ガンバにとっては残留に向けての大きな1歩となったが、アルディージャとセレッソも共に勝利したため、調子の上がらないアントラーズとヴィッセルと共に、アルビレックスにもプレッシャーがかかってきた。ハイライトは、jsoccer.comで。
ジュビロ磐田0-0アルビレックス新潟
首位争いにとどまろうとするジュビロ、J1残留に勝ち点3が欲しいアルビレックス、白熱の好試合は両者相譲らず。
セレッソ大阪3-2清水エスパルス
アレックス・ブロスケが倒されて得たPKを大前が決め、エスパルスが先制。セレッソは、ケンペスが同点弾を決めると、前半終了直前にはGKのはじいたボールを柿谷が叩き込んで逆転。後半に入るとアレックス・ブロスケが見事なFKを決め、再度同点に追いつく。しかし終了間際、セレッソはシンプリシオが左からのクロスを右足のボレーで合わせる。来日初ゴールが決勝点となった。セレッソにとっては貴重な勝ち点3、エスパルスにとっては上位3位以内に留まる望みが薄くなる敗戦だった。ハイライトは、jsoccer.comで。
FC東京1-2川崎フロンターレ
味スタを埋めた3万5戦人の目の前で、後半1分には楠神、9分にはジェシと、フロンターレは10分足らずで2点を連取。東京も、途中出場のエジミウソンのゴールで1点を返したが、時すでに遅し。川崎にとっては安全圏への勝ち点3。
名古屋グランパス1-2サンフレッチェ広島
ハーフタイム直前の清水のゴールで、サンフレッチェ広島は試合の主導権を握る。名古屋も闘莉王のヘディングで同点に追いつくが、広島の底力が出たのは後半ロスタイムだった。途中出場の石原が突破し、右へクロス。駆け上がっていたのはDFの森脇。頭で合わせたボールは、楢崎の頭上を越えて、ゴール隅へと吸い込まれた。首位広島、2位仙台が共に勝利し、順位に変動はない。ハイライトは、jsoccer.comで。
サガン鳥栖3-柏レイソル
サガン戦に敗北するということは、柏レイソルにとっては、首位までの勝ち点差が11、ACL出場権までの勝ち点差が6と開き、対戦相手のサガン鳥栖との順位も入れ替わってしまうことを意味する。サガン鳥栖は、昨年のレイソルの再現なのか。それとも1期限りの突発的なものなのか。いずれにせよ、2013年度の活躍に期待を持たせて余りある奮闘ぶりではある。試合は、サガンが前半の43分、46分と立て続けにゴール。さらに後半8分の3点目で試合の行方は大方決まってしまう。後半20分、レアンドロドミンゲスの得点はレイソルには逆転への期待をかすかに起させるものだったが、力尽きた。