14:00 コンサドーレ札幌 vs. 清水エスパルス (札幌ドーム)
エスパルス、勝ち感を取り戻せるか?
チーム状況
清水エスパルス – アレックス・ブロスケが出場停止。DF吉田は要・体力テスト。
直接対決 – 過去4回の対戦は、エスパルスの3勝1分け。
ゲーム・プレビュー
前節、コンサドーレはガンバ大阪の猛襲に7失点の大敗。降格の確率を限りなく100%に近づけている。一方のエスパルスもホームで浦和に敗れ、それまでの復調に陰りが出ている。ただし、ディフェンス陣の主力が欠けた状態での前節だったが、今節はカルフィン・ヨン・ア・ピンがCBの位置に戻って来る。今季はこれまでの活躍が目覚ましいだけに、この復帰は大きい。
エスパルスは、アレックス・ブロスケを出場停止で欠くが、大前と高木に得点感覚が戻り、新戦力のCF金賢聖も好調。今節は、李記帝も出場停止から戻り、清水ディフェンス陣はほぼフルメンバーになるため、コンサドーレは前節に続き大敗を喫しそうだ。この負の勢いを止める力は、残念ながら、新加入のブラジル人コンビ、ハモンとテレにはなさそうだ。来季のJ2での活躍に期待か?
清水エスパルスの勝利!
18:00 浦和レッズ vs. 大宮アルディージャ (埼玉ス)
埼玉ダービー、レッズが見事に制するか?
何が起こってもおかしくない埼玉ダービー。勿論、2連勝の流れに乗ってホーム戦を戦う浦和レッズに一日の長がある。リーグ制覇を目指すレッズにとって、この試合は必勝だ。
一方、2週間前にFC東京をアウェイで下した大宮アルディージャだが、このところは負けが混み、得失点差も-20で、あっという間に17位まで順位を下げている。ディフェンスを固め、得点数を増やす、この一番基本的な要求が不調のアルディージャには重くのしかかる。
この試合、浦和レッズの勝利!
18:30 FC東京 vs. 横浜Fマリノス (味の素ス)
予想困難 – 引き分け!
下位に低迷するFC東京だったが、前節は、首位広島の圧倒的な攻撃を耐え忍び、ルーカスの1点を守り切る会心の勝利。ルーカスは、何をするかわからない、実に意外性の豊かな選手だ。
一方、無敗試合記録を続けるマリノスの快進撃は、前節、不調にあえぐセレッソ戦に内容でも結果でも圧倒され、あえなく途切れた。これまでが実力以上の戦いぶりだったのか、マリノスは、メッキが剥げかけているのだろうか。
この試合、FC東京の勝利!
19:00 ベガルタ仙台 vs. 川崎フロンターレ (ユアテックス)
名門ベガルタに、フロンターレ再び頓挫
アルディージャ先制で始まったゲームを見事ひっくり返し、勝ち癖を取り戻したベガルタは、足踏みを続ける広島との差を勝ち点1に縮めた。
一方、特にディフェンス陣に多くの負傷者を抱えるフロンターレは、風間兄弟ら新加入選手たちがまだチームに溶け込んでいない。ここ4試合勝ち星がなく、12位に甘んじるこの状況からの脱却には、やはり連勝しかない。セレッソ、ガンバ、アルビレックスと、下位チームが降格圏脱出に躍起になっている今、もたもたしているとそこまで落ち込んでしまう可能性だってある。
この試合、ベガルタ仙台の勝利!
19:00 鹿島アントラーズ vs. ヴィッセル神戸 (鹿島ス)
ヴィッセル、アントラーズをドロップゾーンに落とし込む!
ここ4試合で3敗の鹿島は、ドロップゾーンへの道を足早に進んでいる。特に、ガンバ、セレッソ、アルビレックスが調子を上げている今、今夜の試合結果次第で、自信喪失中の鹿島はと泥沼にはまり込んでしまう可能性すらある。
一方、3試合無敗のヴィッセルは着実に調子を上げつつこの試合に臨む。好調レッズを倒した後のホーム戦でサガンと引き分けたのは痛かったが、他会場の結果次第では、上位進出、さらにその上をも狙う位置に立てる。
この試合、引き分け!
19:00 アルビレックス新潟 vs. セレッソ大阪 (東北電ス)
セレッソ、降格圏に水を開けるか?
前節、前々節とアウェイゲームに勝利した新潟アルビレックスだが、23試合でわずか16点の得点力不足は深刻だ。一方のセレッソ大阪は、ここ4試合で11得点と、山口、扇原、柿谷のオリンピック・トリオも復帰して、エンジン全開。オリンピック代表の杉本も虎視眈々のセレッソは、1月の移籍時期が近づくまでは、ここ当分快調に走るだろう。
セレッソ大阪の勝利!
19:00 ジュビロ磐田 vs. サンフレッチェ広島 (ヤマハス)
この試合の引き分けは、レッズとベガルタへの吉報?
今季好調のジュビロを支えるベク・ソンドンの靭帯損傷(今季の出場は危うい?)をはじめ、負傷者が相次ぐ中で、前田がストライカーの仕事を続けられるかどうかが、これからのジュビロを占う鍵となる。
アウェイ戦には2勝したが、FC東京、清水エスパルスとホーム戦に連敗中のサンフレッチェ広島は、現在得点王の佐藤にチャンスを供給してきたMF/ウインガーのミキッチが欠場する。得点力はあるが失点も35と多いジュビロとのこの試合は、ミキッチ抜きの広島であっても、点の取り合いが予想される。ただ、双方譲らず、引き分けか!
19:00 名古屋グランパス vs. 柏レイソル (瑞穂)
グランパス、レイソルのJリーグ連覇の望みを断ち切るか?
前節、川崎を相手に虎の子の1点を守り抜き、1-0の僅差で勝利したグランパス。降下中のチームを、まずは上昇気流に乗せた、といったところか。欠場が続いていたケネディがようやく練習に復帰した。ケネディには、得点力もさることながら、スペースの作り方や他のプレーヤーの活かし方など、今のグランパスに欠けた多くの要素がある。五輪から永井、玉田が負傷から復帰、ケネディがスタンバイのグランパス、はたして、今季終盤の台風の目となるか。
一方、柏レイソルはホームでのジュビロ戦に完敗。近藤とジョルジワグネルの欠場でチーム力低下のレイソルに、調子上向きのグランパス、私の予想は引き分け!
19:00 サガン鳥栖 vs. ガンバ大阪 (ベストアメニティ)
復調ガンバ、さらに上へ!
5試合6得点レアンドロ、通算得点で3位と好調の佐藤の活躍などで、ガンバは2試合連続の大量点で、とうとう降格圏を脱出した。ここ5試合でも3勝2分けと、チームは確かに調子をとりもどしている。また加地、エドゥワルドと負傷者が相次ぐRBのポジションの穴も、エスパルスから移籍してきた岩下がきちんと埋めている。
ホーム戦での強さはもう定評となったサガン。23試合で26点の得点力不足は、現在J1最強のディフェンス力で補い、低得点試合を勝利にこぎ着けてきた。ただ、さすがのサガン・ディフェンス陣も、ここ2試合で大量12点と大爆発のガンバ攻撃陣には粉砕されてしまうのか。この試合、ガンバ大阪の勝利!