16:00 コンサドーレ札幌 vs. 名古屋グランパス (札幌厚別公園競技場)
底なし沼にはまり込んだコンサドーレのJ2降格はほぼ確定的。負傷者の数も多く光明が見えない。加入中の補強選手はこの悪い潮流を止めるためなのか、それとも来季への準備なのか?
目下3人のストライカーを欠く名古屋グランパスはケネディの奇跡的復調に賭ける。ただ、現在42失点の札幌が相手なら、得点力不足も問題にはなるまい。
名古屋グランパスの勝利。
18:00 浦和レッズ vs. ジュビロ磐田 (埼玉スタジアム): 3・4位対決
今季の浦和レッズは近年になく調子がいい。ペドロビッチ監督の戦略が浸透するにつれ、一層の躍進が期待できる。今季のJ1チームの共通課題である得点力がレッズの弱点ではあるが、オリンピックチームから外れた原口元気の活躍に期待したい。レッズの得点の原動力となって存在を主張したいところだ。
ジュビロ磐田は、今季38ゴールと得点力もあるが失点も多い。シーズン初めに加入し、以降ジュビロの得点の大半に絡んできたベク・ソンドンの五輪出場で抜けた穴は大きい。浦和レッズの勝利。
18:30 ベガルタ仙台 vs. サガン鳥栖 (ユーテックスタジアム)
ここ4試合で引き分け3のベガルタは、とうとう首位をサンフレッチェに明け渡した。広島とは勝ち点と得失点差では並んでいるが、唯一、総得点数で広島が首位に立っている。2週間前のレッズとのアウェイ戦を4失点で落とし、前節のFC東京戦には辛じて勝利をものにしたサガン鳥栖が今日の対戦相手。ベガルタ仙台の勝利。
18:30 鹿島アントラーズ vs. サンフレッチェ広島 (鹿島スタジアム)
開幕当初の低迷状態から何とか態勢を立て直してきた鹿島アントラーズだが、ここ4試合の成績は、得点1点ずつの2勝、得点1点ずつの2引き分け。今節の対戦相手サンフレッチェに勝利するには複数点が必要になる。総得点の差で首位に立ったサンフレッチェの目指すところは、後半戦をこのまま首位で走ることだ。目下J1の得点王、佐藤寿人をはじめ選手は好調だ。今夜の試合、サンフレッチェの勝利。
18:30 FC東京 vs. アルビレックス新潟 (味の素スタジアム)
好調な出だしもACLでつまづき、主要選手の負傷などで減速状態を強いられたFC東京は、現在、オリンピックでさらに選手を引き抜かれている。ここ4試合を3敗と苦戦続きだが、上位チームを追走していくためには、この試合の勝利は必須。
一方のアルビレックス新潟は、最近の5試合で、札幌に1-0、エスパルスには圧倒的に支配された試合を虎の子の1点を守り切っての勝利と、2勝している。だが、幸運はいつでも味方してくれるわけではない。オリンピックに主力の鈴木を引き抜かれたアルビレックスには、FC東京を止める力はない。
19:00 柏レイソル vs. セレッソ大阪 (柏スタジアム)
柏レイソルは、2試合前にグランパスに敗れて勢いを止められるまでは、下位から一気に上位に駆け上がる好調振りを維持していた。エスパルス戦も、レッドカードの助けはあったが、乱打戦に5得点を挙げ、勝利している。ロンドン五輪に3人の主要選手を欠くセレッソには手堅く勝利といきたいところだ。セレッソはここ5試合で勝ち点2、得点もわずか3と、あまり多くを期待できない。柏レイソルの勝利!
19:00 川崎フロンターレ vs. 大宮アルディージャ (等々力競技場)
最近4試合をスコアレスドローの2試合と2敗の川崎は、10位に順位を下げている。ずるずると降格ゾーンに下がって行ってしまう前に、後半戦に向けて気合を入れていきたいところだ。大宮とのこの一戦は、川崎が上位に浮上し、大宮を降格争いに蹴落とす意味では、実質勝ち点6の試合といえる。東を欠く大宮に、川崎の辛勝か。
19:00 横浜Fマリノス vs. 清水エスパルス (日産スタジアム)
ここ5試合負けなしの横浜Fマリノスだが、得点はわずか5点と決定力を欠く。前半戦の総得点も19と少ない。ただ失点もわがす15という数字が示すように、拮抗した試合を勝ち抜いている。エスパルスもディフェンスの固さには定評があるが、前節のレイソル戦では5失点、得点力も低い。スコアレスドローの試合となりそうだが、個人的にはエスパルスの勝利を予想する!
19:00 ヴィッセル神戸 vs. ガンバ大阪 (ホームズスタジアム)
西野新体制に順応し、ゲーム内容も改善されているヴィッセルは、今季すでに勝利しているガンバに連勝といきたい。ただ、勝利に対するどん欲さではガンバに分がある。かつてヴィッセルに所属していたレアンドロを獲得したガンバには、後に引けない強さがある。ヴィッセル、アルディージャ、セレッソと3連勝を狙う。そのハングリーな姿勢のゆえに、私の予想は、ガンバ大阪の勝利!