今季、大宮アルディージャから移籍した石原の巧みなサポートを受け、今絶好調の佐藤寿人は、16得点(内、PKによる得点はわずか1)でリーグのトップを独走中。得点力の高いサンフレッチェだが、前節は10人のエスパルスを相手にリードを守れず、終了間際に2失点を喫して敗北。だが、前節これまた降格争いのガンバ戦に敗れた大宮アルディージャに対する勝利は揺るがないだろう。
オリンピック出場中の東を欠くアルディージャは、スロベニア人選手のズラタン、ノヴァコヴィッチ両選手を戦列に加えている。今夜は瀬戸際の戦いを強いられることになる。チョ・ヨンチョル、カルリーニョスらの奮起を促したい。
サンフレッチェ広島の勝利!
Tag Archives: 石原
Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 セレッソ大阪 vs. サンフレッチェ広島
Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 セレッソ大阪 vs. サンフレッチェ広島 (キンチョウスタジアム)
オリンピック終了後のFCニュルンベルクへの移籍が確定している清武博嗣は、残された数少ない試合をセレッソのために戦う。
ここ10年間の両チームの対戦成績は、セレッソの6勝5敗3分け。ただし、ここ5試合、サンフレッチェは勝利していない。
清武のブンデスリーガへの移籍が迫る今、ヒーローの雄姿を見届けようといつもより大勢のサポーターが押し寄せるセレッソ大阪(点17勝5敗6分2差+1)戦では、この何千人増が、よく言われる12人目のプレーヤーとなるのかもしれない。コンサドーレ札幌に今季唯一の勝ち星を献上するなど、今季のセレッソは乱調の極みだが、何がきっかけでどうなるのか、自分たちにも分からない状態だ。清武の移籍(さらにはキム・ボギョンと扇原の移籍も噂されている)の高まりに乗じて、セレッソがこの試合をものにしてしまうのだろう!
一方、昨年トッププレーヤーの何人かと、ペドロビッチ監督をレッズに失ったサンフレッチェ広島(点25勝8敗4分1差+11)の健闘ぶりは驚きではあるが、戦略にも長け、サイドの強化を図った後任の森保監督の采配は評価に値する。昨季は大宮で出場機会もほとんどなかった石原が得点に絡むなど、セレッソも好パフォーマンスを演じずには、この試合はものにできないだろう。だが、この試合、いざ蓋を開けてみれば、セレッソ大阪の勝利か!
5月19日 サンフレッチェ広島3-2ヴィッセル神戸 – ゲーム リポート
西野朗氏の就任決定で、暫定監督として最後の指揮となる安達ヘッドコーチへの思い入れをもって臨んだこの一戦。開始早々、吉田からのクロスに青山が完全に外されるところを野沢がフリーでシュートを放つが惜しくもGK正面。しかし前半12分、ホームの広島は、水本がCKを直接ハーフボレーで決めて先制した。
千葉も同様にCKをヘッディングするが、これはバーを叩く。試合はこのまま後半に入り、ヴィッセルの反撃が始まる。後半31分、野沢がクロスで入れたFKが直接ゴール右端に入ると、続く36分、今度は田代、田中のパス交換でできたスペースに森岡がうまく入り込んで逆にリードを奪う。
ところがサンフレッチェもその3分後、パスのこぼれを拾った石原がGK徳重を上手くかわしてゴールに流し込み、同点に追い付いた。広島の決勝点は後半ロスタイム。こぼれ球を拾った森脇が、右足で劇的な決勝ゴールをあげた!
5月12日 サンフレッチェ広島1-3横浜Fマリノス
サンフレッチェは3-2-4-1の布陣で臨む。先制点は、相手GK飯倉の位置を見た青山の60メートル超のロングシュート!自陣のセンターサークルにも達していない深い位置からの強烈なキックだった。その後、石原に追加点のチャンスがあったが決め切れない。前半38分、小野裕二からのパスを受けたマルキーニョスがヘディングシュートを叩き込み、これで同点。大黒の見本になるような見事なゴールだった!
後半22分、サンフレッチェ佐藤寿人がCF中沢をワンタッチでかわしてシュートするも、わずかにゴールを外れる。決勝点は後半32分、広島GK西川が(ガンバの藤ヶ谷同様の!)まずい守備で大黒のヘディングをこぼし、齋藤にプレゼントボールを提供してしまう。横浜は38分にも、中村俊介のピンポイントCKに冨沢がピタリと合わせ、3-1で勝利を決定づける。横浜Fマリノスはこれで4連勝!
柏レイソル2-5サンフレッチェ広島 – 5月6日
エスパルスに僅差で続くサンフレッチェは、首位にも肉薄せんとこの柏戦に臨む。今日の試合でも佐藤寿人が好調。前後半に1点ずつと、これで今季9得点。試合は、このまま広島ペースで続くと思われたが、後半一気に流れが変わる。交代出場直後、ディディエ・ドログバやロビン・ファンペルシー並みの見事なゴールを田中順也が決め、ジョルジ・ワグネルが続いて同点弾を決める。しかし、最後の5分の時間帯に広島は集中力を見せる。ミキッチのクロスに高木が合わせて再びリードを奪うと、終了直前には石原が立て続けに2得点。終わってみれば、サンフレッチェ5-2の圧勝だった。
川崎フロンターレ1-4サンフレッチェ広島 – 4月28日
今週のレポートは、相馬監督に代えて風間監督の新体制となった川崎フロンターレのゲームから。風間監督の初采配は、GKに西部、センターバックに森下と稲本を据える布陣を敷く。本来はボランチの位置から球をさばいていた稲本だが、はたしてこの采配はどう出るか?
前半15分、先制点は広島。中盤の細かいパス回しから、左を駆け上がる山岸に佐藤からボールが出る。山岸がそのままボールを持ち込み、左足を振り抜くと、ボールはゴールの右隅へ。一方、川崎は前半33分に同点に追いつく。中村からの絶妙のスルーパスにDF伊藤が反応、ゴール前の密集を抜け出して右足外側で決めたゴールだった。
そのわずか5分後、サンフレッチェが追加点。走力で稲本に勝った石原が、倒れ込みながらGK西部の出際を狙ったゴールを決める。試合は2-1でハーフタイムへ。後半は開始早々の2分、千葉のロングフィードが右サイドのミキッチに出る。そのまま持ち上がったミキッチが低いクロスを入れると、ゴールエリア内に走り込んだ佐藤が確実に決めた。その後、後半33分、再びミキッチからのピンポイントのクロスを佐藤がヘディングで合わせて、試合を決定づける。風間フロンターレにとっては厳しいスタートとなった。