清水エスパルス — DF岩下とMF小林は怪我のため短期間の欠場だが、練習には復帰している。
川崎フロンターレ — DFジェシと小宮山の二人は練習には復帰しているが、この試合の出場はない。MF登里は8月まで出場の見込みなし。
両チームの対戦はすべてJ1で、エスパルスの7勝3敗4分け。
1ヶ月前は首位を狙う位地にいた清水エスパルス(点24勝7敗6分3差+2)も最近は不調で10位。ただ3位とは勝ち点3差。失点わずか14のディフェンスは見事だが、得点16の攻撃力は精彩を欠く。ここ5試合でわずか1得点は早急の修正を要する。エスパルスはあと1点で、チーム創設20周年での通算1000ゴールとなる。
前節、ホームでのヴィッセル戦を落とし、その前のマリノス戦にも引き分けている川崎フロンターレ(点26勝8敗6分2差0)も、エスパルス同様ややスランプ気味だ。得点・失点ともに22という数字は、攻守に改善が必要であることを示している。清水エスパルスの20周年記念勝利(プラス、J1通算1000ゴール)に期待!
アルビレックス・ファンには申し訳ないが、この高得点ゲームは、観客にはスリル溢れるものだったが、これにより新潟の黒崎監督は退任が決定した。新潟の唯一の得点はオウンゴールだったので、実質的にはジュビロが全得点に絡んだことになる。この得点の直後、ブルーノロペスのシュートがバーを叩くなど、若干盛り返した時間帯はあったが、オレンジ色のユニフォームにとっては防戦一方の試合だった。ジュビロの得点者は、前田(2得点)、チョ・ビョングク、小林、松浦、山田。
レアンドロドミンゲスと酒井宏樹が出場停止から復帰したこの試合、ホームの柏は前半終了直前、CKを北島が頭で合わせると、ボールはDFの肩に当たってそのままゴール。しかし鳥栖は後半25分、ゴール方向に巻いてくるFKにDF陣がもたつくところを小林が起死回生の同点弾を決め、勝ち点1を拾う。今シーズンのレイソルが良くもなく悪くもない戦績を維持している一方、サガンは予想を上回る健闘を見せている。
得点力不足にあえぐフロンターレを相手に、ガンバ大阪としては、これまでの悪い流れを一気に断ち切り、今後に向かって弾みをつけるべく臨んだ一戦だった。ところが、開始わずか20秒で先制されたのはガンバ。ホーム戦を戦うガンバはその後スイッチが入り、ボールを支配し始め、チャンスも多く作り出しているかのように思われたが、一瞬の隙をつかれたりセットプレーを許したり、危険な雰囲気は漂っていた。ガンバが2点目を失ったのはやはりコーナーキックからだった。完全にノーマークになっていた小林によるヘッディングゴールだった。
それでもガンバは戦意を失うことなく、ラフィーニャも再三ゴールに迫る。キーパーをかわそうとして倒されてしまうが、ファンの期待も空しく、笛は鳴らない。ラフィーニャも異議を申し立てなかったし、キーパーもほとんど接触していなかった。
ガンバは引き続きボールを支配する。敵陣の左サイドを再三くずしていたガンバが、コーナーキックからチャンスを生む。クリアボールを拾った今野の左からのクロスにセンターバックの中沢がヘッドで合わせ、1-2でハーフタイムを迎えた。
後半になってもガンバが優勢に試合を進めるが、フロンターレも固い守りで黒と青のユニフォームの侵入を阻む。寺田、倉田、藤春らとのコンビネーションからラフィーニャがゴールを狙うが、15分を過ぎても同点ゴールが生まれない。ディフェンス陣も相手のロングボール攻勢に手こずる中、藤ヶ谷の好プレーなどでピンチを凌ぐ。
ガンバは寺田に代えて二川を、ラフィーニャに代えて阿部を次々に投入。短いパス回しでボールを支配する中、23分、サイドを駆け上がった藤春から低いクロスが佐藤へ。これを佐藤が手堅く決める。
松波監督が切った3枚目のカードは倉田に代えて金正也。遠藤を前線に残してゲームを作らせ、金にディフェンシブの中盤を任せる。この交代が功を奏し、ガンバは後半39分、阿部が自身のリーグ初ゴールを決め、とうとう逆転に成功する。右サイドでねばった加地の低いクロスに、阿部がうまく身体を広げ、インサイドで正確に合わせてゴールに入れた!
J1の2012年シーズンで初めてのリードを死守しようとするガンバを大声援が後押しする。4分がとてつもなく長く感じるロスタイムだったが、3-2のスコアでそのまま試合終了。ガンバ大阪が川崎フロンターレに勝利した一戦だった。
得点者に佐藤と阿部、中軸に寺田、藤春、倉田と若手プレーヤーが名を連ねてのこの勝利は、若返りガンバの今後に大きな自信となっていくに違いない!
ガンバ大阪:藤ヶ谷、加地、中沢、今野、藤春、武井、遠藤、倉田(金、77)、寺田(二川、59)、佐藤、ラフィーニャ(阿部、67)
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