ヴィッセル神戸 — CB河本、ひざの負傷による長期離脱から復帰の見込み。MF橋本も出場の見込みあり。FW田代の出場は危うい。FW大久保はまだ完全に復調していないが、出場を期待されている!
過去10年間の戦績は、サンフレッチェの8勝2敗、4引き分け。昨季2011年は、両チームともにホームゲームを制している。
前節、青山の60超mシュートで驚きの先制点を挙げたサンフレッチェ広島(点19勝6分1敗4差+8)だったが、結局このマリノス戦は3-1で落としてしまう。今節は、サポーターの目の前で勝ち癖を取り戻したいところだ。絶好調の佐藤寿人をはじめ、チームは森安監督のシステム(前監督時代と大差はないが)を取りいれることに成功している。今季の広島は、右サイドと佐藤を結ぶパイプラインの供給源ミキッチがキーマンだ。この二人の連携を止めるのにヴィッセルは相当苦労するはずだ。攻撃的LB相馬は、今週は守備に集中した方がいいかもしれない!ここ5試合で2勝しかしていない広島だが、常に首位の背中が見える位置を確保したい。
一方、今季上位4チームに入ることを目標に挙げているヴィッセル神戸(点15勝5分0敗6差-3)は、その目標達成のために勝ち点を少しでも積み上げて、新監督につなげたいところだ。安達暫定監督がバトンを手渡す相手は、元ガンバ大阪監督の西野朗氏となることはほぼ確定的だ!ヴィッセル神戸を常勝軍団に作り替える使命を授かる西野監督の手中には、小川、森岡、三原、奥井らの若手の駒が揃う。サポーターも強いヴィッセルを期待しているはずだ。CBに好調のイ・グァンソン、RBにチームリーダーの北本を擁するディフェンスラインには、河本が復帰する場所がないが、控えにも河本のよなう有能選手がいることはヴィッセルには心強い!安達監督のために全力を尽くすヴィッセルの勝利を期待しよう!
この試合、良い入り方をしたヴィッセルは、名古屋DFに強いプレッシャーかけ相手のミスを誘おうとした。特に吉田が左で闘莉王に勝る働きをしかけ、闘莉王がペナルティエリアに入る直前で吉田を倒してしまう。主審は、2週間前、清水エスパルスに8枚のイエロー、2枚のレッドを出した西村さんだったが、レッドでもおかしくないこのプレーに、なんとイエローも出さない。一方、前半8分、野沢が簡単にクリアできたはずのボールをミスキック。フリーの藤本がすかさずゴールの上隅にシュートするも、GK徳重が好セーブ。徳重はまたケネディーのシュートも阻み、追加点を防いだ。
16分には、永井のファーポスト上隅へのシュートをこれまた徳重が片手で凌ぐ。28分、今度はヴィッセル小川のシュートをグラスパスGK楢崎がファインセーブ。また朴の20メートルを超える中距離弾がポストをはじくと、そのリバウンドが小川、野沢と渡り、そこからのクロスを吉田がヘディングで叩くがゴールをかすめる。そしてハーフタイム直前、ねばったケネディーからゴールライン際から低いクロスをゴール前に出すと、玉田が巧みに合わせて徳重とCB北本の間を抜くラッキーな先取点を決めた。
同点に追い付きたいヴィッセルは大久保を投入。相手DF陣の判断の甘さをついてGK楢崎に迫るも、そのシュートはゴールを逸れ、安達ヘッドコーチ体制での3連勝はストップした。
ヴィッセル神戸 — MF橋本(短期負傷離脱)とCB河本(長期負傷離脱)の二人は、水曜日の控えチームのゲームに出場しているので、この試合の出場の可能性がある。FW田代はもう2週間は出場の見込みなし。FW大久保は前節は控えに入っていたが、出場はなかったので、今節も期待はできない。
名古屋グランパス — FWジョシュ・ケネディーは前節45分間だけ出場し、1得点を挙げているが、まだ体調不十分。MF磯村は中足骨骨折のため少なくとも4ヶ月は出場の見込みなし。
和田監督の解任後、ヴィッセル神戸 (点15勝5分0敗5差-2) はホームで大宮を、アウェイでセレッソを敗っている。安達暫定監督は良い仕事をしているが、監督には固執していない。新監督は近く発表される予定。小川、森岡、奥井らの若手の成長が著しく、北本、野沢、伊野波らのベテラン勢とうまくかみ合っている。ヴィッセルは、リーグ戦4位以内の成績を公式宣言しているが、このまま調子を維持していけばそれも可能かもしれない。
ヴィッセルに次いで10位の名古屋グランパス (点15勝4分2敗3差+2) は今季まだ本来の調子が出ていない。ケネディーの負傷、ACL出場による過密日程で選手層の薄さが露呈している状態だ。ケネディーは前節45分間出場し、見事なゴールを決める活躍をしたが、まだ90分を戦える体調ではない。今後順位を上げていくのであれば、玉田、藤本、闘莉王らの踏ん張りに期待がかかる。今日のゲームは、勢いとホームの地の利を持つヴィッセルの勝利か!
過去10年間の両チームの対戦は、8試合中、はじめの2試合を名古屋が勝利している。一方、ヴィッセルは2007年9月の5-0の勝利以来、ここ10試合でわずか2勝の成績。トータルでは、グランパスの10勝、ヴィッセルの3勝、引き分けが5試合。
安達暫定監督のもと2連勝中のヴィッセルは、吉田のPKで先制すると、追加点は野沢の地を這うようなミドルシュート。セレッソもキムのPKで1点。終了間際、藤本の至近距離からのシュートを徳重がファインセーブで防ぎ、試合は、ヴィッセルの今季5勝目という結果になった。
セレッソ大阪 — DF高橋、少なくとも2週間は出場の見込みなし。
ヴィッセル神戸—後任監督がまだ決定されていない中、安達ヘッドコーチが暫定監督を務める。FW大久保は、負傷を押してでも、古巣とのこの一戦に臨みたい。FW田代は、少なくとも2週間は出場の見込みなし。
和田監督交代後の大宮アルディージャ戦、ヴィッセル神戸 (点12勝4分0敗5差-3) は、小川、李光善、茂木の得点で完封勝ち。茂木の得点は、交代後、ファーストタッチだった。このままの勢いで乱調セレッソを倒したい。大宮戦で2-7-1の布陣を敷いたヴィッセルだが、安達暫定監督によれば心理的に相手を動揺させるためだとのこと。また、朴康造も先発に使い、メンバーをいじっている。新監督就任前の、安達監督にとっては最後の一戦。限界の戦いを期待する。
先週、ジュビロ磐田を倒したかと思えば、木曜日、コンサドーレ札幌に初白星を献上する乱調セレッソ大阪 (点13勝4分1敗4差+2)。試合が始まるまでは全く予測のつかないセレッソだが、平均の法則では良いチームだということになる。ただ、この試合に限っては、監督解任という劇薬の効果が切れない神戸に軍配が上がるか!
過去10試合中、ヴィッセル5勝、セレッソ3勝。引き分け2試合。昨季は、2試合とも3得点でヴィッセルの勝利!
ヴィッセル大屋翼のJリーグ初ゴール(後12分)による先制点を追いかけるマリノスは、立て続けの3得点で試合をひっくり返し、待望の初勝利を飾った。大久保を欠く神戸はハーフタイム直前、田代も負傷で失う。わずか7分間で奪ったマリノスの3得点は、いずれも相手DFの緩慢さを突いたものだった。横浜の1点目は、DF奥井がクリアしようとした矢先に飛び込んだ小野裕二のダイビングヘッド。2点目は谷口。競り合うDFのいない、フリーのヘディングシュートだった。ダメ押しの3点目は、FKから中沢。ヴィッセルGKがゴールラインを割ると判断したボールに、ポストを恐れず果敢に飛び込んだシュートだった!
監督交代を考慮していた両チームだったが、この試合で、ヴィッセルの和田監督の解任はほぼ決まったといえるだろう。後任には西野朗氏が浮上している。一方のマリノスは、この試合の結果を受けて、おそらくは監督交代問題は保留状態とし、次の1、2試合の様子を見るのではないだろうか。
柏レイソルは、レアンドロドミンゲスと酒井宏樹が出場停止。控えGK桐畑は負傷欠場。
ヴィッセル神戸は、センターバック河本が負傷で長期離脱中だが、負傷していたもう一人のセンターバック北本が復帰の見込み。足首の手術から回復した元アントラーズのFW田代有三の初出場があるかもしれない。
開幕2連勝と幸先良いスタートを切ったヴィッセル神戸(勝点6勝2分2敗4得失点-6)だったが、その後4連敗と急降下。FC東京とのホームゲームなど、勝ちゲームでことごとくチャンスを逸しているヴィッセルだが、和田監督はまだ非常事態宣言を出していない!田代が問題解決の鍵となるのか。前節の浦和レッズ戦でも、先制のチャンスを再三逃し、逆にコーナーキックからフリーの阿部に先制点を許してしまう。その後、マルシオリシャルデスのフリーキックに息の根を止められてしまうが、ゲーム自体はどちらに転んでも良い内容だった。今回は、ホームチームの気合いの入ったゲームに期待したい。
一方、2011年のJリーグの覇者、柏レイソル(勝点6勝2分1敗3得失点-0)の今季はチグハグなプレーに終始している。今季のレイソルは確かにフロックとは呼べない実力を備えてはいるが、逆に相手チームにマークされている分、苦しい戦いが続いている。今年は、アジア・チャンピオンズ・リーグへの出場権を得て責任も重いが、ここでも調子を出せないでいる。「右サイドの略奪者」酒井と、「好き嫌いはともかく、結果はしっかり出す男」レアンドロドミンゲスの二人を欠く今日の試合は、ゲーム毎に調子を上げているヴィッセル神戸を相手に厳しいものになるだろう。ヴィッセルは、若手の小川がスーパーサブを務める一方、田中も橋本を控えに回す活躍をしている。
今季のヴィッセル神戸は各ポジションが充実している。今後に期待したい。
ヴィッセル神戸の勝利!
過去19回の対決は、レイソルの9勝、ヴィッセルの8勝、引き分け試合が2。ただ、ここ6シーズンわずか2勝のヴィッセルは、この嫌な流れを止めたいところだ。
浦和レッズ2-0ヴィッセル神戸
ここ2年間アウェイのレッズ戦で大量得点勝利をおさめているヴィッセルが、雨でぬかるむピッチで攻勢に出る。2連勝と幸先の良いスタートを切った今シーズンだが、その後3連敗との悪い流れを断ち切りたいところだ。
前半9分、カウンターから大久保が素晴らしい中距離弾を放つが、惜しくもバーに嫌われる。ゲームはこのまま後半へ。均衡を破ったのは阿部勇樹。後半8分、柏木からのコーナーキックにハーフボレーで合わせた。
後半18分には、マルシオリシャルデスのエリア内からのシュートがポストに当たり、そのはねかえりを柏木が狙うが、ヴィッセルGK徳重に阻まれる。
だが後半32分、高木のタックルによって得たフリーキックをマルシオリシャルデスが蹴る。その右足から放たれたシュートは見事な弧を描き、精一杯のダイブを試みる徳重の右手をすり抜けてゴールに吸い込まれた。
ナビスコ杯の鹿島戦を含めると、ヴィッセルはこれで5連敗。しかしながら、結果には反映されていないが調子は確かに上向いている、深紅のユニフォームの今後に期待したい。
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