ジュビロ磐田はGKの川口、DF千代反田、MF松岡、FW川園と山崎を負傷で欠いている。
一方、横浜Fマリノス、齋藤と谷口の先発が危ぶまれる中、負傷で試合から遠ざかっていたマルキーニョスが復帰間近だが、コンディションは微妙だ。
ジュビロ磐田(勝点6勝3分1敗1得失点+2)は、前節、清水エスパルスを相手に静岡ダービーの激戦で今季初黒星を喫している。今節の勝利で再び勝ち街道に戻りたいところ。不調に喘ぐ横浜Fマリノス(勝点6勝0分4敗2得失点-2)を相手に勝ち点3を順当に積み上げたいに違いない。
前節、低迷する大宮アルディージャ戦で今季初勝利のチャンスを逃してしまったマリノス。技巧派プレーヤー齋藤学の欠場は痛いが、前節の得点者–天才児小野裕二–のさらなる得点に期待を託し、泥沼からの脱出を狙っているに違いない。
今季これまでの6試合でわずか4得点というは確かに大きな修正点だ。大黒が結果を出せないのなら、マリノスとしては、マルキーニョスの復帰に期待するしかない。今日のゲームに関しては、好調ジュビロ磐田がホームの利を生かしての勝利というところか!!
開設以来ずっとJ1で戦ってきた両チームの対戦は、通算22試合を数える。マリノス12勝、ジュビロ7勝。力量ではここのところ磐田に分があるが、ただJリーグの戦いに関していえば、2008年6月以来マリノスに勝利していない。
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Match Preview – コンサドーレ札幌 vs 川崎フロンターレ – 4月21日
コンサドーレ札幌–フォワードの上山、大島をはじめ負傷者続出。J1残留に逆風。
川崎フロンターレ—ゴールキーパー杉山、負傷で未だ出場ならず。
コンサドーレ札幌(勝0分1敗5得失点-7)は、開幕ゲームのジュビロ戦での引き分けによる勝ち点1のまま、第7節へ。一方、川崎フロンターレ(勝点6勝2分1敗3得失点-1)は、勝ち点7で11位につけているが、その内の6点は1-0のラッキーなゲームからのもので、調子としては普通だといえる。ただ相馬監督の抜けた前節のガンバ戦では、それが結果に出ず、2-0のリードを3-2とひっくり返され、ガンバ大阪に今季初勝利を献上してしまっている。
札幌は前節の名古屋戦を1-3で失い、勝ち点0の行進は続く。川崎の札幌との相性はいい。川崎には才能ある選手が揃ってはいるが、双方、甲乙はつけがたい。川崎フロンターレが低得点勝利を収め、札幌は連敗行進を続ける、というのが予想だ。
Jリーグ開設以来—J1およびJ2の試合では–コンサドーレはまだフロンターレに土をつけたことがない。唯一の勝利は2008年のナビスコ杯。フロンターレは札幌に対し、過去通算12試合で9勝2分の成績。
Match Report -セレッソ大阪0-1アルビレックス新潟4月14日
ともに内容のある展開の中、最後のところで凌ぎ合う好ゲームとなり、両チームは後半30分以降の交代に勝負を賭ける。セレッソは播戸、アルビレックスは矢野を投入。播戸の交代カードは効果的であることが昨年も証明されているが、今日は矢野の投入が功を奏した。ドイツから戻ってきたストライカーはディフェンスのクリアボールをファーサイドに叩き込み、新潟の今シーズン初勝利に貢献した。
Match Report – サガン鳥栖1-0サンフレッチェ広島4月14日
J1デビューの今シーズン、サガンは意外な好スタートをこのまま維持していきたいところ。相手は好調サンフレッチェ、楽な勝利は期待できない。しかし先制したのはホームのサガンだった。前半39分、水沼が弾丸のようなミドルシュートを炸裂させる。
後半、広島の佐藤寿人の振り返りざまのボレーは赤星の好セーブに阻まれ、同点のチャンスを逸する。その後、森崎のフリーキックもわずかにゴールを逸れるなど、鳥栖がまさかの勝利でもう一つ勝ち星を重ねた。
JSoccer.com特集ゲーム: ガンバ大阪3-2川崎フロンターレ
得点力不足にあえぐフロンターレを相手に、ガンバ大阪としては、これまでの悪い流れを一気に断ち切り、今後に向かって弾みをつけるべく臨んだ一戦だった。ところが、開始わずか20秒で先制されたのはガンバ。ホーム戦を戦うガンバはその後スイッチが入り、ボールを支配し始め、チャンスも多く作り出しているかのように思われたが、一瞬の隙をつかれたりセットプレーを許したり、危険な雰囲気は漂っていた。ガンバが2点目を失ったのはやはりコーナーキックからだった。完全にノーマークになっていた小林によるヘッディングゴールだった。
それでもガンバは戦意を失うことなく、ラフィーニャも再三ゴールに迫る。キーパーをかわそうとして倒されてしまうが、ファンの期待も空しく、笛は鳴らない。ラフィーニャも異議を申し立てなかったし、キーパーもほとんど接触していなかった。
ガンバは引き続きボールを支配する。敵陣の左サイドを再三くずしていたガンバが、コーナーキックからチャンスを生む。クリアボールを拾った今野の左からのクロスにセンターバックの中沢がヘッドで合わせ、1-2でハーフタイムを迎えた。
後半になってもガンバが優勢に試合を進めるが、フロンターレも固い守りで黒と青のユニフォームの侵入を阻む。寺田、倉田、藤春らとのコンビネーションからラフィーニャがゴールを狙うが、15分を過ぎても同点ゴールが生まれない。ディフェンス陣も相手のロングボール攻勢に手こずる中、藤ヶ谷の好プレーなどでピンチを凌ぐ。
ガンバは寺田に代えて二川を、ラフィーニャに代えて阿部を次々に投入。短いパス回しでボールを支配する中、23分、サイドを駆け上がった藤春から低いクロスが佐藤へ。これを佐藤が手堅く決める。
松波監督が切った3枚目のカードは倉田に代えて金正也。遠藤を前線に残してゲームを作らせ、金にディフェンシブの中盤を任せる。この交代が功を奏し、ガンバは後半39分、阿部が自身のリーグ初ゴールを決め、とうとう逆転に成功する。右サイドでねばった加地の低いクロスに、阿部がうまく身体を広げ、インサイドで正確に合わせてゴールに入れた!
J1の2012年シーズンで初めてのリードを死守しようとするガンバを大声援が後押しする。4分がとてつもなく長く感じるロスタイムだったが、3-2のスコアでそのまま試合終了。ガンバ大阪が川崎フロンターレに勝利した一戦だった。
得点者に佐藤と阿部、中軸に寺田、藤春、倉田と若手プレーヤーが名を連ねてのこの勝利は、若返りガンバの今後に大きな自信となっていくに違いない!
ガンバ大阪:藤ヶ谷、加地、中沢、今野、藤春、武井、遠藤、倉田(金、77)、寺田(二川、59)、佐藤、ラフィーニャ(阿部、67)
Match Report – 横浜Fマリノス1-1大宮アルディージャ 4月14日
雨にぬかるむ非常に悪いコンディションで行われたこの試合は、両チームの低迷ぶりを反映するかのような内容に終始した。前半唯一の見せ場は、中村のフリーキックがバーを叩くシーン。後半になると見せ場は増え、同8分、ペナルティエリアの外でボールを受けた小野が、エリア角から見事なカーブのスーパーシュートを決めた。大宮の同点弾は後半37分、交代出場の長谷川。両チームともに、降格枠に入り兼ねない内容のゲームだった!ガンバ大阪や川崎フロンターレに続き、マリノスの監督交代も確実か!?
Match Report – 名古屋グランパス3-1コンサドーレ札幌 4月14日
ホームチームの名古屋は開始3分で早くもゴールを決める。藤本からのピンポイントのスルーパスを、キーパーの動きを良く見た金崎がゴールに流し込んだ。グランパスの2点目は、前半15分、阿部の速いクロスがディフェンダーに当たって入るオウンゴール。後半32分には、永井と金崎を使っての素早いパス回しから、玉田が近距離シュートを決める。札幌の唯一の得点は、レギュレーションタイムぎりぎりの後半45分、古田のミドルシュートがディフェンダーに当たってコースが変わるラッキーなゴール。楢崎はどうすることもできなかった。
Match Report – 浦和レッズ2-0ヴィッセル神戸 4月14日
浦和レッズ2-0ヴィッセル神戸
ここ2年間アウェイのレッズ戦で大量得点勝利をおさめているヴィッセルが、雨でぬかるむピッチで攻勢に出る。2連勝と幸先の良いスタートを切った今シーズンだが、その後3連敗との悪い流れを断ち切りたいところだ。
前半9分、カウンターから大久保が素晴らしい中距離弾を放つが、惜しくもバーに嫌われる。ゲームはこのまま後半へ。均衡を破ったのは阿部勇樹。後半8分、柏木からのコーナーキックにハーフボレーで合わせた。
後半18分には、マルシオリシャルデスのエリア内からのシュートがポストに当たり、そのはねかえりを柏木が狙うが、ヴィッセルGK徳重に阻まれる。
だが後半32分、高木のタックルによって得たフリーキックをマルシオリシャルデスが蹴る。その右足から放たれたシュートは見事な弧を描き、精一杯のダイブを試みる徳重の右手をすり抜けてゴールに吸い込まれた。
ナビスコ杯の鹿島戦を含めると、ヴィッセルはこれで5連敗。しかしながら、結果には反映されていないが調子は確かに上向いている、深紅のユニフォームの今後に期待したい。
Match Report – 清水エスパルス3-2ジュビロ磐田 – 4月14日
先制点はアウェイのジュビロ。前半12分、駒野のコーナーキックに合わせてファーポストに走り込んだチョが強烈なヘディングを叩き込んだ。ジュビロにとってチャンスらしいチャンスは前半これだけだったが、決めてしまうのが今シーズンのジュビロ!ところが前半終了間際、交代出場の河井が右から入れたクロスに高木が見事に頭で合わせ、同点で後半を迎える。後半3分、今度はその高木が左サイドから正確なクロスを供給、大前元紀のダイビングヘッドにキーパーは反応するのがやっとだった!その大前が残り時間わずかの時間帯に再び見せる。高原からのパスを受けるとドリブルでDFをかわし、最後は倒れながらつつくようにしてボールをゴールに流し込んだ。ジュビロも山本康が後半49分に1点を返すが、時すでに遅し。静岡ダービー、エスパルスはこれでホームゲーム9年間負けなし!
Match Report – FC東京1-2鹿島アントラーズ 4月14日
リーグ3位のFC東京が低迷するアントラーズを最下位に釘付けにすべく臨んだこのゲームだったが、結果は違ったものになった!前半30分、興梠をねらったスルーパスに反応したGK権田が興梠と激突、負傷退場となる。FCサポーターのみならずオリンピック代表サポーターも、権田の負傷が大事に至らないように望んでいるはずだ。代わった塩田は交代早々、興梠への同様のスルーパスに勇気をもって反応し、前半をスコアレスで終了。後半21分、鹿島は東京の緩慢なパス回しを遠藤がインターセプト、素早く前線に抜け出し、右サイドに動き出した大迫にパス。大迫から中央にフリーで走り込んできた興梠にパスが通り、見事なキーパーの頭越しのゴールを決める。
FC東京は後半39分に同点に追いつく。判定は、(この試合2度目の)GKへのバックパス(そしてどちらも誤審だ)ということだったが、FKのディフェンスへの跳ね返りを、田辺が近距離から決めた。
鹿島の決勝点は、ロスタイム。途中出場のジュニーニョが左から切れ込んでシュート、キーパーがはじいたボールが遠藤の前へ転がると、遠藤が無人のゴールに叩き込んだ。