清水エスパルス — MFアレックス・ブロスケはレッドカードで出場停止。DF吉田とMF村松は、U23代表試合のため、欠場。
横浜Fマリノス — FW小野裕二が出場停止。MF/FW齋藤学は、U23代表試合のため、欠場(かかとの負傷は回復した模様)。
過去10年間の対戦成績は、22試合で、マリノスの7勝5敗10引き分け。マリノスの7勝の内の4勝は、2005年以前の対戦から。
アレックス・ブロスケと村松の不在でMF陣が薄い清水エスパルス(点22勝7分1敗4差+4)、齋藤と小野のいない横浜Fマリノス(点17勝4分5敗3差+2)と、両チームともに主力を欠いてこの試合に臨む。前節でガンバと0-0で引き分けるまでは4連勝と快調だったマリノスに対し、エスパルスは、首位に浮上すると思われたその矢先に失速してしまった。セレッソ戦を引き分け、レッズ戦に敗れたことで、勝ち点5を失ってしまったのは、首位を狙っていたチームにとっては痛かった。ゴトビ監督は、選手のーに心機一転を呼びかけ、つい最近まで持っていた自信を取り戻させる必要がある。この試合に勝つには、高木と大前の大活躍が絶対条件となるが、予想としては、清水エスパルスの勝利、としておこう!
川崎フロンターレ — DFのジェシと小宮山が欠場、またその穴を埋めた稲本も負傷欠場!
ベガルタ仙台 — チームの要MF関口が1ヶ月間欠場。
過去10年間の両チームの対戦は、フロンターレの4勝2敗3引き分け。川崎は先月のナビスコ杯でも勝利している。
川崎フロンターレ(点19勝6分1敗5差-1)のここ5試合の成績は、レイソルとサンフレッチェにホームで敗れ、残りは3勝している。相馬前監督の時よりも得点力は上がり、確かに調子は良さそうだが、風間フロンターレが上位6チームに名を連ねるつもりであるならば、ディフェンスを強化し、堅実にする必要がある。12試合で18得点は悪くはないが、19失点はいただけない!
初黒星、2引き分けと続いたときには、誰もがベガルタ仙台(点27勝8分3敗1差+16)の圧倒的な強さもここまでかと思ったが、前節は名古屋グランパスを完封してしまった。関口の出場はないが、赤嶺の体調が万全に戻り、ピッチ全体のプレーの質が高まっている。特に固いディフェンス陣は圧巻(失点わずかに9と、驚くなかれ、サガン鳥栖と並んでリーグ最少!)で、当然、勝ち点3を狙ってくるだろう。私は、引き分け、を予想する!
コンサドーレ札幌 — FW前田、3ヶ月欠場の見込み。ジェイド・ノースは国際試合出場のため欠場。
両チームは、4度の対戦のあった2003年度以来の顔合わせ。そのときは、広島3勝1分け。
J1昇格を果たしたコンサドーレ札幌(点4勝1分1敗10差-17)だが、全く精彩を欠く試合ぶりで、再降格が現実味を帯びてきている。負傷者続出に拍車をかけるように、FW前田も故障者リストに加えられた。さらにジェイド・ノースがオーストラリアの代表ゲーム出場のため不在。FW榊とMF荒野もU19国際試合のため欠場。残りの選手だけで好調サンフレッチェ広島(点22勝7分1敗4差+9)を相手に戦うのは厳しい。アウェイの広島はここ5試合、勝負勝負勝と乱調だが、コンサドーレ戦の勝利は固い!サンフレッチェ広島の勝利だろう!
名古屋グランパス — MF磯村は怪我のため長期欠場。ダニルソンも2、3週間は出場の見込みなし。
セレッソ大阪 — MF扇原はU23代表としてフランス滞在中
過去10年の両チームの対戦成績は、17戦で名古屋8勝、セレッソ4勝、引き分けは5試合。セレッソの勝利試合はすべて2006年以前で、名古屋は最近の5試合を4勝している。
ガンバ・サガン戦と同様、火曜日のALCの試合日程を考慮して、この試合も金曜日の開催。11試合を消化した現時点で、名古屋グランパス(点17勝5分2敗4差-1)は不慣れな11位に甘んじている。無論、この試合に勝てば7位浮上となるが、今季のリーグ制覇を期待されているチームとしては歯がゆい現状ではある。ただ、目の前にある1勝を積み重ねていけば、上位に浮上し、また自信を取り戻すに違いない。ここ4試合で3つの黒星を喫しているグランパスは、ホーム・サポーターの前で勝ち点3を狙ってくるだろう。
一方、前節レイソルを相手に勝てた試合を落とした感のあるセレッソ大阪(点14勝4分2敗6差0)は、前々節はエスパルスに土壇場で同点弾を浴び、その前はヴィッセルにホームゲームを落とすなど、余談を許さぬ乱調状態!今日の試合には扇原が欠場。清武もオリンピック終了後にブンデスリーガへの移籍を発表しているため、精神面でも肉体面でもチーム力は低下している。そこで私の予想: 名古屋グランパスの勝利!
ガンバ大阪 — DF加地は少なくとも1ヶ月出場の見込みなし。MF佐々木の出場も危うい。DFエドゥワルドは脚の骨折。FW川西も足の骨折からの回復待ち。
サガン鳥栖 — MF水沼はU23代表としてフランス滞在中。MF高橋は1ヶ月間出場の見込みなし。
両チームは今回初顔合わせ!
次の火曜日にACLの試合があるガンバのため、今試合は金曜日の開催。ただ、決勝トーナメント進出が果たせなかったガンバにとっては、金曜日の夜の開催はさほどプラス材料にはならないかも。ガンバ大阪(点9勝2分3敗6差-9)はここ2試合を引き分けているが、降格枠から抜け出すためには勝ち点が5必要な位置にいるため、勝利が欲しい。ACL敗退はすでに決定しているため、今後はチームの立て直しと来季に向けての位置固めに集中したい。
サガン鳥栖(点17勝4分5敗2差+4)は、ここ5試合中、前節の敗戦以外は4試合すべて引き分けている。ホームではいまだ無敗を続けているが、水沼を欠く今節のアウェイ戦は厳しいだろう。一方のガンバもベテランの加地を怪我で欠くが、丹羽大輝のような若手RBが台頭するには絶好のチャンスだ。ガンバとしてはこのチャンスは是非ともモノにしたいものだ。ここで勝てないようだと、シーズンも三分の一以上を消化している今、安全圏は手の届かぬところに行ってしまうかもしれない。ガンバ大阪の勝利に期待!
共に今季昇格を果たしたチーム同士の戦いは、J1にふさわしい内容だった。開始早々からサガン鳥栖のペースが続き、後半14分に大方の予想を覆す2-0のリードとなったとき、誰もがサガンの勝利を疑わなかった。が、ドラマは後半に待っていた!
ただ前半、FC東京に先制のチャンスがなかったわけではない。長谷川のお膳立てから放たれた高橋のシュートはゴールを逸れ、梶山の巧みなスナップシュートもポストの内側を叩いてゴールに嫌われる!鳥栖は、前半42分、水沼の強烈なシュートがゴールネットの天井を突き刺し、後半14分、クロスの処理を誤った相手GK権田がこぼしたボールを豊田が決める。
ドラマはその後、FW渡邊が途中出場したとき始まった。0-2で迎えた後半30分、反転しながら技ありの右足ボレーで1点目。6分後、ルーカスのクロスをDF徳永が折り返したところを押し込んで同点!大逆転は、同43分、FKのこぼれ球は顔面にあたってゴールに吸い込まれた。このハットトリックは、本人はラッキーだと思うかもしれないが、適宜に適所にいることが良いストライカーの証である!
アルビレックス・ファンには申し訳ないが、この高得点ゲームは、観客にはスリル溢れるものだったが、これにより新潟の黒崎監督は退任が決定した。新潟の唯一の得点はオウンゴールだったので、実質的にはジュビロが全得点に絡んだことになる。この得点の直後、ブルーノロペスのシュートがバーを叩くなど、若干盛り返した時間帯はあったが、オレンジ色のユニフォームにとっては防戦一方の試合だった。ジュビロの得点者は、前田(2得点)、チョ・ビョングク、小林、松浦、山田。
コンサドーレのJ2降格は、試合を重ねるごとに現実味が増し加えている。まだ本調子とはいえない鹿島アントラーズに一蹴されたこの試合はその裏付けだといえる!7得点の内容は、まず岩政から始まり、大迫のPK、山村(プロ入り初得点)、興梠、本山(7点中のベストゴール: 興梠のバックヒールでDF陣が裏をつかれたところを、本山が無人のゴールへ流し込む)、ジュニーニョ、そして遠藤で締めた。しかしながら、札幌にもチャンスが全くなかったわけではない。前半29分の札幌のシュートは、スタジアムを埋めた観衆の誰の目にもゴールラインを越えたように見えた。が、アントラーズGKが掻き出したボールは、ノーゴールと判定される。入っていたら、試合の流れはどう変わっていたか。これがゴールだった可能性を示唆したTVハイライトは、言うまでもなく一つもなかったし、リプレーさえ流されなかった!繰り返しになるが、ゴールライン・テクノロジーの導入を早急にお願いしたい!!
大宮のホーム3連勝は記憶にないほどに久し振りで、サポーターもようやく勝利の味わい方が身についてきたようだ。一方のフロンターレもアウェイで2連敗中なので勝利が欲しい。
チョ・ヨンチョルのアクロバティックなオーバーヘッドがゴールを襲った他は、立ち上がりは、両チームともにしっかりと守りを固めたゲーム展開。前半21分の東のシュートも枠を大きく外れ、このままハーフタイムへ。先制点は、後半22分。楠神のシュートが大宮DFにブロックされた後のこぼれ球に大島が反応。2点目も、中村憲剛のクロスを一度大宮DFがヘディングで跳ね返したボールがこぼれてくるところを、楠神が至近距離から蹴り込んだ!
両チームともに見せ場の少ないゲームだった。前半18分、ガンバは、左サイドから遠藤が右足を振り抜くと、マリノスGK飯倉が辛うじてバーの上に掻き出す。マリノスも、前半終了寸前に得たFKを中村が蹴るが、ボールはゴールの上を外れていく。
後半開始早々、マリノスはマルキーニョスのお膳立てから小野が力強いシュートを放つが、惜しくもGK木村の好セーブに防がれる。今季まだ無失点試合のないガンバにとっては異例の展開だ。後半41分、ゴールラインぎりぎりからの倉田のパスに藤春が反応するが、シュートはGKに阻まれてしまう。こうして試合は0-0のスコアレスのまま終了した。マリノスが5連勝を逃したこのゲームは、ガンバ久々の無失点試合となった!
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