前監督の相馬氏から引き継いだ風間監督は、二人の息子を含む多数の新選手でチーム再建をはかってきた。風間体制の真価を見るのは来季になるのだろう。
一方、最近5試合でわずか1勝のグランパスは、チーム20周年の記念試合の前節、ガンバ大阪に惨敗。この試合、闘莉王が出場停止から、玉田が怪我から復帰するが、この二人は崖っ淵のチームを救うことができるか。玉田のまだ完全でない体調と、CB増川の出場停止を考えると、闘莉王をCBに戻し、玉田と永井には得点に専念させるのだろうか。永井を生かす術を知るケネディの欠場は痛い。
川崎フロンターレの勝利!
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Jリーグ J1 プリビュ−8月18日19:00 横浜Fマリノス vs. 川崎フロンターレ (日産スタジアム)
首位を勝ち点6の差で追う好調Fマリノスに対し、ここ5試合を1勝2敗2分けと、好不調の波が激しい川崎フロンターレのダービーマッチ。前半戦、1試合あたりの得点が1点以下と、決定力のないマリノスとしては、オリンピックから戻った齋藤、そしてマルキーニョス、小野、大黒らが点を量産したいところ。
一時は上位6チームに名を連ねてシーズンを終えることも可能に思われたフロンターレだったが、この試合を落とすようでは、10位以下に順位を下げることも考えられる。サポーターには気の毒だが、この試合、横浜Fマリノスの勝利!
Jリーグ J1 プリビュ 8月11日 19:00 川崎フロンターレ vs. サガン鳥栖 (等々力競技場)
今季、得点28、失点28の川崎フロンターレに必要なのは、攻撃力とディフェンス力のアップだ。フロンターレも負傷者が多く、布陣の頻繁な変更を強いられているが、選手が復帰するにつれてチームも尻上がりに調子を取り戻していく気配はある。
J1昇格元年の苦戦を予想した多くの声を、鳥栖は引き続き鎮めている。バブルの破裂を今か今かと待つ者たちを尻目に、サガン鳥栖は現在、首位に勝ち点7差、ACL出場権に勝ち点4差と好位置につけている。今夜、フロンターレ戦を制する「驚き」を、心待ちにする者も多いと思う。
この試合、引き分け!
Jリーグ J1 プリビュ 7月14日
18:00 清水エスパルス vs. 柏レイソル (アウトソーシングスタジアム)
エスパルス、J1通算1000ゴール達成なるか!?
チーム状況
清水エスパルス — 負傷者報告なし。
柏レイソル — MF大谷が出場停止。負傷者はDF藤田と控えGKの二人。
直接対決
過去10年間の両チームの対戦成績は、レイソルの8勝7敗3分け。エスパルスは、2008年8月以降勝利なし。
ゲーム・プレビュー
J1通算1000ゴールにあと1点と迫って久しい清水エスパルス(点25勝7敗6分4差+2)だが、ここ5試合の成績も、スコアレスドローが3試合、得点わずかに1とくすぶっている。絶望的にストライカーを必要としているチームは、新外人獲得資金の調達のため、アレックスの放出を考慮している。またフランサのJ2への期限付き移籍の話も持ち上がっている。J1最強のディフェンス力を誇る清水がトップを狙うには、得点力アップが不可欠だ。
7戦連続無敗記録を名古屋グランパスに止められた柏レイソル(点27勝8敗6分3差+6)。RB酒井の抜けた穴は確かに大きいが、選手層の厚さで何とか凌げるはずだ。しかし今夜の試合は、清水エスパルスの勝利!
19:00 大宮アルディージャ vs. ヴィッセル神戸 (NACK5スタジアム大宮)
アウェイ戦大勝で、ヴィッセル、完全復調を遂げるか?
チーム状況
大宮アルディージャ — MF橋本、内耳炎のため、1ヶ月ほど欠場。
ヴィッセル神戸 — 先週欠場のMF/FW森岡、今夜は出場の見込み。DF岩波はU19代表チームに帯同中。負傷中のFW田代は復帰可能だが、まだ体調不完全。
直接対決
過去7年間J1およびナビスコ杯での対戦成績は、アルディージャの6勝5敗5分け。
ゲーム・プレビュー
降格争いに関わらないシーズンを期待したサポーターの願いとは裏腹に、大宮アルディージャ(点19勝5敗8分4差-13)は、節を重ねるごとに順位を下げている。この試合後、東がオリンピックチームに帯同してしまうのも痛い。だが、ベルデニック監督のもと、チームは後半戦での巻き返しを図る。
一方のヴィッセル神戸(点24勝8敗9分0差-2)は、西野新監督采配に着実に順応している。前節のベガルタ戦も、結果こそ伴わなかったが、内容は確かに良くなってきている。チームとしてまとまりがあるヴィッセルが、先週のようなゲームを展開できれば、アルディージャの苦戦は必至だ。ヴィッセル神戸の勝利!
19:00 アルビレックス新潟 vs. 浦和レッズ (東北電力ビッグスワンスタジアム)
レッズ、さらに上へ進撃!
チーム状況
アルビレックス新潟 — DF金珍洙はひざの故障で2ヶ月間の離脱。DF村上は出場停止。DF中村は足の骨折のため3ヶ月の欠場。MF内田、今季の出場は絶望的。
浦和レッズ — MF山田の今季出場は絶望的。FWエスクデロとポポの出場は見込み薄。
直接対決
過去10年間の対戦成績は、レッズの15勝2敗3分け。新潟の2勝は2005年と2006年。
ゲーム・プレビュー
アルビレックス新潟(点16勝4敗9分4差-11)は、前節、最下位チームに1-0で辛勝したが、負傷者が多く、降格ゾーンの深みから抜けられない。対する浦和レッズ(点30勝8敗3分6差+6)は目下連勝中。ベガルタ、サンフレッチェの隙を窺っている。得点力不足に悩み、ストライカーを切望しているレッズだが、オリンピック代表から外れた鬱憤を晴らすべく、原口元気が前節同様ゴールを決めて存在感を見せつけるか。浦和レッズの勝利!
19:00 ジュビロ磐田 vs. コンサドーレ札幌 (ヤマハスタジアム)
ジュビロ、この試合に勝たずして。
チーム状況
ジュビロ磐田 — MFベク・ソンドンは韓国オリンピックチームに帯同中。MF松岡は膝靭帯の損傷で6ヶ月の離脱。GK川口の今季出場はなし。FW金園も9月まで欠場。
コンサドーレ札幌 — MF河井は1ヶ月の欠場。MF高木は2ヶ月の欠場。FM前田は少なくとも8月末まで出場の見込みなし。
直接対決
これまで3試合。2008年は1勝ずつを分け合い、今季は開幕戦でスコアレスドロー。
ゲーム・プレビュー
前節のサンフレッチェ戦を含め、ここ5試合で3敗のジュビロ磐田(点27勝8敗6分3差+9)は6位に後退。得点こそ34と強力だが、失点も多いジュビロが上位に留まるためには得失点差を大きくしたいところ。今夜の試合は、大量得点の完封勝ちを狙いたい。
一方のコンサドーレ札幌(点4勝1敗15分1差-28)は、1勝1分けの勝ち点4と、J1歴代チーム中最悪の成績。得点力のあるジュビロを相手に、今夜も失点献上は必至。シュビロ磐田の勝利!
19:00 名古屋グランパス vs. ベガルタ仙台 (豊田スタジアム)
名古屋、仙台に立ちはだかるか!
チーム状況
名古屋グランパス — DF/DMダニルソンは出場停止。FW玉田は手術後2ヶ月間の欠場。MF磯村、中村の二人は少なくとも2ヶ月間の欠場。
ベガルタ仙台 — DF鎌田は出場停止。DF上本は出場まであと1、2週間か。
直接対決
両チームの対戦成績は、2003年以降グランパスの4勝2敗2分け。
ゲーム・プレビュー
前節レイソルの無敗記録を阻止した名古屋グランパス(点28勝8敗5分4差+2)は無敗中、5位に浮上している。オリンピック代表に選出された永井が好調で、ゴールを量産(また、ケネディのゴールなどをアシスト)している。玉田が欠場中の今、オリンピック前の永井最後の出場試合を、グランパスはものにしたい。
今季まだ2敗のベガルタ仙台(点35勝10敗2分5差+19)は現在、優勝した昨年度の同時期とほぼ同じような成績。もっとも前節のヴィッセル戦が示すように、ひと頃の首位チームにふさわしい支配率や内容は影を潜めている。ただ、結果が付いてきているのは、ベガルタが勝ち組だからなのか、今後後退し始めるのか、私は後者と見るが。名古屋グランパスの勝利!
19:00 ガンバ大阪 vs. 横浜Fマリノス (万博記念競技場)
ガンバ、待ち望まれる復活へ!
チーム状況
ガンバ大阪 — FWレアンドロは出場資格会得。MF佐々木は練習に復帰。FW川西も足の骨折から回復、練習に復帰。DF加地、エドゥワルドはともに欠場。DF中沢は練習中に骨折、2ヶ月の欠場。FWパウリーニョは大腿部の損傷。
横浜Fマリノス — MF中村はもう2週間の欠場か?DFドゥトラ、FWマルキーニョスは現在治療中。DF天野は今季離脱。MF小倉の復帰はあと間近。
直接対決
過去10年間の両チームの対戦成績は、マリノスの10勝8敗7分け。
ゲーム・プレビュー
苦境に喘ぐガンバ大阪(点13勝3敗10分4差-12)。内容は決して悪くはないが、結果が伴わない現状は、自信喪失と決定力不足が原因だ。何処かで、しかもすぐに歯止めをかけなければ、来季のJ2行きは避けられない。レアンドロの加入は前線を活性化するだろうか。負傷者の多いディフェンス陣には、更なる追い討ちをかけるように、前節、GK木村とCB中沢二人が足を骨折した。攻撃陣にも防御陣にも早急な改革が必要だ。
一方の横浜Fマリノス(点24勝5敗3分9差+3)は、得点力こそ絶不調ガンバにも9点差をつけられてはいるが、開幕当初しばらく続いた不調状態からは脱している。この試合も最近の試合で続けているような内容で戦えば、ガンバを寄せ付けないだろうが、もう後がないガンバは死にもの狂いの戦いを挑んでくるはずだ。ガンバ大阪の勝利と見る!
19:00 セレッソ大阪 vs. 鹿島アントラーズ (長居スタジアム)
セレッソ、さらなる混迷状態へ?
チーム状況
セレッソ大阪 — MFキム・ボギョンはすでに韓国代表に帯同中。
鹿島アントラーズ — 負傷者の報告なし。
直接対決
過去10年間の両チームの対戦成績は、セレッソの7勝5敗3分け。
ゲーム・プレビュー
香川、乾、家長を次々に失い、今、清武抜きの戦いに順応する必要のあるセレッソ大阪(点19勝5敗8分4差-4)は、キム・ボギョン、扇原、柿谷をも近く失うことになりそうだ。オリンピック期間中、扇原と山口を欠くセレッソは、この試合の勝利で、ほころびを繋ぎ留めておきたい。
前節、大宮に辛勝した鹿島アントラーズ(点22勝6敗7分4差+3)もなかなか連勝できないチームの一つだ。オリンピック代表から外され落胆の大迫は、プレーヤーとしての誇りを賭け、その怒りを試合にぶつけて自己を証明したい。セレッソには要注意人物だ。試合は引き分けか!
19:00 サンフレッチェ広島 vs. 川崎フロンターレ (広島ビッグアーチ)
サンフレッチェ、首位浮上!
チーム状況
サンフレッチェ広島 — 前節負傷のミキッチについてはまだ詳細不明。DFファン・ソッコはすでに韓国オリンピックチームに帯同中。
川崎フロンターレ — DFジェシと小宮山の二人は練習には復帰しているが、この試合の出場はない。DF伊藤の欠場は2週間ほど。MF登里は8月まで出場の見込みなし。
直接対決
フロンターレの12勝2敗8分け。今季はサンフレッチェがアウェイ戦を制している。
ゲーム・プレビュー
ジュビロを、2、3位直接対決で退けたサンフレッチェ広島(点33勝14敗4分3差+16)は、ヴィッセル相手にもたついていた首位ベガルタに肉薄。このまま勢いに乗って一気に頂上までせり上がりたいところだ。後半戦を迎えるにあたり、サンフレッチェを首位チームに推す声は多い。現在得点王の佐藤寿人は言うまでもなく、どこからでも得点できるのが広島の強みだ。ゴールに期待。
一方の川崎フロンターレ(点27勝8敗6分3差0)は、浮き沈みはあったが、風間監督のもとチームは改善されつつある。失点の多さはディフェンス陣の負傷者の多さと無関係ではないだろうが、失点を減らせれば、上位に留まる力はある。ただこの試合は、サンフレッチェ広島の勝利だろう!
19:00 サガン鳥栖 vs. FC東京 (ベストアメニティスタジアム)
引き分け試合?!
チーム状況
サガン鳥栖 — DF木谷は9月まで欠場。MF高橋は復調間近だが、この試合はまだ無理。
FC東京 – DFチャン・ヒョンスはすでに韓国オリンピックチームに帯同中。MF羽生は少なくとも1ヶ月の欠場。MF大竹は今季絶望。DF太田は復帰まで1ヶ月、DF平松はアキレス腱の損傷で長期離脱。MF梶山は8月初旬まで欠場。MF石川の出場の見込みは薄い。
直接対決
これまでにJ2で2試合、J1では今季前半の1試合でFC東京の勝利。通算は東京の2勝1分け。
ゲーム・プレビュー
ホームで好成績のサガン鳥栖(点24勝6敗5分6差+3)は、その実績を後ろ盾にFC東京を迎え撃つ。もっとも前節の雨中でのレッズ戦では、ものの30分も経たない間に4失点を喫してしまったが、そこから4-3まで盛り返した粘りは見事だった。その勢いでこの試合に臨みたい。
一方、ガンバ大阪との打ち合いを制したFC東京(点28勝9敗7分1差+1)は5位に浮上。負傷者多発の中、不調にもかかわらず勝ち取ったこの1勝は大きいが、この試合を最後にオリンピック代表が抜けるFC東京の今後に期待する者は多くはない。無論、勝ちを狙ってくるだろうが、試合は引き分けか!
Jリーグ J1 総括 7月7日
コンサドーレ札幌0-1 アルビレックス新潟 7,673人
清水エスパルス 0-0 川崎フロンターレ 14,133人
浦和レッズ 4-3 サガン鳥栖 30,047人
鹿島アントラーズ 1-0 大宮アルディージャ 12,787人
FC東京 3-2 ガンバ大阪 24,633人
横浜Fマリノス 1-1 セレッソ大阪 9,751人
サンフレッチェ広島 2-0 ジュビロ磐田 12,769人
ヴィッセル神戸 0-1 ベガルタ仙台 15,062人
柏レイソル 1-2 名古屋グランパス 25,459人
ホームの神戸が圧倒的な支配率と倍以上のシュートを放ったこの試合、アウェイのベガルタに勝利をもたらしたのは赤嶺の決定打だった。首位ベガルタにとっては、大きな意味を持つ勝ち点3となった。チームの立て直しに取り組む西野監督も、結果はともかく内容には満足のいく試合だったと言える。シュート数19、コーナーキック数7は、ヴィッセルのポテンシャルを窺わせる。ただ、上位進出を狙うのであれば、チーム全体がもっとアグレッシブになる必要がある。一方、アウェイでの洗礼を受けながらも勝ち点3をもぎ取ってしまう支配運びはさすがだが、ベガルタ、はたして後どれだけ首位を堅持できるのか?
最下位コンサドーレ札幌は、これまた降格圏内で喘ぐアルビレックス新潟の田中の1得点に沈んだ。勝ち点3の新潟はこの結果、味の素スタジアムでのFC東京との熱戦を落としたガンバ大阪と順位を入れ替えた。ガンバ大阪は、例のごとく試合を支配し、後半にも怒涛の攻撃を仕掛けたが、チャンスを決め切れず、折り返しの17試合終了時点で、17位に後退した。
Jリーグ通算1000得点まであと1点の清水エスパルスはまたしてもスコアレスドロー。対する川崎フロンターレも決定力不足に悩む。しかし、埼玉スタジアムでは逆にゴールラッシュ。激しい雨の中、圧倒的な攻撃を仕掛けたのはホームのレッズ。前半を1-0で折り返した後半早々、5分間で3点を連取、勝利は確実と思われた。しかし、後半22分からの5分間はサガン鳥栖がお返しに3得点。スリリングな試合は後20分を残して4-3の打ち合いとなったが、結局、サガンは同点弾を決め切れず、浦和レッズが前半戦を勝ち点30で終えることになる。
アントラーズとアルディージャの対戦は、鹿島23本のシュートを放つも、後半あと15分を残すところまで決め切れず、西の得点で辛うじて鹿島が勝利した。鹿島は降格圏からやや距離のある位置まで浮上した。
横浜Fマリノスは、CKのこぼれ球を富沢がゴールの天井に蹴り上げて先制するが、セレッソ大阪も後半35分、柿谷のボレーシュートで同点に追い付く。セレッソ大阪の回転扉からは、すでに香川、乾、家長、清武が通り抜けているが、柿谷、そして扇原のチーム残留期間はあとどれくらいあるのだろうか?
2、3位の直接対決は、サンフレッチェが巧者ジュビロを下した。サンフレッチェは、中島(後31分)とロスタイムの森崎造のゴールで、首位仙台に勝ち点2差の2位で前半を折り返した。
名古屋グランパスは、永井の好走にケネディの巧妙なシュートを絡めて先制点を奪うと、後半18分にはゴールに向かうCKから相手のオウンゴールを誘い、レイソルを制した。柏の連続無敗記録は7試合で止まり、前節の4位から順位を三つ落とした。
今日で前半戦を終了したJ1は、首位ベガルタを勝ち点2の僅差でサンフレッチェが追い、3位レッズから12位のヴィッセルまでが2勝の勝ち点差の間にひしめく展開で折り返した。最下位はコンサドーレの独走状態。ガンバの泥沼化が進む一方で、アルビレックスは若干浮かび上がっている。
Jリーグ J1 プリビュ 7月7日 18:00 清水エスパルス vs. 川崎フロンターレ (アウトソーシングスタジアム)
清水エスパルス — DF岩下とMF小林は怪我のため短期間の欠場だが、練習には復帰している。
川崎フロンターレ — DFジェシと小宮山の二人は練習には復帰しているが、この試合の出場はない。MF登里は8月まで出場の見込みなし。
両チームの対戦はすべてJ1で、エスパルスの7勝3敗4分け。
1ヶ月前は首位を狙う位地にいた清水エスパルス(点24勝7敗6分3差+2)も最近は不調で10位。ただ3位とは勝ち点3差。失点わずか14のディフェンスは見事だが、得点16の攻撃力は精彩を欠く。ここ5試合でわずか1得点は早急の修正を要する。エスパルスはあと1点で、チーム創設20周年での通算1000ゴールとなる。
前節、ホームでのヴィッセル戦を落とし、その前のマリノス戦にも引き分けている川崎フロンターレ(点26勝8敗6分2差0)も、エスパルス同様ややスランプ気味だ。得点・失点ともに22という数字は、攻守に改善が必要であることを示している。清水エスパルスの20周年記念勝利(プラス、J1通算1000ゴール)に期待!
Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 19:00 川崎フロンターレ vs. ヴィッセル神戸 (等々力競技場)
フロンターレ — DF小宮山は欠場。DFジェシはトレーニングを再開しているが、この試合の出場はおそらくない。MF大島、杉浦、登里は負傷欠場。
ヴィッセル — FW大久保は出場停止。FW茂木、田代は負傷欠場。MF橋本はまだ復調していない。
フロンターレの6勝4敗2分け。昨季はヴィッセルが2勝。
先週まで3連勝と、首位まで勝ち点5差に迫っていた川崎フロンターレ(点26勝8敗5分2差+1)だったが、マリノス戦のスコアレスドローで、せっかくの首位への足固めのチャンスを棒に振ってしまった。他の上位チームと比較して見劣りするのは得失点差だ。風間新体制のもと、チームは変わってきてはいるが、首位を目指すのであれば、得点を倍増し、失点を抑えることが絶対条件になる。
このフロンターレを勝ち点5差で追うヴィッセル神戸(点21勝7敗8分0差-2)は、西野新監督のもと自信を深め、現在2連勝。伊野波が本来のポジションであるCDに収まった今、上位進出を狙うチームに必要なのはディフェンシブなMFだ。アウェイチームの勝利!
Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 サガン鳥栖 vs. 川崎フロンターレ
Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 サガン鳥栖 vs. 川崎フロンターレ (ベストアメニティスタジアム)
川崎フロンターレ — DF小宮山と伊藤が復帰間近。DFジェシは7月末にイタリアに帰国予定。MF大島は靭帯の損傷で欠場。MF登里は腰椎骨折で2ヶ月間の欠場。
これまでの対戦は、今年3月のナビスコ杯でサガンが勝利した以外は、すべてJ2での対戦。川崎の6勝。鳥栖の2勝。2003年に一つの引き分け。
リーグ1(失点11はエスパルスと並んで最少)のディフェンスを誇るサガン鳥栖(点20勝5敗3分5差+4)は、依然ホームで無敗。大方の予想を覆すこの健闘を続けたい。ここ5試合は、引き分け3つ、敗戦1つと、もたつきが目立つが、前節のガンバ大阪戦では試合最後のキックが得点となるなど、ツキも巡ってきている。中断期間後のこの試合でも好発進を望んでいる。
一方、ベガルタ仙台戦の勝利を含めて、ここ5試合を4勝と好調の波に乗る川崎フロンターレ(点22勝7敗5分1差0)は、ホーム無敗記録に動じることはないだろうが、リーグ1のディフェンス陣を崩すのは容易ではないだろう。むしろ、ディフェンス陣に負傷者が相次ぐフロンターレが、豊田らの攻撃陣を阻止できるかが注目点となる。サガン鳥栖の勝利を予想する!
プレビュー5月26日 14:00 川崎フロンターレ vs. ベガルタ仙台(等々力スタジアム)
川崎フロンターレ — DFのジェシと小宮山が欠場、またその穴を埋めた稲本も負傷欠場!
ベガルタ仙台 — チームの要MF関口が1ヶ月間欠場。
過去10年間の両チームの対戦は、フロンターレの4勝2敗3引き分け。川崎は先月のナビスコ杯でも勝利している。
川崎フロンターレ(点19勝6分1敗5差-1)のここ5試合の成績は、レイソルとサンフレッチェにホームで敗れ、残りは3勝している。相馬前監督の時よりも得点力は上がり、確かに調子は良さそうだが、風間フロンターレが上位6チームに名を連ねるつもりであるならば、ディフェンスを強化し、堅実にする必要がある。12試合で18得点は悪くはないが、19失点はいただけない!
初黒星、2引き分けと続いたときには、誰もがベガルタ仙台(点27勝8分3敗1差+16)の圧倒的な強さもここまでかと思ったが、前節は名古屋グランパスを完封してしまった。関口の出場はないが、赤嶺の体調が万全に戻り、ピッチ全体のプレーの質が高まっている。特に固いディフェンス陣は圧巻(失点わずかに9と、驚くなかれ、サガン鳥栖と並んでリーグ最少!)で、当然、勝ち点3を狙ってくるだろう。私は、引き分け、を予想する!
5月19日 大宮アルディージャ0-2川崎フロンターレ – ゲーム リポート
大宮のホーム3連勝は記憶にないほどに久し振りで、サポーターもようやく勝利の味わい方が身についてきたようだ。一方のフロンターレもアウェイで2連敗中なので勝利が欲しい。
チョ・ヨンチョルのアクロバティックなオーバーヘッドがゴールを襲った他は、立ち上がりは、両チームともにしっかりと守りを固めたゲーム展開。前半21分の東のシュートも枠を大きく外れ、このままハーフタイムへ。先制点は、後半22分。楠神のシュートが大宮DFにブロックされた後のこぼれ球に大島が反応。2点目も、中村憲剛のクロスを一度大宮DFがヘディングで跳ね返したボールがこぼれてくるところを、楠神が至近距離から蹴り込んだ!