ヴィッセル神戸 — MF橋本(短期負傷離脱)とCB河本(長期負傷離脱)の二人は、水曜日の控えチームのゲームに出場しているので、この試合の出場の可能性がある。FW田代はもう2週間は出場の見込みなし。FW大久保は前節は控えに入っていたが、出場はなかったので、今節も期待はできない。
名古屋グランパス — FWジョシュ・ケネディーは前節45分間だけ出場し、1得点を挙げているが、まだ体調不十分。MF磯村は中足骨骨折のため少なくとも4ヶ月は出場の見込みなし。
和田監督の解任後、ヴィッセル神戸 (点15勝5分0敗5差-2) はホームで大宮を、アウェイでセレッソを敗っている。安達暫定監督は良い仕事をしているが、監督には固執していない。新監督は近く発表される予定。小川、森岡、奥井らの若手の成長が著しく、北本、野沢、伊野波らのベテラン勢とうまくかみ合っている。ヴィッセルは、リーグ戦4位以内の成績を公式宣言しているが、このまま調子を維持していけばそれも可能かもしれない。
ヴィッセルに次いで10位の名古屋グランパス (点15勝4分2敗3差+2) は今季まだ本来の調子が出ていない。ケネディーの負傷、ACL出場による過密日程で選手層の薄さが露呈している状態だ。ケネディーは前節45分間出場し、見事なゴールを決める活躍をしたが、まだ90分を戦える体調ではない。今後順位を上げていくのであれば、玉田、藤本、闘莉王らの踏ん張りに期待がかかる。今日のゲームは、勢いとホームの地の利を持つヴィッセルの勝利か!
過去10年間の両チームの対戦は、8試合中、はじめの2試合を名古屋が勝利している。一方、ヴィッセルは2007年9月の5-0の勝利以来、ここ10試合でわずか2勝の成績。トータルでは、グランパスの10勝、ヴィッセルの3勝、引き分けが5試合。
フロンターレの先制点は田坂。グランパスはケネディーの中距離ロケット弾ですかさず同点。フロンターレは中村憲剛のお膳立てから大島がヘディングで2-1。これまでに要した時間はわずか14分。前半終了直前に、これまた中村の見事な配球から大島が今日2点目のゴール。
後半25分、藤本のドライブのかかったシュートが決まり、グランパス、1点差に押し上げるも、フロンターレが必死の守りで耐え抜き、貴重な勝利をものにした。
名古屋グランパス — DF田中隼磨が出場停止。FWジョシュ・ケネディは体調不良のため出場は危うい。
川崎フロンターレ — DFジェシ、少なくともあと1ヶ月は出場の見込みなし。DF小宮山も4-6週間、出場の見込みなし。
ACLを戦った名古屋 (点14勝4分2敗2差+3) は、1週間の間隔を置いてリーグ戦に臨む。ただ、先週はホームで浦和に敗れ、その前は広島にやっと引き分けているので、なんとかチームの立て直しをはかりたいところだが、やはり2010年度、2011年度の得点王ケネディーの早急な復帰に期待がかかる。
一方、出足は順調に思われた川崎フロンターレ (点13勝4分1敗4差-2) は、相馬監督から風間監督への交代でチームの立て直しをはかっている。風間新体制では、ブラジル人コンビを控えに置き、稲本をセンターバックに据えるなど、全体的に攻撃的な姿勢を前面に出している。ジュビロ戦では4-3で初勝利を飾ったが、今後もこの姿勢を貫き通せるかどうかは、この一戦にかかっている。ゲームは引き分けか!
両者の通算成績は、フロンターレの9勝、グランパスの4勝、そして引き分けが3試合。昨季はグランパスが連破している。
浦和の3-2-3-2に対して、ホームのストイコビッチ監督は3-2-2-2-1の布陣で迎え撃つ。しかし、この作戦が機能せず、DF陣の緩慢さを突かれてしまう。トップに抜け出した梅﨑からのボールを受けたマルシオリシャルデスが、ペナルティエリアの外からゴールの右隅へ鮮やかなシュート。浦和が先制する。しかし、その4分後、高さをいかした名古屋が闘莉王のヘッドなどで、ゴール前の金崎にボールが出ると、それをすかさずGKの頭越しに同点弾を決める。
勝ち越し点は後半23分。田中隼磨のハンドでPKを得たマルシオリシャルデスが冷静に決める。これが2枚目のイエローとなった田中は退場。終了間際、闘莉王が再び同点のチャンスを演出するが、GKが左手一本で必死のセーブ。先週の埼玉ダービーを落としたレッズが勝ち点3を獲得した。
サンフレッチェ広島–DFヨコタケは五分五分、山口はまだ負傷から完全に回復していないため出場はおそらくないだろう。
名古屋グランパス–ケネディと磯村良太の出場もおそらくないに違いない。
腹立たしいほどに調子の波が激しい今季の名古屋グランパス(勝点6勝4分1敗1得失点+6)だが、リーグ制覇を狙うチームの一つとして、結果は出している。ホームで迎えた前節のコンサドーレ札幌戦も確かに3-1以上のスコアで勝てた試合だった。だが、今節の広島サンフレッチェ(勝点6勝4分0敗2得失点+5)は一筋縄ではいかない相手だ。前監督ペドロビッチを引き継ぐ守安監督のもと、流動的なフォーメーションと統制のとれたチームカラーは健在で、固い守りと素早い攻撃にはさらに磨きがかかっている。
得点に絡む活躍をしている主将佐藤寿人に対する闘利王らグランパス・ディフェンスの対決も見ものだ。
前線の玉田と永井の速さと俊敏性は広島ディフェンス陣を悩ませることだろう。ケネディの存在を欠いても、グランパスの攻撃はあなどれない。点の取り合いでの引き分けというところか!
両チームの戦いはこれまで14試合で、サンフレッチェはわずかに3勝、引き分けが5試合ある。ここ4試合では名古屋が3勝しており、アウェイでのこのゲームでも分がありそうだ。
ホームチームの名古屋は開始3分で早くもゴールを決める。藤本からのピンポイントのスルーパスを、キーパーの動きを良く見た金崎がゴールに流し込んだ。グランパスの2点目は、前半15分、阿部の速いクロスがディフェンダーに当たって入るオウンゴール。後半32分には、永井と金崎を使っての素早いパス回しから、玉田が近距離シュートを決める。札幌の唯一の得点は、レギュレーションタイムぎりぎりの後半45分、古田のミドルシュートがディフェンダーに当たってコースが変わるラッキーなゴール。楢崎はどうすることもできなかった。
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