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5月12日 川崎フロンターレ0-2柏レイソル

ブラジルのグレミオからの移籍選手レネ・サントスがRBで初出場。これまでブラジル人選手を使わずに勝ち続けていた川崎だが、はたして風間監督は何を思ってこのレネ・サントスを起用したのか。結果は、不振に喘ぐアウェイチームに勝利を献上することになる。一方レイソルの監督は、このブラジル人選手の関わるスウドクをうまく解読していた。負傷もなく出場停止でもないリカルド・ロボを控えにも入れなかったのは賢明だったといえる。
柏の先制点は後半の18分。左からクロスを田中が折り返したボールを工藤が二度目のキックで押し込む。その9分後、田中順也の強烈なハーフボレーがGKを襲う。ボールを胸で受けただけで全く反応できなかった。追加点は、先制点の工藤がよく粘り、DFを引き付けて流したボールを、後方から駆け上がってきたジョルジュワグネルがゴールに叩き込んだ。

Jリーグ プリビュ− 15:00 川崎フロンターレ vs. 柏レイソル(等々力スタジアム)

川崎フロンターレ — DF小宮山とジェシが少なくとも1ヶ月は出場の見込みなし。

監督交代、チームの再生、新たな展望と、風間ウェーブに乗る川崎フロンターレ (点16勝5分1敗4差-1) は、ブラジル人選手を控えに置く贅沢な布陣で発進。開幕時の相馬直樹監督のもとでは、私も、降格争いを予想していたチームだった。6位でありながら得失点差はまだ-の川崎だが、風間監督のもとで確かに攻撃に磨きがかかってきている!

昨シーズンの覇者柏レイソル (点8勝2分2敗5差-5) は、ACL初出場による過密日程も含めて、困難な2012年になっている。私見だが、リカルド・ロボ獲得がチームのプラスになっていない。この選手を使うために、どうして田中順也を控えに回さなければならないのか、それがわからない。ネルシーニョ監督は目を覚まし、そのブラジル産コーヒーの匂いを嗅ぎ、ローカルブレンドを作り上げるべきだ!試合は、川崎フロンターレの勝利!

ここ10年間の両者の対決は、フロンターレの6勝、レイソルの3勝、引き分けが3試合。

名古屋グランパス2-3川崎フロンターレ – 5月6日

フロンターレの先制点は田坂。グランパスはケネディーの中距離ロケット弾ですかさず同点。フロンターレは中村憲剛のお膳立てから大島がヘディングで2-1。これまでに要した時間はわずか14分。前半終了直前に、これまた中村の見事な配球から大島が今日2点目のゴール。
後半25分、藤本のドライブのかかったシュートが決まり、グランパス、1点差に押し上げるも、フロンターレが必死の守りで耐え抜き、貴重な勝利をものにした。


PREVIEW – 名古屋グランパス vs. 川崎フロンターレ – 5/6

名古屋グランパス — DF田中隼磨が出場停止。FWジョシュ・ケネディは体調不良のため出場は危うい。
川崎フロンターレ — DFジェシ、少なくともあと1ヶ月は出場の見込みなし。DF小宮山も4-6週間、出場の見込みなし。

ACLを戦った名古屋 (点14勝4分2敗2差+3) は、1週間の間隔を置いてリーグ戦に臨む。ただ、先週はホームで浦和に敗れ、その前は広島にやっと引き分けているので、なんとかチームの立て直しをはかりたいところだが、やはり2010年度、2011年度の得点王ケネディーの早急な復帰に期待がかかる。
一方、出足は順調に思われた川崎フロンターレ (点13勝4分1敗4差-2) は、相馬監督から風間監督への交代でチームの立て直しをはかっている。風間新体制では、ブラジル人コンビを控えに置き、稲本をセンターバックに据えるなど、全体的に攻撃的な姿勢を前面に出している。ジュビロ戦では4-3で初勝利を飾ったが、今後もこの姿勢を貫き通せるかどうかは、この一戦にかかっている。ゲームは引き分けか!

両者の通算成績は、フロンターレの9勝、グランパスの4勝、そして引き分けが3試合。昨季はグランパスが連破している。

PREVIEW – 川崎フロンターレ vs. ジュビロ磐田 – 5月3日

こう着状態の両チーム?

チーム状況
川崎フロンターレ — DFジェシ、あと2ヶ月は出場の見込みなし。
ジュビロ磐田 — DF千代反田もまだ出場の見込み立たず。GK川口は長期離脱

ゲーム・プレビュー
前節、ホーム開催のサンフレッチェ広島戦では、ゴールゲッター佐藤寿人の活躍を許し、川崎フロンターレ(点10勝3分1敗3差0)は、風間新監督に勝利を贈ることができなかった。稲本を初めてセンターバックとして起用した新監督だったが、DFジェシを欠いていたこともあり、うまく機能しなかったので、バックラインの立て直しが必要になる。この不振状態からの脱却には、やはり中村憲剛に期待がかかるが、問題は、中村一人の力でそれが可能かということだ。今季、苦しい戦いを余儀なくされるチームのひとつとして、私はフロンターレを挙げていたが、現在の選手層を見ると苦戦はしばらく続きそうだ。

ジュビロ磐田(点14勝4分2敗2差+2)も、今季の不振を予測できたもう一つのチームだ。現在の順位が決して実力に裏付けられたものでないことは、じきにわかるだろう。前節のセレッソ大阪戦では、ディフェンス陣の脆さを露呈したジュビロだったが、今節のフロンターレの前線もそれなりの選手を揃えている。ベテラン川口の不在もさらなる不安材料だ。この試合は低得点の引き分けゲームになるか?
レナトらを擁するフロンターレにはセットプレーという強みがあるが、狡猾さと運動力を欠くためJ1の長丁場を乗り切る力はない。引き分けの公算大!

直接対決
共に7勝ずつ、引き分けが2試合と、五分五分だ

川崎フロンターレ1-4サンフレッチェ広島 – 4月28日

今週のレポートは、相馬監督に代えて風間監督の新体制となった川崎フロンターレのゲームから。風間監督の初采配は、GKに西部、センターバックに森下と稲本を据える布陣を敷く。本来はボランチの位置から球をさばいていた稲本だが、はたしてこの采配はどう出るか?

前半15分、先制点は広島。中盤の細かいパス回しから、左を駆け上がる山岸に佐藤からボールが出る。山岸がそのままボールを持ち込み、左足を振り抜くと、ボールはゴールの右隅へ。一方、川崎は前半33分に同点に追いつく。中村からの絶妙のスルーパスにDF伊藤が反応、ゴール前の密集を抜け出して右足外側で決めたゴールだった。

そのわずか5分後、サンフレッチェが追加点。走力で稲本に勝った石原が、倒れ込みながらGK西部の出際を狙ったゴールを決める。試合は2-1でハーフタイムへ。後半は開始早々の2分、千葉のロングフィードが右サイドのミキッチに出る。そのまま持ち上がったミキッチが低いクロスを入れると、ゴールエリア内に走り込んだ佐藤が確実に決めた。その後、後半33分、再びミキッチからのピンポイントのクロスを佐藤がヘディングで合わせて、試合を決定づける。風間フロンターレにとっては厳しいスタートとなった。

Match Preview – コンサドーレ札幌 vs 川崎フロンターレ – 4月21日

コンサドーレ札幌–フォワードの上山、大島をはじめ負傷者続出。J1残留に逆風。
川崎フロンターレ—ゴールキーパー杉山、負傷で未だ出場ならず。
コンサドーレ札幌(勝0分1敗5得失点-7)は、開幕ゲームのジュビロ戦での引き分けによる勝ち点1のまま、第7節へ。一方、川崎フロンターレ(勝点6勝2分1敗3得失点-1)は、勝ち点7で11位につけているが、その内の6点は1-0のラッキーなゲームからのもので、調子としては普通だといえる。ただ相馬監督の抜けた前節のガンバ戦では、それが結果に出ず、2-0のリードを3-2とひっくり返され、ガンバ大阪に今季初勝利を献上してしまっている。
札幌は前節の名古屋戦を1-3で失い、勝ち点0の行進は続く。川崎の札幌との相性はいい。川崎には才能ある選手が揃ってはいるが、双方、甲乙はつけがたい。川崎フロンターレが低得点勝利を収め、札幌は連敗行進を続ける、というのが予想だ。
Jリーグ開設以来—J1およびJ2の試合では–コンサドーレはまだフロンターレに土をつけたことがない。唯一の勝利は2008年のナビスコ杯。フロンターレは札幌に対し、過去通算12試合で9勝2分の成績。

JSoccer.com特集ゲーム: ガンバ大阪3-2川崎フロンターレ

得点力不足にあえぐフロンターレを相手に、ガンバ大阪としては、これまでの悪い流れを一気に断ち切り、今後に向かって弾みをつけるべく臨んだ一戦だった。ところが、開始わずか20秒で先制されたのはガンバ。ホーム戦を戦うガンバはその後スイッチが入り、ボールを支配し始め、チャンスも多く作り出しているかのように思われたが、一瞬の隙をつかれたりセットプレーを許したり、危険な雰囲気は漂っていた。ガンバが2点目を失ったのはやはりコーナーキックからだった。完全にノーマークになっていた小林によるヘッディングゴールだった。
それでもガンバは戦意を失うことなく、ラフィーニャも再三ゴールに迫る。キーパーをかわそうとして倒されてしまうが、ファンの期待も空しく、笛は鳴らない。ラフィーニャも異議を申し立てなかったし、キーパーもほとんど接触していなかった。
ガンバは引き続きボールを支配する。敵陣の左サイドを再三くずしていたガンバが、コーナーキックからチャンスを生む。クリアボールを拾った今野の左からのクロスにセンターバックの中沢がヘッドで合わせ、1-2でハーフタイムを迎えた。
後半になってもガンバが優勢に試合を進めるが、フロンターレも固い守りで黒と青のユニフォームの侵入を阻む。寺田、倉田、藤春らとのコンビネーションからラフィーニャがゴールを狙うが、15分を過ぎても同点ゴールが生まれない。ディフェンス陣も相手のロングボール攻勢に手こずる中、藤ヶ谷の好プレーなどでピンチを凌ぐ。
ガンバは寺田に代えて二川を、ラフィーニャに代えて阿部を次々に投入。短いパス回しでボールを支配する中、23分、サイドを駆け上がった藤春から低いクロスが佐藤へ。これを佐藤が手堅く決める。
松波監督が切った3枚目のカードは倉田に代えて金正也。遠藤を前線に残してゲームを作らせ、金にディフェンシブの中盤を任せる。この交代が功を奏し、ガンバは後半39分、阿部が自身のリーグ初ゴールを決め、とうとう逆転に成功する。右サイドでねばった加地の低いクロスに、阿部がうまく身体を広げ、インサイドで正確に合わせてゴールに入れた!
J1の2012年シーズンで初めてのリードを死守しようとするガンバを大声援が後押しする。4分がとてつもなく長く感じるロスタイムだったが、3-2のスコアでそのまま試合終了。ガンバ大阪が川崎フロンターレに勝利した一戦だった。
得点者に佐藤と阿部、中軸に寺田、藤春、倉田と若手プレーヤーが名を連ねてのこの勝利は、若返りガンバの今後に大きな自信となっていくに違いない!

ガンバ大阪:藤ヶ谷、加地、中沢、今野、藤春、武井、遠藤、倉田(金、77)、寺田(二川、59)、佐藤、ラフィーニャ(阿部、67)