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Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 19:00 アルビレックス新潟 vs. 鹿島アントラーズ(東北電力ビッグスワンスタジアム)

アントラーズ — 負傷者ならびに出場停止者なし。
過去10年間の両チームの対戦成績は、アントラーズの7勝6敗6分けと、拮抗している。
アルビレックス新潟(点12勝3敗9分3差-12)は、柳下新監督のもと、エスパルスを倒して周囲を驚かせたが、その後はヴィッセル神戸に屈するなど、早くも勢いを失ってしまっている。降格ゾーンの泥沼から這い上がるには、確かに奇跡も必要だが、目の前の一戦一戦を勝ち抜いていくしかない。ただ鹿島アントラーズ(点18勝5敗7分3差+2)も、サポーターの鬱憤を晴らすためにも、ジョルジーニョのもと、チームの再建を証明する勝利が必要だ。3位から13位の勝ち点差がわずか8に縮まっている今、一つひとつの勝利が持つ意味を、アントラーズは十分承知している。鹿島アントラーズの勝利!

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 19:00 川崎フロンターレ vs. ヴィッセル神戸 (等々力競技場)

フロンターレ — DF小宮山は欠場。DFジェシはトレーニングを再開しているが、この試合の出場はおそらくない。MF大島、杉浦、登里は負傷欠場。
ヴィッセル — FW大久保は出場停止。FW茂木、田代は負傷欠場。MF橋本はまだ復調していない。
フロンターレの6勝4敗2分け。昨季はヴィッセルが2勝。
先週まで3連勝と、首位まで勝ち点5差に迫っていた川崎フロンターレ(点26勝8敗5分2差+1)だったが、マリノス戦のスコアレスドローで、せっかくの首位への足固めのチャンスを棒に振ってしまった。他の上位チームと比較して見劣りするのは得失点差だ。風間新体制のもと、チームは変わってきてはいるが、首位を目指すのであれば、得点を倍増し、失点を抑えることが絶対条件になる。
このフロンターレを勝ち点5差で追うヴィッセル神戸(点21勝7敗8分0差-2)は、西野新監督のもと自信を深め、現在2連勝。伊野波が本来のポジションであるCDに収まった今、上位進出を狙うチームに必要なのはディフェンシブなMFだ。アウェイチームの勝利!

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 19:00 大宮アルディージャ vs. 清水エスパルス(NACK5スタジアム)

アルディージャ — DF坪内は復帰間近。MF橋本は内耳炎のため1ヶ月ほど欠場の予定。
エスパルス — DF岩下の出場は危うい。
過去10年間のJ1での対決は、エスパルスの9勝3敗5分け。
3連敗後、新監督の就任により活気がよみがえり、戦術面でも改善が見られる大宮アルディージャ(点16勝4敗7分4差-13)は、先週、サンフレッチェ戦を引き分けに抑え込む。ラファエルの放出が話題になっており、チョ・ヨンチョルが新布陣のトップでストライカーを務めている。
3分2敗と、ここ5試合勝利のない清水エスパルス(点24勝7敗5分3差+3)は、首位を狙える力を持ちながら、上位チームの不調に足並みを合わせてしまったチームの一つだ。ここ5試合でわずか2得点、今季16得点という数字が、今のエスパルスを物語っている。ストライカー、ゴールゲッターを獲得し、上位を狙ってほしい。今日の試合は、引き分けか!

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 18:30 ベガルタ仙台 vs. サンフレッチェ広島(ユーテックスタジアム)

ベガルタ — DF上本はもう1月の欠場か。MF関口の出場は見込み薄。
サンフレッチェ — 負傷者、出場停止者ともに無し。
J2では2008年に3試合を戦っているが、J1での戦いは、2009年以降、ベガルタの2勝1敗5分け。
ここ数試合もたつき気味のベガルタ仙台(点31勝9敗2分4差+18)だが、上位チームも足踏みを揃えてくれているため、首位キープ。今夜は、勝ち点2差で肉薄するサンフレッチェ広島(点29勝9敗4分2差+14)との頂上決戦となる。はたして首位は入れ替わるのか?ベガルタが調子を落としている間に首位の座を奪うこともできたサンフレッチェ広島だったが、低迷する大宮との0-0はいただけない。それ以前の3連勝は下位チームに対する勝ち星。この試合、白熱した戦いを期待できるが、両者譲らず、といったところか!

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 19:00 ガンバ大阪 vs. 柏レイソル(万博記念競技場)

ガンバ — GK木村、脚の骨折で欠場。DF加地、エドゥワルドは7月半ばまで出場の見込みなし。FW川西は完調ではないが、復帰はまもない。
レイソル — 控えGKの二人以外に負傷者はなし。
過去10年間の対戦成績は、ガンバの10勝3敗1分け。ここ5試合に関しては、ガンバの5連勝、得点も14-3と圧倒している。
先週末、コンサドーレを圧倒したガンバ大阪(点13勝3敗8分4差-7)は、サガン戦、レッズ戦に敗れはしたが、決定機の数、ボールポゼッションなど、ゲーム内容は良い。終了間際の逆転劇に甘んじてはいるが、試合の主導権を握るその戦いぶりは、降格を争う他のチームとはやはり格の違いを感じさせる。必要なのは目の前にある勝利を積み重ねていくことで、チームはおのずと上位に浮上していくはずだ。
対するは、前節のアントラーズ戦では土壇場のPKで勝利を拾った柏レイソル(点24勝7敗5分3差+3)。PKは失敗したが、そのリバウンドを決めた。水曜日のFC東京戦の勝利で、6戦5勝と好調の波に乗る。ただ、レアンドロドミンゲス、ジョルジワグネルの外人コンビを抑えられてしまうと、苦戦は免れない。ガンバ大阪の勝利に期待!

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 19:00 ジュビロ磐田 vs. FC東京 (ヤマハスタジアム)

ジュビロ – 第一GK川口の今季出場はなし。第二GK八田も負傷のため2週間の欠場!少なくとも2週間は欠場となるMFベク・ソンドンの抜けた穴は大きい。
東京 –DF太田、MF大竹は長期離脱。MF石川、長谷川の出場も危うい。また最低2週間は欠場となるM不今季出場の見込みなし。
シーズン前、私が酷評していたジュビロ磐田(点24勝7敗5分3差+9)をここまで牽引してきたベク・ソンドンが、今節からは負傷で欠場する。中断後は2連敗と精彩を欠き、失速中のジュビロにとって、このベク・ソンドンの抜けた穴は大きい。リーグでもワースト5に入る23失点のジュビロ・ゴールを守るのは、欠場中の正GKと控えGKに代わるチームの第三GK。この試合も失点は必至で、首位の座はますます遠ざかっていく。
一方、負傷者の数では引けを取らないFC東京(点25勝8敗6分1差+2)は、間もなく開催されるロンドン・オリンピックにも主力を抜かれてしまうため、この試合の1勝は、上位に居座るためにも是非勝ち取りたい。レッズと引き分け、マリノスに敗れた後、セレッソには勝利したが、水曜日の試合でレイソルに1-0と敗れている。FC東京の勝利を予想する。

Jリーグ J1 プリビュ 6月30日 18:00 横浜Fマリノス vs. 名古屋グランパス (日産スタジアム)

マリノス — MF中村が捻挫のため欠場。DF天野の今季出場はなし。
グランパス — FW玉田は少なくともあと1ヶ月は欠場の見込み。MF磯村、中村は少なくとも9月までは欠場。
最近10年間の対戦成績は、グランパスの7勝4敗7引き分け。
ここ4試合でわずか1得点の横浜Fマリノス(点22勝5敗3分7差+3)だが、戦績は1勝3分け。このチームにゴールを期待するのは酷だともいえるが、J1最少の12失点のディフェンス力をもってすれば、ホームでの勝ち点1は確実にキープできる。
一方、中断開けの2試合に連勝した勢いをガンバに止められた名古屋グランパス(点24勝7敗5分3差+1)も、ここまで得点がわずか22点と、得点力不足に悩む。2-2で引き分けたガンバ戦での2得点は、玉田の欠場を補う永井の活躍によるもの。グランパスに一つの明るい材料を提供している。この試合はまた、スコアレスのドローとなりそうだ!

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 サガン鳥栖 vs. 川崎フロンターレ

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 サガン鳥栖 vs. 川崎フロンターレ (ベストアメニティスタジアム)

川崎フロンターレ — DF小宮山と伊藤が復帰間近。DFジェシは7月末にイタリアに帰国予定。MF大島は靭帯の損傷で欠場。MF登里は腰椎骨折で2ヶ月間の欠場。
これまでの対戦は、今年3月のナビスコ杯でサガンが勝利した以外は、すべてJ2での対戦。川崎の6勝。鳥栖の2勝。2003年に一つの引き分け。
リーグ1(失点11はエスパルスと並んで最少)のディフェンスを誇るサガン鳥栖(点20勝5敗3分5差+4)は、依然ホームで無敗。大方の予想を覆すこの健闘を続けたい。ここ5試合は、引き分け3つ、敗戦1つと、もたつきが目立つが、前節のガンバ大阪戦では試合最後のキックが得点となるなど、ツキも巡ってきている。中断期間後のこの試合でも好発進を望んでいる。
一方、ベガルタ仙台戦の勝利を含めて、ここ5試合を4勝と好調の波に乗る川崎フロンターレ(点22勝7敗5分1差0)は、ホーム無敗記録に動じることはないだろうが、リーグ1のディフェンス陣を崩すのは容易ではないだろう。むしろ、ディフェンス陣に負傷者が相次ぐフロンターレが、豊田らの攻撃陣を阻止できるかが注目点となる。サガン鳥栖の勝利を予想する!

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 セレッソ大阪 vs. サンフレッチェ広島

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 セレッソ大阪 vs. サンフレッチェ広島 (キンチョウスタジアム)

オリンピック終了後のFCニュルンベルクへの移籍が確定している清武博嗣は、残された数少ない試合をセレッソのために戦う。
ここ10年間の両チームの対戦成績は、セレッソの6勝5敗3分け。ただし、ここ5試合、サンフレッチェは勝利していない。
清武のブンデスリーガへの移籍が迫る今、ヒーローの雄姿を見届けようといつもより大勢のサポーターが押し寄せるセレッソ大阪(点17勝5敗6分2差+1)戦では、この何千人増が、よく言われる12人目のプレーヤーとなるのかもしれない。コンサドーレ札幌に今季唯一の勝ち星を献上するなど、今季のセレッソは乱調の極みだが、何がきっかけでどうなるのか、自分たちにも分からない状態だ。清武の移籍(さらにはキム・ボギョンと扇原の移籍も噂されている)の高まりに乗じて、セレッソがこの試合をものにしてしまうのだろう!
一方、昨年トッププレーヤーの何人かと、ペドロビッチ監督をレッズに失ったサンフレッチェ広島(点25勝8敗4分1差+11)の健闘ぶりは驚きではあるが、戦略にも長け、サイドの強化を図った後任の森保監督の采配は評価に値する。昨季は大宮で出場機会もほとんどなかった石原が得点に絡むなど、セレッソも好パフォーマンスを演じずには、この試合はものにできないだろう。だが、この試合、いざ蓋を開けてみれば、セレッソ大阪の勝利か!

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 ガンバ大阪 vs. 浦和レッズ

Jリーグ #J1 プリビュ− 6月16日 19:00 ガンバ大阪 vs. 浦和レッズ (万博記念競技場)

ガンバ大阪 — DF加地が欠場1ヶ月。DFエドゥワルドもあと1ヶ月は欠場の見込み。FW川西が脚の骨折からまもなく復帰の見込み。
浦和レッズ — 負傷欠場者は山田直輝(長期)だけ。
ここ10年間は、ガンバ大阪が11勝4敗8引き分け(AFCの2引き分けを含む)、と圧倒している。
昨シーズン終了直後の西野朗監督の辞任を受け、非常な低迷状態にあえぐ今季のガンバ大阪(点9勝2敗7分3差-10)だが、セホーン、ロペス体制も長続きせず、松波正信監督がチームの立て直しに努めている。負傷者続出に悩むガンバは、若手選手を多数導入しようとしているが、一度にそう多くは望めないので、ここのところは遠藤、二川らのベテラン勢にチームを引っ張ってもらいたい。代表チームで好プレーを見せた今野にも期待したい。ガンバ復活はここから始まるのか!?
一方、浦和レッズ(点22勝6敗3分4差+4)は歴史的にガンバを苦手としているようだが、両チームの現在の調子を見れば、勝利は大いに期待できる。マルシオリシャルデスが復調を遂げ、原口元気が体調万全の今、今季、攻撃の起点となる選手を欠いていたレッズには、ターゲットが生まれることになる。ただ、ホームゲームでもあり、長年の天敵でもあるガンバ大阪に分があるのか。